神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

「残酷人生論」

今週のお題「最近おもしろかった本」

邪の国、ジャパン

故・池田晶子さんの「残酷人生論」を読み返しています。「14才からの哲学」「考えるヒント」シリーズなど、折に触れ読むたびに彼女の単刀直入で適確な考察に唸らされます。竹を割ったような潔さ、美しささえ感じます。

極めつけは「死は無い。なぜなら、死は無になることだが、そもそも無は無いからである」。ここまで簡潔に言われると、普通は呆気にとられてしまうのではないでしょうか。我々は本当に複雑怪奇な世界に生きているので、彼女の思考の論理的簡潔さに戸惑う人も多いようです。

 

沖縄大学土曜教養講座で「米軍人の公務外不法行為とSACO見舞金不支給事件」をオンライン受講しました。ケーススタディは10年以上も前に沖縄で米軍属に襲われ重傷を負ったタクシー運転手がいまだに一円の見舞金すらもらえていない事件です。

まず、被害者側がわざわざ日本の裁判所に訴え、加害者である米軍人の損害額を確定する。日米地位協定により米政府が支払う見舞金をのんびり見積もられる。その差額を、日本政府がSACO見舞金として支払うことになっているのですが、10数年も放置された遅延損害金については支払う義務がないと決めつけ、了承しない被害者側にいまだ元金約140万円の見舞金すら支払われていないというのが、2022年7月に那覇地裁が判決を下した「SACO見舞金不支給事件裁判例」です。

 

論点として

●そもそもSACO見舞金制度が行政処分かどうか、法体系の位置づけとしてとして曖昧

●延滞金支払いをしないのは行政官僚の「通知」であり、法令ではない。通知の上位法も不明で解釈も不透明

●「必要に応じて給付」という文言が行政側の裁量次第の制度となっており、当事者全員の救済制度になってない

などが挙げられると思いますが、そもそも国民を助ける気は「無」なのが日米の共通合意ということを、国民全員が見るべき判例ですね。

 

日本各地にある治外法権の米軍基地。米軍属との事故に巻き込まれたら、我々も何の保障もなく捨ておかれて泣き寝入り。他人事ではないのです。

コロナワクチン障害の見舞金もただの「通知」であり法ではないのではないかしら。だから申請しても「裁量で」認められるのは僅か。「通知」かどうか調べようとしましたが、時間がかかりそうでやめました。「通知」だろうが「法令」だろうが、どうせ国は国民を助ける気はないのはこれまでの原発訴訟しかり、違憲訴訟しかり、判例でハッキリしてますしね。

SACO訴訟で被害者を助け、頑張っておられる弁護士さんには頭が下がりますが、彼らの意思を挫き抜くのが当局の目的なのですから、なるべくストレスをためないで、むしろゲーム感覚で攻略を楽しんで、と言いたいです。

我々は最低の政府に付き合って人生の時間を無駄に費やすより、池田晶子など至高の作家と付き合って、豊かな思索の時間を持つことがお勧めです。

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脱・日本

今週のお題「マイルーティン」

現存する資料では龍柱が正面向きである

沖縄は意外と文化・歴史・政治・自然科学系など各種イベントが活発な地域だと感じます。東京も多いのでしょうが、多すぎて散漫というか、東京は広くてなかなか通いきれませんでしたが、特に那覇にいますと毎週のように近所で講演、集会やら演劇・演奏・発表会などが行われています。規模の大小にかかわらず、情報源は新聞やチラシ・ポスター、口コミなどネットに載らないものも多いので、チェックが日課となっています。

 

昨日は沖縄唯一のデパート「りうぼう」の入っているビルにあるパレット市民劇場で「琉球民族独立総合研究学会」のシンポジウムに参加。

石垣島出身の神奈川大学教授、後田多敦(しいただあつし)教授による琉球・沖縄史の基調講演がありました。

琉球国の成立はかなり古く、1372年に明へ最初の進貢が確認されていますから少なくとも650年の歴史があります。それに比べて法令上いつ成立したのかも曖昧な日本国に侵略され、1872年琉球国王尚泰琉球藩王に封じ(明治天皇による王権接収)、1875年清国との関係断絶命令(外交権接収)、1876年警察権・司法権の日本への移管命令(警察権・司法権の接収)、1879年命令違反を理由として王権接収と沖縄県設置により、日本に併合されました。

