神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

くじらびと

今週のお題「お気に入りの靴下」

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                 瀬底島のビーチ


石川梵監督のドキュメンタリー映画「くじらびと」を観ました。

インドネシアのラマレラ村では伝統的なくじら漁が行われています。小さな岩盤の島なので畑が作れず、村人の主食はくじらやマンタに頼っているのです。1500人の村人を養うために年間10頭のくじらを必要としています。

小舟に乗り、銛一本で巨大なマッコウクジラを仕留めるラマファ(漁師)たち。子どもたちも逞しく、裸足で岩の上を歩き、裸眼で海に潜り、魚みたいに自由自在に泳ぎます。

靴下を履いている子はいません。常に砂浜や岩盤を歩きまわり、海水に浸かる足。相当鍛えられ、いろいろなものに直接触れ、経験を積んだ足です。その足の裏の表情を見てみたいと思いました。我々の過保護に守られた足の裏とは全然違った器官になっているのではないでしょうか。

インフラの整った靴を履く社会で靴下の色や肌触りにこだわる、選べる、買えるのはもちろん有難いことではありますが、自然から隔離され、裸足で生きる喜びを取り上げられた我々のちっぽけな気晴らしでしかないように思えました。

 

不変の私

はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと

 

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               寄り添うふたり


「自分が変わった」とわかるのは、「変わらない自分」が在るからだ。と池田晶子さんが仰っていたと思います。「鉄砲玉が飛んでいく」のが認識できるのは、「飛んでいく鉄砲玉」ではなく、「鉄砲玉が飛んでいくのを見ている自分」。変わる自分というのはいわば鉄砲玉で、変わらない自分というのはその背後にいるもう一人の本家の自分なんですね。

 

ひとりの人間はこの二人から出来ているというのがわかると、人生が少し楽になります。一人で背負いきれない苦労も、二人で励まし合ったり、愚痴を言い合ったりして乗り越えることができるからです。

10年以上前、かなり自由で快適な恵まれた生活をしていたのに、私は突然、精神的な絶不調に襲われました。理由が見あたらないので人にも理解されず、ろくに相手にもされず、病院に行って薬で治る類のものでもないことは自明でした。その場しのぎのカウンセリングもダメでした。

そんな深い闇から救ってくれたのが池田晶子さんの「14歳からの哲学~考えるための教科書~」「14歳の君へ~どう考えどう生きるか~」でした。その後、池田さんや池田さんが紹介する哲学者の本を読み耽り、「本家の自分」を意識するようになってから、フラフラ彷徨っていた「鉄砲玉の自分」がだいぶ落ち着いてきました。

「鉄砲玉の自分」にまだまだ翻弄される日々ではありますが、「変わらない自分」がいつも見守ってていてくれると思うと、思い切って「鉄砲玉の自分」も楽しめるのだと思います。親が子どもを見守り、子どもは親の気配を感じながら安心して遊ぶ感じでしょうか。一人二役、変わっていく自分も、変わらない自分も、どっちも大事な自分です。どっちが欠けても、どっちも自分を認識できないからです。お互いを必要としている、これはLOVEの起源ではないでしょうか。

 

 

 

 

沖縄愛楽園

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今週のお題「秋の歌」

11月半ば。秋とはいえ、那覇ではまだ半袖で歩いている人もちらほら。晴れていると日差しも強く感じられますが、散策するには良いシーズンです。

 

先日は屋我地島にある沖縄愛楽園を訪ねました。愛楽園はハンセン病回復者の方々が住んでおられ、観光地ではないのであまり知られていませんが、園内の交流会館ではハンセン病の強制隔離政策や患者の証言、使用されていたベッドや隔離された収容に使用された小屋などの資料が閲覧できます。

 

1900年代、ハンセン病コレラやペストと同じような伝染病とされ、「癩予防二関スル件」が制定され、患者の収容が始まりました。1931年「癩予防法」へ引き継がれ、すべての患者の強制隔離が始まります。警察が家まで押しかけ、幼い子どもだろうが老人だろうが無理やり患者を連行したそうです。指定伝染病になると、警察が出動するのですね。いずれ新コロ陽性者も入院を断ると警察に連行されるかもしれませんね!?

