神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

生活

宇宙のシナプス

木の枝もシナプスみたいに延びる 沖縄はこの冬は暖かいので、起床時の辛さはあまり無いのですが・・・ 毎朝、起きるとすぐに、「眠たい」だの「天気悪い」だの内外の環境に影響されて、早速感情が発動します。「起きるの嫌だなあ」とか「仕事に出かけるのが…

パラレルワールド

今週のお題「行きたい国・行った国」 金城実氏の彫刻作品 行きたい国というのは特にないが、愛と自由で満たされたパラレルワールドには行ってみたいと思う。並行宇宙というそうで、今現在自分が存在する宇宙とは別に、違う自分が違う宇宙に存在するのだとい…

絶望は希望である

今週のお題「手づくり」 ワタシには絶望も希望もないけどね 日本だけでなく、世界的に地球的に、政治や経済や司法その他、いろいろなシステムが複合的に破綻していて、根本的に何も解決されず、絶望させられることが多い。 しかし、勝手に絶望「してる」のは…

映画「日本原 牛と人の大地」 

今週のお題「かける」 久米島の自衛隊基地も「観光マップ」に載せるべき 岡山県の山間の奈義町に陸上自衛隊の「日本原演習場」があります。もともと日露戦争後に旧陸軍が強制買収した土地で、米軍に接収された後、自衛隊に払い下げられたもの。そこに、自衛…

まめになる

今週のお題「マメ」 地にたくさん根を張るガジュマルは倒れません 面倒臭い気分が流行っています。 運動するのが面倒臭い、掃除するのが面倒臭い、食事作るのが面倒臭い、子どもの相手をするのが面倒臭い、終いには生きているのが面倒臭い・・・。 そこでも…

日本に殺される

今週のお題「試験の思い出」 高校生の作品が年々暗くて怖いことになっている 「自民党に殺される」というハッシュタグが炸裂しているそうです。アメリカの在庫処分武器を買うために勝手に増税、国民に有無を言わさず支配するための憲法改悪、緊急事態条項の…

宮古島の石庭

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」 広大な石庭:サークル内へは靴を脱いで入ります 先日、宮古島に旅しました。 那覇からフェリー便はなく、飛行機で行くしかありません。貨物フェリーはあるのに、なんで旅客フェリーはないんだろ?飛行機だ…

カタールW杯終わった

今週のお題「防寒」 懐かしきキャットストリート 11月ですが、沖縄は今日は半袖でも暑いほど。 野良猫も棲みやすい気候ですが、3年前からずっと親しくしていた三毛子(みけこ)が姿を見せなくなりました。人の言葉を理解し、逞しく生きていた猫です。他によ…

日本人であるということ

今週のお題「地元自慢」 森は涼しい 先日、「森のムラブリ」という映画を観ました。 インドネシア最後の狩猟民といわれるムラブリ族に、言語学者の伊藤雄馬さんがインタビュー。昔は森で自給自足していたムラブリも、今はほとんど里に降りて、タイのモン族の…

宇宙の謎

夜に咲く幻想的なサガリバナ 最近「まさか」の話が多いので、いちいち衝撃を受けなくなっていましたが、常識を根底から覆す問いに出会いました。 太陽は地球から約1億5千万㎞離れているにも関わらず、雲に挟まれて(背後に雲があったりして)かなり近くに(…

イエズス会と統一教会

久米島の知仁(ちーみ)御嶽 沖縄では自然が神様 今日はオンライン学習会かわさきの「いのうえせつこ/新宗教の現在地 ~ 信仰と政治権力の接近」という講座にズーム参加してみました。 いのうえさんはカルト宗教に詳しい83才の現役ジャーナリスト。潜入取材…

「残酷人生論」

今週のお題「最近おもしろかった本」 邪の国、ジャパン 故・池田晶子さんの「残酷人生論」を読み返しています。「14才からの哲学」「考えるヒント」シリーズなど、折に触れ読むたびに彼女の単刀直入で適確な考察に唸らされます。竹を割ったような潔さ、美し…

脱・日本

今週のお題「マイルーティン」 現存する資料では龍柱が正面向きである 沖縄は意外と文化・歴史・政治・自然科学系など各種イベントが活発な地域だと感じます。東京も多いのでしょうが、多すぎて散漫というか、東京は広くてなかなか通いきれませんでしたが、…

月桃茶

自然の恵み 沖縄では野原や道端など、どこでも見かける月桃。 葉や実がお茶として利用できます。 そこら中で除草剤が使われていますから、やたらと摘むのも躊躇しますが、実がオレンジ色に色づいていたので、干してお茶にすることにしました。どのくらい干し…

「ゴールデンカムイ」がスゴイ

夏も終わり たまたま瀬底島の宿で出逢った漫画「ゴールデンカムイ」。 明治時代の北海道を舞台に、「不死身」の異名を持つ元兵士とアイヌ民族の少女が日本軍や脱獄囚らと金塊の争奪戦を繰り広げる物語です。まだ24巻までしか読んでませんが、完結したそうで…