そもそも琉球民族は宗教も文化も言語も歴史も日本人とはまったく違います。そこで明治政府は島言語や国家祭祀を禁じつつも地域祭祀は残すなど、分断と混乱政策によって琉球民俗を破壊し、今ではほぼ達成されています。日本人がそこまで悪賢く侵略できるとは思えないので、やはり明治政府を導入した欧米プロ支配層の入れ知恵があったのではないでしょうか。

 

国内法では解決できないため、琉球人は20余年国際人権機関に救済を求めたり、辺野古基地建設を巡る理不尽な扱いをきっかけに、当時の翁長知事は「沖縄の人々の自己決定権や人権が蔑ろにされている」と国連で世論に訴えました。

2014年国連自由権規約委員会は日本政府に対し、「締約国(日本)は、アイヌ琉球及び沖縄のコミュニティーの権利を十分保障すべきである」と勧告。国連人種差別撤廃委員会は「ユネスコによる独特な民族性、歴史、文化及び伝統の承認にもかかわらず、琉球・沖縄を先住民族として承認しない締約国(日本)の立場を遺憾に思う」としましたが、これに対して日本政府は2016年に琉球人が先住民族であることを否定しています。

それなら日本人と同等に扱ってよ、と思いますが、相変わらず鉄道もない不便極まりないところに住まわされ、渋滞と低賃金、基地(汚染・騒音・事故・犯罪)負担を強いられているのです。

 

近年燃え落ちた首里城の門柱として象徴的な二本の龍柱は、オリジナルは正面向きだったのに、日本政府によって相向きに捻じ曲げられていました。再建を機会に、正面向きに正しく置かれることを期待したいと思います。

琉球人にとって日本は本土でもないし、内地でも祖国でもない。復帰もクソもありません。沖縄が真っ直ぐ正しい方を向いて進めますよう祈ります。

 

宮永栄一「YUGAWAI」(世変い)

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再び、久米島

パワースポットと言われるミーフガー

沖縄本島から西へ約100㎞。先月の旅行は自転車で廻りきれなかったので、久米島に再チャレンジしました。

面積約63㎡、人口約7700人という大きな島。路線バスもあり、盆と正月には島内の名所を巡る観光バスも走っているそうです。レンタカーの場合、早めの予約が必要です。

島の北部にあるタチジャミ自然公園。タチジャミとは立ち神という意味で、高さ40m幅70m厚さ5mという屏風のような形をした奇岩があります。周辺まで近寄れるかなと思いましたが、生い茂る草木に阻まれました。

久米島には畳石など奇岩が多く、具志川城跡のそばにはミーフガーと呼ばれる巨大な岩壁も見られます。

風葬の後が残るヤジヤーガマ洞窟や、島の全景を見渡せる宇江城城跡、マングローブが見られる白瀬川、だるま山公園など、散歩道も整備され、島全体が自然公園のよう。北部と南部で島のいろいろな表情が楽しめます。

慰霊碑

島の一番高い山頂にレーダーだの景観に似合わぬものが。航空自衛隊久米島分屯地です。ここは第二次大戦時、日本軍の基地があった因縁の場所。

帰り道、思いがけず、慰霊の塔がありました。第二次大戦では久米島も空襲を受け、沖縄戦に駆り出された1101人が犠牲になりました。

天皇の戦争終結宣言があった後にも関わらず、住民の密告により、日本軍にスパイ容疑をかけられ、幼児を含む20人が殺害される事件もありました。島民が島民を密告し、日本軍に殺害させる。追われて逃げる島民を誰も助けない。この美しい牧歌的な島でちょっと信じられませんが、実話です。

このような島民による殺人で亡くなられた方々の名も、慰霊碑に記載されているのでしょうかね?

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月桃茶

自然の恵み

沖縄では野原や道端など、どこでも見かける月桃

葉や実がお茶として利用できます。

そこら中で除草剤が使われていますから、やたらと摘むのも躊躇しますが、実がオレンジ色に色づいていたので、干してお茶にすることにしました。どのくらい干したらいいのかもわからず、軽く洗って、適当に2~3日、陽に当てます。

割れて種がこぼれ出したので、殼付きのまま湯を注いで飲んでみました。紅茶のような強い主張はありませんが、スパイシーで良い香りです。

 

食料危機が煽られていますが、「不食の人」みたいに食べずに生きていければいいのですけれど。いきなり不食は無理としても、少食にしていくのも身体の負担が減って良いのかもしれません。

honto.jp

ところで、先日、生ごみの袋を開けたら、肌色のウジ虫がいっぱい!!

