神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

玉城デニーと山本太郎

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NOBODY GOES TO CAMPAIGN                      久高島・カベール岬への道


沖縄は緊急事態宣言のため、県立図書館がまた8月15日まで閉鎖になりました。今借りている本はゆっくり読めることになったけれど・・・。

図書館がある自治体は認知症患者が少ない傾向があると聞きました。身近に本が読める環境が整っていると、知的好奇心・探究心が刺激され、ハリが出ますからね。街の本屋さんが減っている今、図書館は貴重な存在です。

 

今日は山本太郎(取材・雨宮処凛)「僕にもできた!国会議員」を読んでいます。

2013年に参議院議員・無所属の山本太郎が誕生。政党所属ではないので誰も教えてくれる人がなく、議員になりたての頃は何がなんだかわからなかったそうです。複数の委員会や調査会に所属し、頭が禿げるほど勉強を重ね、国会質問などによって具体的に事態が動いた事例が紹介されていました。

 

2018年西日本豪雨の際、国会でカジノ法案なんか通そうとしてる場合か?被災地に一刻も早く小型重機を!と太郎が要求。その2日後には被災地に100台の小型重機が届いたそうです。(後に調べたところ、ケチな政府はお金を使わず、小型重機をリースする会社の善意に頼っていたらしい。国民にはホントお金を使いたくないんですね)

 

入国管理局に長期収容されている外国人問題も、票田にならないため、殆どの政治家は動きません。が、太郎は収容所の自殺率が高いことに関心を寄せ、実際に視察に行き、支援者や弁護士とも繋がっています。個別の案件ではありますが、真夏の夜にエアコンが切られたり、体調が悪いのに病院に行かせてもらえないという収容者を救うこともできました。本来なら収容所のあり方から問うべきことなのだが、と太郎は満足していません。

 

2018年沖縄県知事選でデビューした玉城デニーは「生活の党と山本太郎となかまたち」時代に山本太郎と同僚だったそうです。

沖縄県の歴代知事は基地問題を全国に提起した大田昌秀、「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」を結成して死ぬまで日本政府と闘った翁長雄志など、秀逸な知事が多い。必死で仕事しないと県民に軽蔑されますね。

 

僕にもできた! 国会議員 (単行本)

僕にもできた! 国会議員 (単行本)