これも壺屋焼
沖縄を代表する壺屋焼は、どっしりとした重量感と暖か味が特徴。
この力強さは沖縄の土の持ち味によるところが大きいといわれます。古我地、喜瀬、安富祖、島尻など良質の粘土層があり、陶土に恵まれています。
ロクロや型おこし、ひねりなどの技法を用い、手作り感も満載。
330年以上の伝統があるそうですが、本土から遠く離れ、米国の支配下にあったりという閉鎖的条件のため、これまで広く知られる機会がありませんでした。大正時代になって、柳宗悦らが日本に紹介したところ、認知度が高まったそうです。
那覇の壺屋やちむん通りは壺屋焼の店が集まる石畳の趣あるストリート。好みの茶碗や皿、シーサーの置物などを探しながら散策が楽しめます。
窯元直売店のある壺屋陶器会館や壺屋焼物博物館があり、どのような作品や歴史があるか、学ぶこともできます。