いつの間に湧いたのか、初めてウジ虫なるものを見てショックでした。と言うとウジ虫には失礼ですが。沖縄戦の最中は負傷した人々の傷口にウジ虫が集り、腐った皮膚を食べる音がチュクチュク聞こえたという証言があります。確かに生ごみからも音が聞こえそうでした。

肉の代わりに昆虫食がしきりに宣伝されてますが、イタリアではパスタなどに昆虫を混ぜようという動きがあるそうです。食品の原材料名に「たんぱく粉」と書いてあったら、昆虫の粉末が入っている可能性が。よくわからない昆虫の学名が書いてあり、主婦が試しに調べたら「ウジ虫」に行き着いたそうです。

コチニールなど、すでに我々は昆虫を食べさせられていますが、能天気な庶民にはウジ虫でも食べさせておけってことなんでしょうか。

 

 

 

「ゴールデンカムイ」がスゴイ

夏も終わり

たまたま瀬底島の宿で出逢った漫画「ゴールデンカムイ」。

明治時代の北海道を舞台に、「不死身」の異名を持つ元兵士とアイヌ民族の少女が日本軍や脱獄囚らと金塊の争奪戦を繰り広げる物語です。まだ24巻までしか読んでませんが、完結したそうです。面白すぎて、読み終わるのがちょっと寂しいような。

道内に隠された金塊への手がかりは、網走監獄脱獄囚たちの背中に彫られた刺青。大日本帝国陸軍第七師団、新撰組残党らが入り乱れ、壮絶な金塊争奪戦が繰り広げられます。悪人だけれど憎めない。変態だけれど愛らしい。登場人物のどれも見事にキャラが立ち、人間の複層性を捉えた味わいのある作品です。

 

アイヌ文化についても非常に興味深く学べます。狩りの仕方、獲物のさばき方、食べ方、薬草の用い方、雪山でのサバイバルの仕方・・・自然と共存しながら生きていく叡智を持っていました。アイヌは自分たちで衣食住、何でもできたから、支配者なんか不要だったのです。だからこそ政府に敵視され、根絶されたのでしょう。世界各地の先住民族は皆同じ運命を辿っていますね。支配者にとっては、先住民族の偉大な文化が広く世界中の人々に継承、共有されては困るわけです。支配できなくなるから。

 

翻って我々を省みると、電気やガスがないと生きていけません。エアコンや自転車が壊れても自分で修理できません。家も誰かに建ててもらわないと、自分では造れません。糸も紡げないし、服も縫えません。スーパーがないと野菜も肉も調達できません。誰かに教えてもらわないと学習もできないし、雇ってもらわないと仕事も創造できないという事態に陥っています。こんな状況で自己肯定感を持てと言っても無理ですよね。だって、自分じゃ何もできないんだから。火すら起こせないのですから・・・。

結局自分一人じゃ何もできない(できないように仕立てられた)我々が、支配層に使い捨てにされるのは当然なのかもしれません。いくらでも代わりはいるわけですから。

家畜のように定期的にワクチン打ったり、薬を投与したり、数だけは多いわけですから。

そして、一人で生きていけない家畜が多いほど、支配層は餌をやったりやらなかったり、支配し放題ですから、さぞ嬉しいことでしょう。我々は自由と文明を謳歌しているつもりでも、実は柵の中で放牧されているだけなのではないでしょうか。

 

アイヌ」や「ホピ」とは「人間」「平和の民」という意味だそうです。ホピの言う「コヤニスカッティ」とは「常軌を逸した人生、崩壊する社会」で、我々のことを指すのだそうです。

eiga.com

野田サトル氏インタビュー

https://konomanga.jp/interview/52634-2

2022沖縄県知事選終了

山本太郎様も駆けつけました

9月11日は盛り上がらない沖縄県知事選でした。

投票率は58%。過去2番目に低いらしい。それもそのはず、候補者3名は辺野古反対だが那覇軍港の浦添沖移設には賛成という煮え切らない玉城デニー、自民統一教会に魂を売った佐喜真淳、何を考えて出馬したのか意味不明な下地幹郎。ということで、消去法で選ぶしかない感じでした。

もっと善き候補者は他にたくさんいるのですが、それを組織する力、組織しようという意欲も沖縄人からは失われているように思います。今年は本土に復帰して50年が経ちますが、ずっと基地問題と戦ってきたし、基地をどうするかが選挙時の争点になっています。50年ずーっと、です。いい加減イヤになるのもわかります。

