神の島 琉球RYUKYU

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「超」入門 失敗の本質

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もう向日葵の季節           熱帯ドリームセンター


政治をはじめ、経済も教育も世界に遅れ、閉塞感とともに、どんどんダメになる日本。だいぶ前からヤバいと言われていましたが、どうしてこうなったんだろう?鈴木博毅著「超」入門 失敗の本質」を読みました。

大東亜戦争における日本軍の組織的な失敗を分析した書籍「失敗の本質」を元に、現代日本の組織における教訓を引き出そうという本です。

 

ざっくりまとめると

●日本人は大きく考えることが苦手。俯瞰的な視点から最終目標への道筋をつけにくい。

●日本人は練習・練磨が得意だが、革新は不得意。

●自分たちでルールを作り出すことができず、既存のルールに習熟することばかり目指す。

●創造ではなく「方法」に依存し、イノベーションの芽を潰しがち。

●組織の上層部は現場活用が徹底的に下手で、現場と乖離しがち。

●現実を直視し、正しい方向性に組織を引っ張れるリーダーが少ない。

●「空気」に負けたり、厳しい現実から目を背ける思考への集団感染がある。

 

ふだんいろいろと流されがちな自分のことを振り返っても、かなり危ういことがわかります。他人の意見に安易に影響されたり、偏向報道や目先のことに惑わされたり、というのも自分自身にしっかりと考える軸がないからでしょう。この国は危ないですね・・・なんて言ってる場合じゃなく、自分自身が危ないのですね・・・