神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

普天満宮とモンゴロイド

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見るからに神社


先日宜野湾市普天満宮を通りかかりました。

沖縄で日本的な神社に遭遇するのはレアですね。

この神社は琉球八社のひとつで、普天満の洞窟に琉球古神道神を祀ったことに始まり、1450-1460年頃に熊野権現を合祀したそうです。

神社の奥に女神が籠ったとされる洞窟があり、そこも見学できるようです。新コロ感染対策のため、私が訪問したときは閉鎖中でした。

 

ところで、神道は日本古来の宗教とされてますが、実は違う!我々にはモンゴロイドとしてもっと前の信仰、生き方があったのだ!!という衝撃的な本に出会いました。北山耕平著「ネイティブ・マインド」です。

 

ネイティブ・マインド

ネイティブ・マインド

 

 縄文時代モンゴロイド(俗にいうインディアン)こそが我々のルーツであると。古事記とか日本書紀天皇による統治を正当化すべく作られた話であり、我々の祖先モンゴロイドは日本人になることを強制された。20世紀以上も昔、神道の発生と同時に、日本人でいたいなら己の信じる神や聖なるものについて自由に話すことを禁じられたのです。

明治維新で初めて日本は西洋に征服されたと思ってましたが、それより2000年も前に中国に征服されて漢字表記文化になり、それまでの信仰も生き方も捨てさせられていたのですね。

どうりで今まで神道にピンとこなかった・・・あの柏手や礼を何度やってみてもぎこちない違和感がありました。

むしろホピ族のように、自然や互いを敬い謙虚に暮らすインディアンの生き方になら、素直に敬意を感じ、共感できます。

 

世界に散らばるネイティブ・モンゴロイドはたとえばス―とかナバホとか呼ばれていますが、それは白人がつけた名前。ネイティブたちは自分たちのことを彼らの言葉で「人間」と呼んでいるそうです。

 

あなたも私も実はインディアンの仲間!日本人でいることがなんか空しい今、大地に足がつくような素晴らしいルーツを見つけられる本です。