神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

2020-01-01から1年間の記事一覧

地球のバランスシート

うるま市にある勝連城跡 14世紀の築城と言われています 今週のお題「運動不足」 頭の運動のため簿記を習ってますが、授業がわかりにくい&超つまらない!ので、モチベーションを上げるべく「バランスシートで読みとく世界経済史」(ジェーン・グリーソン・ホ…

韓国料理はウマゴン

キムチチゲ、キムパ、梨マッコリ 那覇は9月末でも日中は29度くらいありますが、湿度はかなり低くなり、爽やかで過ごしやすい日が続いています。でも体調は夏の疲れか、食欲も落ち気味。 そんなとき、お勧めなのが安里の韓国料理店ウマゴンです。(伺った時は…

嘉手納(かでな)基地の騒音被害訴訟

約100機の軍用機が常駐する極東最大の空軍嘉手納基地 東京の弁護士グループが、米軍嘉手納基地の騒音被害に対する損害賠償請求訴訟を進めているそうです。 福岡高裁那覇支部で控訴審判決が言い渡された第3次嘉手納爆音訴訟とは別訴訟で、米軍機の飛行差…

夜と霧<新版>

世界は美しいはずなのに <伊江島と夕陽> ブックカフェで、なんか薄い「夜と霧」だなあと思って手に取ったら、ヴィクトール・E・フランクルの「夜と霧」の新版でした。 著者はアウシュビッツ収容所に囚われたユダヤ人心理学者。凄惨な収容所生活とその体験…

サンタナ宮崎「おへその学校」

ゆかるひ店内に作品を展示中 国際通り脇にあるゆかるひブックカフェで「サンタナ宮崎メモリアル絵画展」を12月21日まで開催中です。絵画展に因み、サンタナの妻さゆりさんによる「サンタナと私」イベントもありました。 サンタナの絵はネイティブアメリカン…

瀬底島のむんじゅる笠

男性神人を説明する城間さん。手前がむんじゅる笠 沖縄では麦わらのことをむんじゅるというそうです。むんじゅるで編んだ笠作りを行う男性神人(かみんちゅ)大城善雄さんは、本部町瀬底島で唯一その技を伝承する人。彼の技と珍しい男性神人としての日常を追…

人間食料説その2

やっぱり食べたい 昨日はちょっとショッキングな話だったかもしれません。自分が誰かの「食料」だなんて思いたくないですからね。でも「食料」はこの世界では命を繋ぐ大切なものです。 共食い社会にハマることなく、精神的に共食い競争から脱出したサバイバ…

オンラインで自己教育

人には飼育じゃなくて教育を。 <アグー豚牧場> 最近、国民年金だの健康保険だのいろいろ自分で手続きする必要がありました。その都度担当窓口に出かけるのですが、書類の記入や説明、用意するものなどとても複雑。同様に手続きに訪れた人々で窓口は混雑し…

北ぬ方御嶽

丘の頂上に神々が鎮座している北ぬ方御嶽 沖縄本島の本部(もとぶ)山里には2015年、神人(かみんちゅ)渡久地十美子によって開かれた北ぬ方御嶽(にぬふぁうたき)があります。長年に渡り霊障や生魂(マブイ)落ちで悩む人たちを助けたり、乱開発で苦しむ土…

台湾素食・金壺(きんつぼ)食堂

年季が入ってます アーケード街を抜けた那覇市壺屋1丁目にある小さな食堂です。 ここの朝8時から始まる台湾素食バイキングが観光客やウチナンチューにとって貴重なお店。もともと沖縄と台湾はご近所なせいか、台湾料理のお店は多いのですが、ベジタリアンご…

石川真生「大琉球写真絵巻2020」

ユニークな表現手法で人気の沖縄出身の写真家・石川真生さんの写真展「大琉球写真絵巻2020」が台風の中、9月1日から始まります。その開催準備のお手伝いに行ってきました。 年1回開催している同シリーズのパート7。今回は宮古島、石垣島、与那国島で撮影した…

激しさと共に生きる島

雨期は電線工事が多い 今日、台風9号が発生しました。週末に沖縄を直撃しそうです。 東京で生活していた頃は、台風情報を聞いてからしばらく時間的猶予がありましたが、沖縄ではリードタイムが短いのであたふたします。 予定変更を余儀なくされ、一切の活動…

夏は芭蕉布

芭蕉布は糸芭蕉の幹の繊維から作ります 今週のお題「暑すぎる」 蒸し暑い沖縄の夏。 綿のTシャツでは汗をかくと肌にべったりとまとわりついて不快です。 伝統芸能の組踊(くみおどり)で役者さんたちが着ている、昔の着物はどういう素材だったのでしょう。 …

末期発見、基本放置のススメ

医者の言うなりだと長生きできないかもよ~ 今週のお題「怖い話」 近藤誠×林和彦著「がんは治療か、放置か 究極対決」を読みました。 31件の早期胃がんを最長10数年放置したデータによると、転移があったのはわずか1例。それも初発の時点ですでに転移してい…

普天間基地に食い込む佐喜眞美術館

改装工事直後でちょっと散らかってます 佐喜眞(さきま)美術館の館長は佐喜眞道夫さん。 普天間基地から先祖の土地を一部取り戻し、激動の沖縄の歴史を見据え、静かにもの想う場を作りたいと、この美術館を建てました。 上野誠、ケーテ・コルヴィッツ、丸木…