 

当時、家族から引き離されたハンセン病患者さんは一生療養所から出れず、実名を名乗ることができず、結婚しても断種手術や堕胎を強制され、亡くなっても故郷の墓に埋葬してもらえない・・・だけでなく、患者の家族も世間から酷い差別を受け、結婚も就職も難しかったといいます。現在、ハンセン病は治療できる病気となっており、早期なら後遺症も残らないそうです。

 

愛楽園は海を望む美しい場所にあります。沖縄戦時は米軍機の標的にもなり、閉じ込められた患者たちが多数犠牲となりました。

交流会館へ続く道のそばにあるビーチは、当時、胎児の遺体を埋めた場所だそうで、海上にぽつぽつと浮かぶ岩のひとつひとつが亡くなった胎児の頭のように見えました。波の音は静かに深くて、嘆きの歌のようです。

ネオパークオキナワ

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                                                  今週のお題「赤いもの」

沖縄県名護市に「ネオパークおきなわ」という観光スポットがあります。

動物園ほどのコレクションではありませんが、園内に放し飼いになっている水鳥をはじめ、ゾウガメやダチョウなど、かなり接近して観察できる開放型動植物園です。

東京ドーム約5個分の広大な敷地に、フラミンゴの湖、アマゾンのジャングル、アフリカのサバンナなどを再現。花や鳥、魚、動物を楽しみながら、餌をやったりして(餌は有料)のんびり散策できます。

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          日本一可愛いレッサーパンダがお出迎え

1日2公演のバードパフォーマンスショーもお勧め。オウムだけでなく、鷹やフクロウまで調教されているのでびっくりします。鳥もすっかり奴隷になるのですね。鷹はさすがに王者の貫禄、気に入らないとショーを蹴って飛んでいきましたが。

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               機関車の模型の展示も


園内には、かつて沖縄を走っていた機関車を再現した沖縄軽便鉄道が走っています。戦争で軽便鉄道が破壊されて以来、沖縄には短距離をつなぐモノレールしかありません。鉄道があれば県民に慢性的な交通渋滞や移動の不自由を強いることもなかったことでしょう。本当に巨大な損失です。

GM(自動車メーカー)もライバルの鉄道会社を潰した挙句、米国を危険で非効率な車社会にしました。今更、地球温暖化がどうのと我々に言われてもお門違いでは。

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若人の磔刑

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                 怖すぎる感性


おきミュー(沖縄県立博物館美術館)の離れのような片隅にひっそりとある県民ギャラリー。そこで、県立開邦高校芸術科の学生の作品展があります(11月7日まで)。県内唯一の芸術コースがある高校だそうです。美術館のコレクション展のついでもあり、特に期待して行ったわけではありませんが、その完成度、芸術性に、びっくり。

全体的に暗い世相や、迷える若い世代を映した作品が多かったです。それもそうですよね・・・まともな感性の人なら、この世界には絶望しかないように思われるでしょうから。

衝撃的な作品が、まるでキリストの磔刑のように壁に括り付けられた、ほぼ等身大の少女像。作者としてはそのような意図はなかったのかもしれませんが、若い人々を犠牲にして(食い物にして、踏みにじって、将来を奪って)成り立っている我々の社会の象徴のように見えました。

「このような凄い芸術家が、卒業後はサンエー(沖縄のスーパー)に就職するしかないのか」と、近くにいた人がため息をついていました。沖縄で(いや、日本中どこでも)芸術で身を立てるのは難しいですからね・・・。宝の持ち腐れとはこのようなことを言うのでしょう。才能ある若い人たちが腐らずに、花開いてほしいものです。

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              他にも面白い作品が

赤紙が来た

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ワクチン打つも打たないも自由、と言ってたくせに、市役所から「赤紙」が来ました。

