神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

マインドフルネスはいかがなものか

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仏教国スリランカでも人々は拠り所を失っているらしい


最近流行りのマインドフルネス。

沖縄県立博物館でマインドフルネスで健康講座があったので行ってみました。

講師はスリランカ出身、沖縄大学名誉教授のディリープ・チャンドララールさんと広島大学大学院博士課程の僧侶ウダヤギリエ・ダンマシリさん、認定心理士の竹下和華子さん。

 

人間は放っておくといつも頭の中で何か考え、独り言が止まらない。そういったことに注意を向けるのがマインドフルネスだそうです。注意を向けないのがマインドレス。マインドレスだと感情、思考を自分で意識的に選択できず、流されていってしまうといいます。無意識を意識に変えることが大事なのですね。

 

なかなかひとつのことに意識を向けるのは難しいですが、呼吸(今ここ)に集中することで雑念を逃れ、宇宙と繋がることができるそうです。自分がコントロールできるものだけコントロールするのがポイント。

 

確かに5分間でも瞑想すると気分が落ち着くし、仕事への集中力もつきそうですが、「今ここ」に絶対的な価値を与え、そこに安住して終了っていうのもどうかな?と思いました。

多くの企業でマインドフルネス瞑想が従業員に教育(?)されているそうですが、「今ここしか考えなくてよい」「文句を言わずおまえの今の仕事に感謝せよ」というメッセージとして利用されかねないなあと。現代のサラリーマン奴隷の洗脳教育としてはかなりスマートなやり方ではないでしょうか。