神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

「食品の裏側~やっぱり大好き食品添加物」

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カリカリごはんは好きじゃない


阿部司さんのベストセラー「食品の裏側」第二弾。

いろいろショッキングな事実満載で、暑い夏に背筋を冷たくしてくれる本です。

 

たとえば、普段目にするJASマークは品質についてのお墨付きマークかと思っていたら、全然違うものでした。

JASはチルドハンバーグステーキの食肉を次のように定めています。

「食肉をひき肉にしたもの又はこれに牛、豚、めん羊若しくは家きんの臓器及び可食部をひき肉にし、若しくは細切りにしたもの。ここでいう臓器及び可食部分とは肝臓、じん臓、心臓、肺臓、ひ臓、胃、腸、食道、脳、耳、鼻、皮、舌、尾、横隔膜、血液及び脂肪層をいう」

鼻?皮?尾?血液?脳?

肉以外のものをハンバーグに入れる許可を出すとは衝撃的じゃないですか!?

あなたも私も、知らずに牛の鼻とか食べているのかもしれません。

 

だしがらのおかかや昆布に調味料、添加物をつけておにぎりの具としてリサイクルするとか、油、乳化剤、増粘多糖類、カラメル色素、合成香料、PH調整剤を混ぜてつくられミルクが一滴も入っていないコーヒーフレッシュとか、激安食品やおまけでつくソースやタレなどはだいたい添加物を合成してできているようです。

 

100キロのハムも添加物や水を加えて130キロに増量できるといいます。

一方、売れ残りの食品はどんどん廃棄されています。オリンピックでも大量の弁当廃棄が問題となりましたね。我々は何をやっているのでしょうか・・・。

コンビニの廃棄弁当を飼料として与えられた豚は、流産、死産、子豚の奇形が多いという報告も。弁当飼料をやめたら、そういった事象はなくなったそうです。

 

「アビィーフード」「くまもと有機の会」「渥美フーズ」「いちやまマート」「旬楽膳」など有機野菜を売るスーパーや企業などの紹介もしていて参考になります。