巧妙に人の良心につけ込み、逆なでする文章。なので翻訳すると、

「ワクチン接種することで、あなたの大切な家族や友だちを守ることができます」

  →医療利権とそれに群がる人たちを守ることができます

「また、医療従事者や子どもたちを守ることに繋がります」

  →あなたが他人の犠牲者になってくれないと困ります

「まだ接種されていない場合は、接種を受けることをご検討ください」

  ←人体実験に参加するわけないだろ、しつこいぞ。

「日本維新」というウイルス

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              座間味村役場のクモ

今週のお題「叫びたい!」

先の衆院選では維新が議席を増やし、わが国にまたひとつ、疫病が増えました。

大阪の吉村知事が人気だそうで、嫌な予感が的中しました。郵便局をアメリカに売った小泉純一郎が出てきたときの悪夢がフラッシュバックします。

こういった売国奴をもてはやすのはマスコミの恒例行事ですね。キックバックがあるのでしょう。

「黒字なのにナゼ?」維新の会が推進した大阪市営地下鉄民営化の闇(三橋貴明×室伏謙一) - YouTube

吉村知事の死んだ魚のような目が気持ち悪くて調べたら、弁護士時代にサラ金武富士の顧問弁護士をやっていました。違法スレスレの会社を弁護して非情な取り立てに加担し、ヤクザの仕事をしていたわけです。何人もの債務者を一家離散や自殺に追い込んだことでしょう。あのツラのどこが「爽やか」なのでしょうか。恐ろしい・・・

 

維新の会といえば、人事にも政策にもあの売国奴の親玉、竹中平蔵が関与しているとか。もう、真っ黒なだけでなくドロドロに腐った政党なんですけど、わからずに投票された方、そもそも投票に行かなかった方、はっきり言って迷惑です。ちゃんと調べてから投票してください!と叫びたいです。

「日本維新」候補者選定委員長に竹中平蔵氏/考えに大賛成 橋下氏が表明/小泉改革の“戦犯”

 

橋下維新と竹中平蔵氏のアブない関係。大阪は「パソナ太郎」に支配されている?(MAG2 NEWS) - goo ニュース

野党中傷アカウントdappi

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              沖縄はまだまだ花盛り


今週のお題「お風呂での過ごし方」

沖縄は年間通して暖かいせいか、湯船に浸かって温まる習慣があまりないようです。ホテルやアパートでもシャワー設備のみが結構あります。

夏は湯船に浸かるなら海に浸かる方が気持ちいいかな?

 

今年は10月になっても沖縄はずっと最高気温30度以上の日が続き、まだまだ8月のようです。年々暑くなるのは地球温暖化というより宇宙温暖化なのではないかという説もありますね。

何が本当なのか、情報が溢れていてわかりにくい昨今。衆院選を目前に、嘘八百の動画編集で野党議員をこきおろすツイッター、dappiというアカウントがなんと法人だったという衝撃のレポートがあります。法人名は明らかにしてませんが、映画「新聞記者」を観た方なら「あ~、また内調か下請けの電通あたりがやってるね」とピンとくるのではないでしょうか。

211008 安倍礼賛 野党中傷のツイッターアカウントが法人運営だということが判明 - YouTube

9 to 5で嘘ツイートを書く仕事って、やってて空しくないんでしょうかね。しかも彼ら「職員」に払うバカ高い給料はもともと我々の税金なのでは。日本人をやってるのも空しくなります。

この事実をおしえてくれたけばぶさんはドイツ在住の日本人ですが、個人でも海外にいても取材力は日本のマスコミ以上。才気あふれる頼もしい方が増えています。

 

 

はだしのちゅら子

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            弱ったのか道路に休むルリタテハ


はだしのゲン」1~10巻まで一気読みしました。

愛と暴力の波乱に富んだゲンの半生を追いかけていたらあっという間でした。

一部の学校図書室でこの作品が自由閲覧禁止になった理由もわかりやすいです。

「わしら学校も先生も選ぶ権利があるわい」

「嫌な学校や先生を押し付けられるのはたまらんのう」

「だいたいこんとなおもしろくもないわからん教科書でなんで我慢して勉強せんといけんのね。大人が勝手に決めつけて」

ゲンが心から敬愛する先生はレッドパージ赤狩り)された太田先生だけ。

「わしゃ先生の話を聞いとった方がよっぽど楽しくて勉強になるわい」

こんなセリフを見て学校教育を反省もせず、短絡的に閲覧禁止にする教育委員会と学校。自ら墓穴を掘ってますね。

 

広島平和都市建設のために、戦後、市民が居住中にも関わらずバラックが壊されたというのも初めて知りました。悪法でも成立するとたちまちバラックは不法建築物となり、強制撤去となるのです。

「ずる賢くて悪いやつがのさばっとる世の中はたたきつぶさんといけんわい。そういうやつらが戦争をしかけて甘い汁を吸っとるんじゃけえ」

朝鮮戦争で戦争特需により潤ったのは日本でした。

被爆者・光子は女性の責任も問います。

「国防婦人会や愛国婦人会も自分の夫や息子に、国のため天皇のために立派に死んで来いと言った。女にも戦争を起こした責任はあるんだ。日本中の女が身体を張って反対したら男の思うようにできず戦争はふせげたはずだ」