「日本」という病

庭先にバナナの木がある家も 猛暑や新コロの影響か、最近、市場で売ってる野菜の種類が減り、価格も上昇しています。スーパーはさらに値段が高いので、びっくりです。沖縄県民平均所得は低いのに、こんな高い野菜・果物が日常的に買えるのだろうかと心配して…

ソテツ地獄、ヤマト地獄、コロナ地獄

どこにでも見かけるソテツ。美味しくないそうです。 大正末期から昭和初期にかけて沖縄は経済的な窮状にありました。 主食(サツマイモ・米)を確保することもできず、猛毒を含むソテツを解毒処理して食糧とせざるをえないほどの苦境にあったそうです。調理…

玉城デニーと山本太郎

NOBODY GOES TO CAMPAIGN 久高島・カベール岬への道 沖縄は緊急事態宣言のため、県立図書館がまた8月15日まで閉鎖になりました。今借りている本はゆっくり読めることになったけれど・・・。 図書館がある自治体は認知症患者が少ない傾向があると聞きました。…

新コロ感染者数、全国ワースト沖縄

美ら海水族館は8月15日まで休館となりました 沖縄は一週間の新規感染者数が人口10万人当たり15.31人と全国ワーストだそうです(7月31日現在)。米兵も街にウヨウヨいますしね。米軍は県外・海外からの人事異動者を北谷のダブルツリーByヒルトンを借り上げて…

ニャティヤ洞(伊江島)

伊江島の南西海岸沿いにニャティヤ洞という洞窟があります。 戦時中、防空壕として使用されたそうで、中は意外と広く、多くの人が入れるため千人洞とも呼ばれています。 洞に接するビーチは穏やかでピースフルで、防空壕のイメージとかけ離れており、哀しい…

沖縄のガンジー、阿波根(あはごん)さん

生涯を平和運動に捧げた阿波根さん(1901~2002年) 本部港からフェリーで30分の伊江島。そこにひっそりと反戦資料館「ヌチドゥタカラの家」が建っています。(ヌチドゥタカラ=命は宝) 伊江島には日本軍が作った飛行場があったため、1945年に上陸した米軍…

健康なのに、健康診断?

よく調教されたオキゴンドウとイルカを見るとなんか哀しい 一般的な水族館と同様、沖縄海洋博公園のイルカたちも毎朝、全頭体温検査をしているそうです。お尻に体温計を刺して直腸の温度を測るそうですが、痛くないのか・・・?日課だから慣れちゃったのかな…

沖縄へ楽器を運ぶ

ヴァジ子さん 数年前にバロック音楽に目覚め、東京でバロックバイオリンとチェンバロを習っていました。 沖縄でも古楽器の先生は見つかるだろうと思っていたら、やはり皆無に近い。 最近は新コロの影響でバロックバイオリンは遠隔レッスン、リモート演奏会も…

「民主主義」システムの起源

怖すぎるぞ・・・ (美ら海プラザにて) 安富歩の動画「日本近代史講座~丑三大学付属コロナ廃スクール」を視聴しています。まだNo3までしかチェックしてませんが、歴史なのに(?)新しい発見が次々出てきて、凄く面白いのでご紹介します。 https://www.you…

民主主義という名の全体主義

骨は大事だよ(ウミガメ) 都知事選の投票率は55.5%でしたね。沖縄でも二十年前までは70~80%代をキープしていたのに、徐々に下がり、前回の県知事選は64.13%でした。もう誰でもいいという投げやりな空気が感じられます。こんなんで民主主義って本当に機能…

まちぐゎーで至福エステ

屋台感覚?の開放的なエステ屋さん まちぐゎーは牧志公設市場を含む小さなお店が集合する一帯。 その中の平和通りにエステが三軒並んでいます。 暑い日にはそこで冷たいパックがお勧め!なんとフェイスマッサージなら1000円から。たっぷりマッサージしたあと…

沖縄のゾンビ議員

明日7月5日は都知事選ですね。 沖縄にいても内地の政治の行方は気になります。 基地問題に関してオール沖縄とは言われても、現政権自民党から巧妙に反対陣営が送りこまれてくるからです。 沖縄では自民党と名乗るのも恥ずかしい雰囲気なのに、なんで自民党の…

OKINAWAN LIVES MATTER

最近、あちこちでシュノーケリングをしていて思うのは、珊瑚が本当に減ってきたなあということ。昔はビーチエントリーでも、もう少し珊瑚や魚が発見できたように思うのですが。 沖縄本島の沿岸部では、海水温の上昇や海洋汚染で、すでに9割の珊瑚が死滅した…

缶から三線奏者いんやくりお君

胎内記憶というそうですが、生まれる前の記憶を語る子どもたちが増えているそうです。生まれ変わりや魂の成長をイメージさせる話をするのだそうです。 「自分をえらんで生まれてきたよ」の著者いんやくりお君もその一人。 生まれる前、ぼくは、 「幸せの太陽…

消されゆくチベット

以前ご紹介したソギャル・リンポチェ著「チベットの生と死の書」を読んでから、今なお生活の根底に宗教が根差しているチベットの人々に興味をもった私。 渡辺一枝著「消されゆくチベット」を読みました。 沖縄と同じように、 伝統や文化の継承は風前の灯のよ…