国民に決定権があるとされる「民主主義国」に復帰したつもりだったのに、事実上、「基地を撤去せよ」という沖縄の民意に決定権はありません。「決定権なき決定者」と呼ばれる所以です。(そのくせ、自民統一教会候補者が勝つと「基地は沖縄に容認された」と途端に「容認決定者」にされてしまいます。そういう利用のされ方を沖縄人は承知していて、今回の知事選でも、最低でも玉城氏選出は中央政府に対する断固とした「ノー」という民意だったのです)

が、沖縄だけが「決定権なき決定者」ではありませんね。アベノ国葬問題しかり、日米地位協定しかり。もう、誰に何を言っても無駄だと。日本国民全体が無力感に覆われているようです。

 

先日、辺野古の住民の話を聞く機会がありました。家族の間でも普天間基地辺野古移設賛成、反対で揉めているそうです。家族が分断されるのは基地のせいだ、と怒っています。

しかし、本当に基地問題だけのせいでしょうか?もともとその家族はその程度の繋がりだったんじゃないでしょうか?本当に家族を愛し、大切に思い、だからこそ何があっても相手を理解するという姿勢を貫いていたら、分断なんて起きるかしら?辺野古より家族を愛していたら、争いなんか起きるかしら?なんて言ったら怒られるでしょうけれど。

 

あらゆる問題から解放され平穏に暮らしたいと願うのは当然ですが、「平和ボケ」という言葉もある通り、あらゆる問題は我々に緊張感を与え、思考力を鍛え、実力を磨くきっかけにもなります。安易に環境や人のせいにして責任転嫁するのは簡単ですが、それでは思考停止してしまいます。せっかく与えられた問題を自分のために生かしきれていないと言えます。

問題を解決することより、問題を超越すること、問題から解放されることより、問題を問題だと思う自分を解放することに、意識をシフトしていけたらいいですね。我々は常に問題とともに生きていかなければならないわけですから、問題をただ憎むのでなく何か貴重な関係を築くことができたら、問題は問題のままでありながら、問題ではなくなるのかもしれません。

 

文章の力

今週のお題「おすすめブログ紹介」

お休み中

第三次世界大戦がもう始まっているといわれる今日このごろ。

数年前から我々に警鐘を鳴らしているブログをご紹介します。

現在休止中のようですが、この機会に第一回からじっくり読んでいくと、世界と日本の黒歴史を一通り学べるのでお勧めです。裏の歴史を知っておくと、表向きの無味乾燥な歴史解釈の醜悪な臭いも腐り具合もくっきりとあぶり出されてきます。

そして、このブロガーの文章の力に賭ける思いを感じます。

isoladoman.hatenablog.com

先日、整骨院に行ったところ、担当してくれた整体師が新コロに感染して大変だったと言っていました。ワクチンを二度も打ったのに罹ってしまったのだそうです。彼の周囲ではワクチン接種者しか感染していないといい、ワクチンに対してはかなり疑心暗鬼になっているようでした。

でも、整体師なのですから最初からワクチンに頼らず、自己整体して病気を防いでほしかったです。

また、アロマテラピーに行ったところ、担当してくれたアロマテラピストが体の不調で薬を飲んでいると言っていました。

彼女もせっかくアロマテラピストなのですから、薬に頼らず、まずはアロマで体調を治せなかったかと思います。そうすることが、その道の専門家(プロ)だと思うので。

整体師もアロマテラピストも人生を賭けて学んだであろう自分の仕事、自分の力を殆ど信じていないようで、とても意外だし、残念でした。

 

では、翻って自分の仕事、自分の道って何だろう?

少なくともブログを書いている以上、文章の力を信じているし、さらに高みを目指したいと思います。それが自分のためであれ、誰かのためであれ。

 

 

 

家庭倫理の会って?