「あの貧相なつらをしたじいさんの天皇今上裕仁を神様としてありがたがり、でたらめの皇国史観を信じ切った女も大バカなんよ」

「原爆で苦しみ抜いた弱い者を利用してのうのうと生きとるヤクザも許せんよ」

戦後のどさくさに紛れて土地を奪ったり、盗品を流して闇市で荒稼ぎをしたり、戦争孤児を誘拐して利用、搾取したり、ヤクザは莫大な力をつけました。そこから軍資金を得て、なんと議員になる者もいました。広島にヤクザが多い理由がわかります。

 

殺人罪で永久に刑務所に入らんといけん奴はこの日本にはいっぱいいっぱいおるよ」

「まずは最高の殺人者天皇じゃ。あいつの戦争命令でどれだけ多くの日本人、アジア諸国の人間が殺されたか。命令ばっかりして自分はいつも安全圏にいてのうのうと生き残っとる東条内閣の大臣や役人どもも大殺人者じゃ。戦えば必ず勝つとうぬぼれて戦争を始めた陸海軍のバカな軍人の幹部どもも大殺人者じゃ」(被爆者・勝子)

 

戦争を終わらせたのは天皇でも軍でもなく、被爆の犠牲となった37万人の広島市民でした。

「日本人は広島、長崎の犠牲に感謝せんといけんんわい。生き残れて安心して眠れる戦争のない世の中にしたんじゃけえ。いや、世界中の国々も広島、長崎に感謝せんといけんわい。核兵器の恐ろしさを知れたじゃけえ。地球がほろびる核戦争を防いでおるんじゃけえ」

弟となった隆太がゲンに言います。

「おまえは原爆の恐ろしさを証言できる大事な見本じゃ。これからの地球上の人間を救える証言者じゃ。天皇よりよっぽど役に立つ偉い人間じゃ」

原爆だけでなく社会の、人間の恐ろしさをこんなにくっきりと描写してくれた漫画が他にあるでしょうか。ワクチン接種しない人、マスクをしない人が「非国民」扱いされる今、あらためて、ゲンが生きた世界は終わってないんだなと思います。

 

 

 

 

 

 

「はだしのゲン」時代が再来

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本島から瀬底島にかかる橋

今週のお題「今月の目標」

夏休みに瀬底島を訪れたところ、旅館のホールが漫画祭り状態でした。その中で見つけた一冊、中沢啓一の「はだしのゲン」。広島で被爆したゲンが戦中戦後の理不尽な境遇でも自分を見失わずに生きていくという伝説的な名作ですが、実際に読んだことはありませんでした。

第一巻から凄い暴力の嵐で、必死に生きる人間のストレートな表現に惹きつけられます。今からわずか80年くらい前の話ですが、天皇や政治家の戦争責任を声高に問うゲンの父親が無実の罪を着せられ、警察で拷問を受けたり、「非国民」の息子として学校や近所で虐められるゲン兄弟姉妹。

子どもでも大人でも、権力に従わない者は殴る蹴るは当たり前だったんですね。まあ、ちょっと前まで教師による暴力は日常茶飯事でしたし、今でも陰湿な虐待は学校でも家庭でも会社でも相当ありますから、日本人は本質的に変わっていないと思った方がよさようです。

 

戦争を題材にしたきれいめアニメは「この世界の片隅に」などがありますが、「はだしのゲン」に比べると心身に迫るリアリティが全然違います。「はだしのゲン」は自ら被爆者である中沢氏の強烈な原体験が貫通しており、戦争を起こした権力者だけでなく、それを担いだ市井の人間への怒り、憎しみ、哀しみがこれでもかと細部にまで溢れているのです。これを描かねば中沢氏の原体験は成仏できなかったでしょう。

戦禍の悲惨は個人的体験が多くの人によって語り継がれてきましたが、元をただせば一体誰が、何が原因でこんな目にあっているのだ?とゲンは苦しみの中で執拗に問い、答えを出し、我々に投げつける、いや託しているのです。新聞やテレビのキャスターがしたり顔で「問い続けましょう」とか言って曖昧に収めるのを見るたびに頭にきます。

 

