神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

沖縄の子どもたち

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校庭に鯉のぼりが舞う小学校

沖縄は子どもの割合が17.2%と全国1位(平成28年・全国平均は12.4%)。

子どもの貧困率も29.9%と全国ワースト1位(平成28年・全国平均は16.3%)です。県内にほとんど製造業がなく、農・漁業か観光・サービス業しかない。建設業はあっても本土の大手企業の下請けで安く使われるなどが所得が低い原因と言われています。

 

しかし、子どもの「質」は素晴らしいのではないかと思います。

先日ベランダで洗濯物を干していたら突然、「こんにちは!」という大きな声が。うちの前のアパートの駐車場で遊んでいる子どもたちでした。誰かに挨拶しているのだろうと思って顔を上げたら、こっちを見ている小学生の男の子と目が合いました。

え?私が、挨拶されたの?いつもそこで遊んでる子どもたちだけど、別に知り合いじゃないんだけど・・・

戸惑いましたが、「こんにちはー」と挨拶を返しました。男の子はニコニコしていました。いやー、大人を見たら誘拐犯と思え!と教育される東京とかではありえないエピソードですよね。

 

また別の日。ドアを開けて外階段を降りようとしたら、踊り場にいきなり人影が!思わず「ギャッ」と叫んでしまいました。中学生くらいの近所の男子が座ってスマホをいじっていたのでした。「びっくりしたー」と言ったら「ごめんなさい~」と細い可愛い声で謝る。率直に愛らしかった。なんというか、もう中学生なんだけど無垢な感じなのです。

沖縄の子どもたちは辺野古にいたジュゴンのように、かなり希少な種なんじゃないでしょうか。

 

もちろん例外はあり、宮古島に住む子宮頸がんワクチン副反応被害者のお嬢さんは、学校の先生や友人の無理解やいじめ攻撃に長年苦しまれました。

宮古島はなんと陸上自衛隊配備計画を受け入れ、4月にはミサイル部隊も発足。来年には3つのミサイル弾薬庫と射撃訓練場も完成予定という、かなり好戦的で危険な島となりました。