「家庭倫理の会 那覇市」という看板を掲げた事務所を街中で見つけました。那覇市が関係しているような紛らわしい名称です。いつもブラインドが下ろされ、中がまったく見えません。営業してるのかどうかもわかりません。

直観で思いっきり怪しいので調べてみると・・・統一教会と関係のある一般社団法人倫理研究所の分派でした。一般社団法人と名乗り、宗教色を消して布教(洗脳)しているようです。

HPで活動内容を見ると、市内の仲井間小学校や城南小学校、商工会議所などで子育てセミナーや子ども倫理塾なるものを堂々と開催しているので、びっくり。那覇市だけでなく、沖縄全土を侵食しています。たぶん、本土も同様でしょう。

 

家庭倫理の会那覇市

http://www.rinri-nahashi.com/katudou.html#kosodate220331

家庭倫理の会沖縄中部も

https://okichubukoho2.wixsite.com/okichubutop

倫理研究所

https://www.rinri-jpn.or.jp/about/

 

丸山敏明 倫理研究所理事長は日本会議の代表委員である

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%B8%E5%B1%B1%E6%95%8F%E7%A7%8B

日本会議の役員名簿でチェック

http://www.nipponkaigi.org/about/yakuin

 

統一教会日本会議の密な関係(東京新聞

www.tokyo-np.co.jp

政府認可団体だからといって、市も県も無責任に容認してますよね。

そもそも認可する政府自民党そのものが旧統一教会=CIAで、日本人を奴隷として、羊のように従順に育てよう、彼らが使いやすいよう洗脳しよう、と長年画策しているわけですから、自治体もいい加減学習してわきまえてほしいものですが。

CIA関連団体はかなり我々の間に巣食っており、新コロ同様、感染が広がっています。自治体の中にも陽性・発症者が多いのが実情のようです。

ja.wikipedia.org

 

無法地帯

またやったわね

安倍元首相が亡くなったとされ、巨額の国葬が大問題になっています。が、そもそも「安倍氏は生きている」という荒唐無稽な説が、信ぴょう性を帯びています。

 

2発目の銃弾に倒れるところが、ニュース映像ではカットされているのが恣意的でした。当初は散弾銃じゃなくてライフルで狙撃されたのではと思ってましたが、医師団の説明によればかなり出血してるはずなのに現場に流血がないとか、体内に残っているはずの弾が行方不明で見つからないとか、いろいろ不可解、不自然な点が次々と出てきました。しかし、生きてるとなれば辻褄が合うようなのです。

 

ちょうど撃たれたところの動画を探して見てみると、やはり、散弾銃にしてはまったく威力に欠け、倒れ方がゆっくりで足腰もしっかりしているし、倒れたというより屈んだ感じで下手な芝居のよう。

twitter.com

なぜこんな芝居に討って出たのか。

安倍氏自身が今までの虚偽答弁がいよいよ危うくなり、にっちもさっちもいかなくなってきた。自民党も旧統一教会と一体となって進める憲法改正、緊急事態条項をつくるために、参院選で何としても勝たねばならなかった。

両者の思惑が一致して、安倍氏が暴漢に襲われ、負傷することで彼の虚偽問題から国民の目をそらし、さらに自民党には同情票を集めるというシナリオを作る。

 

ところが、実際、現場にはクライシスアクターが多数発見されたり、不自然な動きをする警備係、素人の手作りというお粗末な凶器、ありえない方向に飛んだ弾が発見され、安倍氏のほかに負傷者ゼロ、流血なしなど、茶番劇を見抜いた国民の目を欺くことが難しくなり、それなら「もう死んじゃったことにしよう」と急遽シナリオを書き換えたというのです。

 

じゃあ、医師団の発表も嘘なのか?棺桶に入っていたのは誰?まさか警察がそんな嘘の片棒を担ぐのか?と思っていたら、中村格警察庁長官辞任のニュースが。

この中村氏は警察庁に入庁したあと、2010年から内閣官房長官秘書官に就任、その後警察庁刑事部長となるが、安倍の御用記者、山口敬之による準強姦容疑の逮捕状を握りつぶすなど「官邸の番犬」「政権の腰巾着」「Brown noser」と呼ばれる男。まあこの人ならまさかのシナリオの片棒も、尻尾を振って担ぎそうですね。辞めても次の天下り先は夢の大企業の顧問ですし。

news.goo.ne.jp

今後、警察庁がますます県警を牛耳り、指揮系統が一本化していく流れができそうですが、それも一連のシナリオライターの狙いなのでしょう。

それにしても・・・「殺すな」「盗むな」「スピード違反するな」と法律遵守を強いられ、守らないと罰を与えられるのは平民だけ。

権力者トップは何をしても許されるし、何でもできる無法地帯なのです。むしろ、盲目的に法律を遵守してると、権力者としては無能で失格。生き残れない世界なのでしょう。それはそれで・・・ご苦労さんというか、哀れというか、大変ですねというか。

権力者は法の縛りもなくフリーですから、どうやって平民を囲い込み搾取するか、ワクワクしながら自由に楽しく、クリエイティブなシナリオが書けるのでしょう。

平民は法が我々を守ってくれると、のほほんと草を食んでいます。

 

 

 

 

ネトウヨは旧統一教会?

