私は頭痛持ち。
肩が凝っても頭痛、胃の消化が悪くても頭痛、気圧が下がっても頭痛、嫌なことを頑張っても頭痛、ストレスが去った直後は頭痛、となんでも頭痛の種です。
先日も気温が激しく下がったついでに頭痛になり、起きられませんでした。食欲もなく、胃は空っぽなのにむかむかしていました。前日、整骨院でマッサージしてもらったものの、動画を観てもイライラするし、借りた本を読もうと思って手に取ったのがパラマハンサ・ヨガナンダ著「あるヨギの自叙伝」。
これが大当たりの薬だったのです!
精神的偉人として世界で本物のヨガを教え活躍したヨガナンダ。その幼少時代、父母兄弟との思い出、彼を導いた師スワミ・スリ・ユクテスワの仰天エピソードなど、数々の興味深い話が満載です。
ヨガナンダが横道にそれながらも修行を積み、着実に真摯に成長していく姿を観ていると、まるで彼の隣で一緒に歩いているような気分になってくるのです。
一つ一つのエピソードが奇跡であり、この本に出会ったことも奇跡と思えました。そして、ヨガナンダの奇跡にあずかり、これを読み始めた私も奇跡的に頭痛が治まったような気がします。
ヨガとは「神との合一」という意味。体を動かす形式ヨガがスポーツジムなどで一般に普及していますが、ヨガ実践の本来の目的が達成されているとは思えません。ほとんどのヨガインストラクターも、ヨガナンダの本を読んだこともなさそうです。
優れたヨギは、ある超自然的方法によって、他人の病を自分の肉体のうえに引き受けることができるそうです。弟子の急速な進化を促すために、弟子の好ましくないカルマの大部分を進んで自分の身に引き受けることもあるそうです。
イエスも多くの人々の罪の贖いを身をもって示されました。ヨガナンダによると、イエスもまた一人の中東に現れたヨギだそうなのです。ヨギだとすれば、水の上を歩くことだってお茶の子さいさいですよね。インドには物理法則に囚われない超人ヨギが多数存在していますから。
物理法則のみが原因でない病の場合、魂の病の場合、良書を選んで読むのがお勧めです。
そういえば、以前、突然、原因不明の精神不安定状態に陥ったとき、精神科ではなく、カウンセラーでもなく、池田晶子著「14歳からの哲学」を読んでいつのまにか回復したことを思い出しました。