「非国民」といえば、ヨーロッパではワクチンパスポートなるものが導入され、日本にも輸入され、非接種者が非国民扱いされそうな雰囲気です。非接種者には罰を与えろ(虐待しろ)という国民が4割もいるそうですから、「はだしのゲン」の再来ではないでしょうか。「非国民」は「国民」に日常的にどういう扱いを受けるか、この漫画を読むとよくわかります。

isoladoman.hatenablog.com

はだしのゲン」そのものが非国民扱いされ、少年ジャンプでの連載が途中で打ち切られました。松江市では「誤った歴史観を植え付けかねない」として、学校図書館から「はだしのゲン」を撤去するよう市民から陳情があり、教育委員会も応じたとか。まるでYouTubeなどSNSが「誤った情報が広がりかねない」と反ワクチン動画を言語道断に切り捨て、削除する動きとまったく同じです。

我々の社会はそもそもこういう非論理的で低級な支配者や精神構造のうえに危なっかしく立っているのだということを臨場感をもって学ぶ意味で、今月こそ「はだしのゲン」を読むことをお勧めします。読みたいときにはもはや発禁処分になっているかもしれませんから。

 

岸田文雄とは?

自民党総裁に選ばれた岸田さん。

Yahoo ニュースに人物像を紹介する記事が出てましたが、記者質問のくだらなさに仰天。

どのくらい飲めるか?好きなミュージシャンは?奥様の手料理は?

はあ?小学生の質問じゃないんだから!読者を、国民を馬鹿にしてるとしか思えません。核廃絶に関する質問も表層的で陳腐で浅薄です。

自民新総裁・岸田氏はどんな人?政治家の原点、好きなものは…人物像を紹介(西日本新聞) - Yahoo!ニュース

 

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政治家よ、これ以上日本を汚すな、売るな     瀬底島の蟹

そもそも政治家の人物像とは、その政策のことではないか?

Wikipediaによれば岸田は原発賛成、核燃料サイクルも賛成。女性宮家創設は反対。森友学園問題も再調査は考えない。

神道政治連盟日本会議に所属しており、バリバリの極右です。戦争責任をバックレる天皇や政治家を正当化する、有事の際は国民を真っ先に犠牲にする、つまりアブナイ人なのですが、こういう大事なことを報道しないってことは、我々に広く知られるとアブナイからなのですね。

逆に、マスコミが絶対に報道しないことをヘンだな?って自分で調べれば、事実がわかるということでもあります。自分こそが信頼できるジャーナリストになるのです!

 

情報規制社会

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クロマダラソテツシジミ   @座間味村

JPSikaHunterシカハンターさんの貴重なコロナチャンネルが次々と削除されています。

慎重派の医師によるコロナやワクチンの説明チャンネルがどんどん消され、情報が受け取りにくくなっており、世界中が中国化していますね。

隠語で話す世の中って、既に戦時下ではないでしょうか。

ワクチン打つのに副反応出る率8割だから三日も休暇を取るとか、この異常を異常と思わず受け入れる人々は既に正気を失っているのではないでしょうか。戦時下の日本人の精神状態みたいに。

ウイルスが敵なのでしょうか。本当の敵は、味方のふりして親切そうに近づいてくるやつらなのではないでしょうか。

厚労省のワクチン副反応検討部会も9月10日以来開かれていないので、開けないほど副反応事例が増加しているのではないかとシカさんは推察しています。

いやな感じがします - YouTube

 

突然ワクチン推奨派に鞍替えする専門家も出てきて、不気味です。

大阪大学名誉教授の宮坂さんは免疫学者として、即席ワクチンに警鐘を鳴らしていました。それが、一転してワクチン推奨側に回るなど、不可解な動き。推奨する理由は通り一遍で特に新しい見解もない。ワクチン副作用による死亡は自動車事故の確率より低いとか、原発事故の想定問答集みたいなおかしな比較を持ち出しています。まるで厚労省が指令を出すロボットみたいです。

ワクチン「打たぬ選択ない」免疫学の第一人者、慎重姿勢を一転 データで安全確信|総合|神戸新聞NEXT

衆院参考人として呼ばれたあと、突然豹変したそうですから、脅されたのかもしれません。消すぞ、とかね。

カフェオリオリ

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手作り感のあるアプローチ

名護市は那覇から車で約1時間。宇茂佐のカフェOLIOLIでランチにしました。

高台にあるこの周辺は病院ばかり。市街地から離れていますが、店内には続々とお客さんが。それもそのはず、まるで懐石料理みたいに小鉢が並ぶランチ定食がなんと780円(コーヒーはプラス200円)。テイクアウトのお弁当は500円。かなりお得感が。

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スープ、デザート付きのランチ定食

でも、この店にたどりつくまでかなりウロウロしました。「OLIOLI」という看板が出ていないのです。諦めてこの店に入ったら、店内の壁に「OLIOLI」と書いてあり、苦笑しました。本当に沖縄のお店って一筋縄ではいかない面白さがあります!