2022沖縄県知事選終了

山本太郎様も駆けつけました 9月11日は盛り上がらない沖縄県知事選でした。 投票率は58%。過去2番目に低いらしい。それもそのはず、候補者3名は辺野古反対だが那覇軍港の浦添沖移設には賛成という煮え切らない玉城デニー、自民統一教会に魂を売った佐喜真淳…

政府と思ったらヤクザだった

今週のお題「最近洗ったもの」 葉っばと思ったら虫だった テレビのワイドショーで、ペロシ米国下院議長が台湾を訪問して蔡英文総統と会談し、台湾との連帯を強調したこと、それに中国側が怒り、王毅外相は中国を煽るものは頭から血を流すだろうと言っている…

シャンタル・アケルマンその2

花咲く木が多い沖縄 シャンタル・アケルマン監督「ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」が非常に印象的だったので、同監督の「アンナの出会い」も観に行きました。「ジャンヌ・ディエルマン」の3年後、アケルマンが20代後半に…

ヤモリの集合意識

今週のお題「SFといえば」 この蝶は羽に触れても逃げませんでした(大石林山にて) 沖縄の住宅にはたいていヤモリが出入りしています。 我が家にもキッチンに棲みついたヤモリが。何匹いるのかわかりませんが、夜になるとチチチチ・・・と大合唱が始まります…

砂糖断ち

今週のお題「最近あった3つのいいこと」 虫天国 いいと思ったことが後になって不幸の始まりだったことに気づいたり、嫌なことが後になって良い転機だったことに気づいたり、どんでん返しが人生です。人生が終わってみないと、ひとつひとつの出来事の判定って…

李琴峰著「彼岸花が咲く島」

市場で出会った猫(お昼寝中) 李琴峰(りことみ)さんの「彼岸花が咲く島」を読みました。 架空の島という設定ですが、与那国島がモデルになっていると思われます。 与那国島は日本最西端で台湾が見える島。李さんは台湾出身で、与那国は台湾から一番近い日…

夏物が出た

今週のお題「夏物出し」 琉球新報ホールで 昨夜、暗い部屋の壁にエメラルドグリーンに輝く宝石のような欠片が。点滅しながら移動しているので、蛍だとわかりました。家にヤモリは棲むわアフリカマイマイは出るわホタルは飛ぶわ、沖縄は野生の王国ですね。 夏…

リストラ横行

ベランダにふらりとアフリカマイマイ 数百人規模の友人の会社で数十人にのぼる退職勧奨が始まっているという。 理由はコロナの影響等による業績悪化という、ざっくりしたもの。しかも、退職勧奨されるのはほとんど課長補佐以下の下っ端の社員だけで、ゾロゾ…

ヴァジ子さん

今週のお題「人生で一番高い買い物」 鳳凰木(ホウオウボク)の花が真っ盛り 小学生の頃まで習っていたピアノ。受験で忙しくなったことを口実に止めました。 その後特にピアノには愛着もなく処分してしまったのですが、大人になってから指淋しくなることがあ…

復帰より独立でしょ

今週のお題「ホーム画面」 そもそも琉球人は天皇なんか信仰してないし 沖縄は今年、本土復帰50周年ということで、大手メディアが特集を組んでいます。 報道によると、復帰して「良かった」と答えた人の割合が、ワクチン接種者並みの比率で高かったらしい。 …

憲法も国民もアブナイ気がする

5月3日は憲法記念日。沖縄県憲法普及協議会主催の憲法講演会があるというので、那覇文化芸術劇場なはーとに行ってみました。 大劇場ですが、ズーム配信もするせいか、かなり空席が目立ちます。 基調講演は社会派小説家の柳広司氏。東京から来たのに、開口一…

映画「食の安全を守る人々」

道端で採れたパパイヤだが、除草剤は実に溜まりやすい 最近、めっきり胃腸が弱くなったと感じます。頭痛も増えました。何か悪いもの食べたのか。水や空気など環境のせいなのか。 沖縄は米軍基地が多数あり汚染物質放出し放題のため、環境中のフッ素化合物PFO…

国民シャブ漬け作戦

今週のお題「好きな街」 落ち着ける場所がなくなったね 好きな街だから那覇に引っ越してきたのだが、次々と高層マンションが建ったり、昔ながらの市場の建て替えで雰囲気が一変したり、街の移り変わりが激しい。 空き地に猫が仲良く昼寝するような、のんびり…

その空気、大丈夫ですか?

今週のお題「好きな公園」 湧き水の多い沖縄ですが飲用は要注意です 近所にはあまり大きな公園がないので、散歩するときはいくつか公園をはしごすることが多いですね。沖縄は夏は紫外線が凄いので、日中はほとんど子どもたちの姿も見かけません。冬は温暖な…

大島渚監督「儀式」

森喜朗家父長に威嚇された谷口真由美さん 大島渚が1971年に撮っていた「儀式」という映画を観ました。 戦前から(たぶん明治から?)蔓延り、今も日本全体を支配する「家父長制」という病を、元戦犯が当主をつとめる地方の旧家をモデルに描いています。一族…