水を飲む蝶をよく見かけます

沖縄県知事選は9月11日。候補者で自民党の佐喜真淳氏、前衆院議員の下地幹郎氏も旧統一教会と関係していたことがわかりました。

自民党を中心に地方の議員まで旧統一教会ウイルスに侵されていて、びっくりです。コロナより蔓延していて重症ですね。

 

統一教会は将来世界を韓国語で統一し、日本、アメリカ、イギリス、フランスなど五か国を統一し、宗教と政治の祭政一致国家を作ることを目的に掲げているそうです。荒唐無稽ですが。こういうキチガイに選挙や金目当てで政治家がすり寄っていたとは・・・どこまで腐っているのでしょうか。

また、主に日本人を騙して搾取するのは、植民地時代に韓国人から相当搾取したので、その正当な見返りだと主張しているそうです。

 

有田芳生さんが言ってますが、不思議なのはネトウヨが、反日カルトである旧統一教会に対しては何も攻撃せず、シーンと静まり返っていること。似非右翼は慰安婦問題や徴用工問題では街宣車を出してヘイトスピーチをがなり立てるなど、韓国にあれほど攻撃的だったのに、なんで旧統一教会には何も言えないのでしょうか?日本と日本人を愛してるはずの、あの日本会議も、沈黙していますよね。

もしかして、日本会議ネトウヨも、実は旧統一教会の人が一人二役も三役もやっているのでは?そして旧統一教会って、実はCIAの関連業者?そう考えると誰も強く出れないのも腑に落ちるのですけれど。

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久米島へ

干潮時の畳石

先日、急に思い立って、久米島を訪問。

準備期間もなく、あまり調べる暇もなかった。ざっと調べて多少坂道はあるものの、たぶん電動レンタサイクルで観光地を廻れるだろうと踏んで行った。しかし、この暑さ。

しかも、久米島は結構大きい島である。観光パンフレットには自転車で島一周できると書いてあるが、ロードバイクのサイクリストでない限り、真夏に真に受けてはダメである。

初日は地元の路線バスに乗って、島東部のイーフビーチに移動した。軽石が多少漂着しているが、真っ白い砂浜が美しい。小魚は多少いるが、珊瑚は絶滅に近い。

二日目午前中は船でハテの浜へのツアーに参加した。お盆という時期もあり、見渡す限り白い静謐な世界のはずのハテの浜にはカラフルなパラソルがたくさん立って、とても賑やか。遊泳区域の珊瑚はほとんど絶滅しているが、グラスボートで途中の美しい珊瑚礁を見ることができた。しかし、浅いからボートが珊瑚をなぎ倒すのだろう。ボキボキ折れている珊瑚も多く見受けられて、心も折れる。

ティファニーブルーな海の色のハテの浜

午後は電動自転車を借りて畳石を見に行った。久米島と橋でつながった奥武島にある奇岩群で、全体的に亀の甲羅のような形をしている。安山岩質の溶岩がゆっくり冷えて岩石になる時にできたと言われているが、それにしても不思議な不自然な模様で、巨大な亀の化石のようだ。

その後、サイクルコースから外れて、無謀にも北部に近い比屋定バンタを目指す。電動自転車だが、上りの坂道は結構重い。バッテリーを気にしながら、天空を渡るスライダーのようなティーダ橋を渡る。もしかしてこの橋は島の一番の観光スポットではないか?カップルがバイクに二人乗りでキャーキャー言いながら嬉しそうに飛ばして行く。気持ちはわかる。下りの爽快感、解放感も素晴らしい。

三日目、午後出発のフェリーの時間までホテルの自転車を借りて西部を観光するつもりだったが、電動自転車ではないし、昨日の疲れも残って断念。近くの御嶽やホタル館をぐるぐるサイクルして終わった。

お天気には恵まれたものの、旧盆中は飲食店が休みのところが多かった。沖縄では先祖の霊をウンケー(お迎え)・ナカビ・ウークイ(お見送り)と親戚が集う行事が、商売より重要で、大切に行われるためである。観光協会の店舗情報もあてにならないので、この時期の旅行はどこへ行くにも予約が必須。旧暦なので、年によってお盆の時期は異なるのも注意が必要。