店内はアーリーアメリカンな味わいのあるインテリア。風が心地よいテラス席もあり、ゆったりくつろげます。

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「A」と「A2」

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中国伝来の土地神様を祀る瀬底土帝君(せそことていくん)       瀬底島

森達也監督のオウム真理教教団に取材したドキュメンタリー映画「A」を観ました。それまでの教団情報を覆す衝撃的な内容だったので、「A2」も続けて観てしまいました。

 

麻原彰晃のような胡散臭い教祖の元になぜ信者が集まるのか。洗脳されているに違いない。それにしても、彼が指示したとされる大量殺人事件の後でも改宗せず、教団に残る信者がいるのはなぜなのか。ずっと不思議でした。

尊師が事件を起こしたからといって、自分の信仰が変わることはない。と信者の一人は言いました。

あ~、彼らは麻原を信仰していたのではない。麻原を信仰する自分自身を信仰しているのだ、と思いました。うまく言えないので伝わらないかもしれませんが、「信仰」そのものに帰依しているというか。だから彼らの信仰は揺らがないのです。そもそも、揺らがないのが「信仰」だからです。なんか崇高な精神を見たような気がしました。

 

教団の起こした大量殺人事件は許されるものではありませんが、事件とまったく関係ない信者を執拗に責めたて、町から追い出し、右翼の街宣車まで出てきてがなり立てるのはかなり行き過ぎではないかと思いました。

人畜無害な信者たちより、大量の放射能を撒き散らした東京電力や、国民の血税をドブに捨てたオリンピック委員会の方が社会悪だと思いますが、こういうデカい組織には物申さず、相手が弱者とみると攻撃してくるのですね。こういう一般大衆と信者らの人間性の違いも、映画ではコントラストとしてくっきりと見せてくれます。

結局、追い出そうとした町の住民と教団信者は言葉を交わすうちに仲良くなり、本の貸し借りをするほどの付き合いも生まれるのですが、そういうことはマスコミはまったく報道しません。「対立」の方がテレビや新聞的には絵になるからです。

真実を報道せず、イメージ誘導するマスコミこそ、我々を洗脳する主犯ではないでしょうか。すでに彼らはマスゴミと呼ばれていますけれど。

また、信者を妨害する警察官(公安?)が無理やり公務執行妨害をでっちあげ、逮捕するやり口にも驚きました。カメラが回っていたので翌日には信者は釈放されたものの、撮影した証拠がなければ当局のいうまま拘留されていたでしょう。オウムと反オウム、どっちがまともなのでしょうか。考えさせられる作品です。

 

 

どこでも瞑想

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兄弟でお昼寝

今週のお題「眠れないときにすること」

夜は秒速で寝てしまうという知り合いがいます。

どうしてそんなに寝つきがいいのかと聞くと、「寝るつもりはない。瞑想しているつもりなのだが、結果的に寝ている」とのこと。眠れないなら、むしろ寝ようと思わない方がよいようです。

ふだん時間をとって瞑想するのが難しい方は、寝る前の時間を当ててみてもよいかもしれませんね。寝るポーズでできるのはOSHO「死の瞑想」などがあります。自分が死体になったつもりで瞑想して横になるだけ。ああ、死んだ。ホッとして、落ち着きます。

 

流れる雲やそよ風や小鳥のさえずりに瞑想することもできますね。混んでる電車の中で吊り革につかまりながら瞑想するという人もいます。雑踏に瞑想できるのはかなり上級者かもしれませんが。

以前、平日の午前中、ガラーンとしたゲームセンターでたった一人、いつまでもゲーム台の前に座っていた老女の無心の眼差しが印象的でした。それが「空虚」を見ていたのか「虚空」だったのかわかりませんが、瞑想している人のようでした。