昨日はちょっとショッキングな話だったかもしれません。自分が誰かの「食料」だなんて思いたくないですからね。でも「食料」はこの世界では命を繋ぐ大切なものです。
共食い社会にハマることなく、精神的に共食い競争から脱出したサバイバーたちがいます。ブッダやキリスト、ガンジー、マザーテレサ、哲学者、禅僧、その他無名の解脱者などです。彼ら彼女らは突然生まれたわけではありません。彼らに「食料」を与えて養ってきた先祖、先生、友人、知人がいます。そういう「食料」がなければ、人類の精神生活向上もないということらしいです。
蓮の花は美しく咲くが、その下で泥(=食料)がしっかり支えている。
頂上に持ち上がる波を支えているのは、その下の大量の水(=食料)である。
他人や地球の「食料」となることも悪くないと思えてきました。でもいつまでも「食料」のままではつまらないですよね。いつかは水の上に顔を出し、見晴らしのいい頂上に立って、この世界の本当の景色を眺めたい。
事実に基づく近・現代史を学び直したり、古典作品を読んだり、先人たちの残した貴重な真に栄養となる「食料」をいただけば、それも夢ではないと思うのです。