唯一開いていた居酒屋で、初めて古酒(くーすー)を飲んでみた。たった3年物なのに美味しい!通常の泡盛とは全然違う上品な味わいに変身していて、びっくり。古ければ古いほどまろやかになるそうだ。

フェリーで那覇まで3時間半。デッキでトビウオの飛翔や海に突っ込んでいくカモメ、通過する大小の島々、広い空に浮かぶ雲の群れを眺めたり、飽きることがない。

  

 

 

 

 

 

 

 

ピンチをチャンスに

今週のお題「人生最大のピンチ」

ヤシの木も地味な花をつけてます

生きていればいろいろなことがありますが、常にピンチな気がする私の人生・・・。

しかし何も起こらなければ、五感も必要なく、感じたり考えたりすることもなく、何も学ばず成長もないわけです。

誰もが「成長」しなければいけないわけではありませんが、私にとってはまったく変わらぬ毎日、まったく変わらぬ自分には飽きてしまうため、「成長」は植物みたいに自然な成り行きのようです。

 

最近、商品券やクーポン付きのPCR検査を導入し、検査場に人が殺到するように仕向け、「第七波」を演出していますね。意図的な臭いがプンプンします。

私の周囲ではワクチン接種者しか陽性や体調不良になってないので、新コロその他の発病を予防するならワクチン接種を避けた方がよいと思うのですが、それでも副反応も懲りずに3回目、4回目接種を希望する人はいます。

新コロに罹っても軽症で済むから、と御用学者の言うことを検証もせず、鵜呑みにしているのです。私みたいな素人が何を言っても聞く耳を持ちません。

 

こうなるともうワクチン接種は「信仰」みたいなものですね。

カルト宗教にはまって抜けられない人を馬鹿にするまえに、自分はワクチンカルトにはまっていないか、省みようとはしないのですね。権威やマスコミを妄信し、自分の身体のことすら医者にアウトソーシングしてるから。

思えばこの世はカルトだらけ。気づいてください、ピンチです。

 

 

政府と思ったらヤクザだった

今週のお題「最近洗ったもの」

葉っばと思ったら虫だった

テレビのワイドショーで、ペロシ米国下院議長が台湾を訪問して蔡英文総統と会談し、台湾との連帯を強調したこと、それに中国側が怒り、王毅外相は中国を煽るものは頭から血を流すだろうと言っているとか。

また始まった、という感じですね。アメリカは暇なんでしょうか。とにかく世界に火種を撒き、恐怖と不安を煽り、戦争を仕掛けるのがアメリカ株式会社の仕事なのかもしれません。自国が戦場にならないなら、戦争は一番儲かりますから。テレビをはじめとするマスコミも儲かるでしょう。人々が注目する「事件」ですから。

日本の戦後復興が目覚ましかったのも、朝鮮戦争特需のおかげですね。

 

ペロシがわざわざ台湾に出かけて「私たち親友よね~」と蔡英文と仲良しの演出をするのも、ニュース映像で我々に「民主主義を守るためにちっぽけな島まで駆けつける素敵なアメリカ」という印象操作をするため。

若干不自然に思ったのは、ペロシが派手なブルースカイと白のスーツでアクセサリーもメイクもばっちりだったのに対し、迎える蔡英文はノーメイク、ノーアクセサリーでまるで喪中みたいな地味なスーツだったこと。毒々しいガラガラ蛇にからまれた小さな蛙の、声なき抵抗だったのかもしれません。

www.nikkei.com

中国は早速、台湾に罰として、台湾を取り囲むような軍事演習を行うことを決めたそうですが、これも若干不自然に思ったのは、あまりにも素早い制裁だということ。軍事演習って明日やるよ、って言ったらそんなにすぐにできるものなのでしょうか。まるであらかじめシナリオが決まっていたみたいにスムーズではありませんか?

また、現在、中国の失業率は16から24歳で19,3%と、約5人に1人が失業。大学卒業=無職、となれば、共産党軍くらいしか就職先はなさそうです。

不動産市場の低迷、ゼロコロナ政策でロックダウンというのが中国の景気失速の原因だそうですが、あの異常にやりすぎで不自然なゼロコロナ政策は、軍隊増強のため、若者の失業率をあえて上げる目的があったのかもしれません。

 

八百長という言葉がありますが、中国もアメリカも政府がヤクザなら、賭場で八百長して素人を騙すのはむしろ当たり前ではあります。だってヤクザなんだから!それがヤクザ稼業なんだから。

Wikipediaによると、「ヤクザとは、組織を形成して暴力を背景に職業として犯罪活動に従事し、収入を得ているものを指す。集団を特徴づける要因の一つに集団内部の親分子分の結合がある。また下っ端に該当する場合は「チンピラ」と称される」

職業として戦争犯罪等に加担している与党や、そこに群がるチンピラ公務員、チンピラ企業・団体をそのままわかりやすく解説しているようです。

また、大辞泉は「やくざ」について「1.役に立たないこと。価値のないこと。また、そのものや、そのさま。「2.ばくち打ち・暴力団員など、正業(せいぎょう)に就かず、法に背くなどして暮らす者の総称」としています。

国会で平気で嘘をつく、ばくちを打つ、憲法に背く、役に立たない、価値がない政党にそのままぴったり当てはまる説明で笑っちゃいますね。

ヤクザの結束の強さや血の掟などは、まるで日本版フリーメーソンみたい。

中国、台湾取り囲む軍事演習 実弾使い大規模に: 日本経済新聞

「足を洗う」という言葉がありますが・・・テレビの世論誘導からは、本当に足を洗った方がいいと思います。「またこんなこと言って、視聴者を騙そうとしているよ」「なるほど、こういうふうに洗脳してくるか」という裏読み・深読みレッスンをするなら、「教材」として面白く観れないこともないですけれど。

シャンタル・アケルマンその2

花咲く木が多い沖縄

シャンタル・アケルマン監督「ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」が非常に印象的だったので、同監督の「アンナの出会い」も観に行きました。「ジャンヌ・ディエルマン」の3年後、アケルマンが20代後半に撮った作品。

「ジャンヌ・ディエルマン」の売り込みで旅をするアケルマンの自伝的作品と言われています。

 

「アンナの出会い」に登場するアンナは映画監督。自らの作品の営業で一人、ヨーロッパ中を列車で廻ります。

列車内は混みあい、車窓の風景は灰色の工場地帯で、無機質で寒々しい。切符や身分証のチェックは厳しく、煙草(自由)は禁止。まるでアウシュビッツ収容所へ向かう列車のような、沈鬱な描写。

旅の途中で友人、知人、一夜のパートナー、様々な人々と関わるのですが、次から次へ、どれも停車駅みたいに、アンナの前を淡々と、風景みたいに通り過ぎていきます。

 

我々の生活も、毒ガス室から毒ガス室へ移動する列車のようなものかもしれませんね。

ファストフード店やコンビニ、スーパーでは毒ガスみたいな食べ物を売ってるし、学校や職場や行政はやたらとルールを作り、行動を制限・禁止し、人々の自由を奪い、マスコミは人々を洗脳し、自分の中に閉じこもるしかない人々はスマホやゲームで頭が朦朧とさせられている・・・。

そういえば、アケルマンはユダヤ人。母親は生還しましたが、祖父母はアウシュビッツ収容所で亡くなったそうです。

 

梅干しできた!

 

百点です

市販の梅干しは甘味料や保存料が入っているので、買えるものがありませんでした。が、体調が悪い時など、やはりお粥に梅干し。夏は特に、酸っぱいものが無性に食べたくなります。

沖縄で梅なんか売ってないだろうと思ってましたが、スーパーで小梅を見つけ、梅干し作りにチャレンジしました。が、まだ青い梅だったので、黄色くなるまで熟成させるため部屋に放置していたら、傷んでカビが生えてしまい失敗。

 

難しいなあと諦めていたのですが、その後、市場で黄色い大粒の梅を見つけ、安かったので再チャレンジ。手持ちの大きなガラスのボウルに梅を入れ、重石はペットボトルで代用。秤がないので、塩は目分量。

早く梅エキスを出して梅全体を浸けないとまた腐りそうなので、ペットボトルを数本重ねたら、二日ほどでエキスがいっぱいに。冷蔵庫で三週間ほどそのまま梅をエキスに浸け、晴天が続きそうな日に外に干しました。

とってもいい香り!紫蘇は入れませんでしたが、数日干すうちにシックな梅干し色になっていました。

 

残りの梅エキスがまた素晴らしく、美味しくて万能です。醤油の代わりに刺身に垂らしたり、納豆に入れたり、オイルと和えてドレッシングにしたり、野菜の即席漬けに使ったり。むしろ梅干しより活躍しています。

黄色い梅を入手して、重石をしっかりして早めにエキスを出すのがポイント。あとは放置なので、意外と簡単です。これから毎年作ろうと思います。