そんなにめでたさも感じられない新年ですが、奥武山(おうのやま)公園内にある沖宮(おきのぐう)に参拝しました。
靖国神社の沖縄版ともいえる護国神社の真裏にあり、天燈山御嶽を神地としています。
沖宮は波上宮、識名宮、普天間宮など琉球王朝が管理していた琉球八社のひとつで、在来信仰と日本神道が巧みに混合されています。
そもそも御嶽に鳥居なんかなかったはずですが、融合政策によりやたらと御嶽に鳥居が設置され、沖縄の在来信仰は日本の宗教文化に飲み込まれていきました。
御嶽でも神社でも神がいるならどっちでもいいサー、といった鷹揚なウチナンチュ―が多いようです。そういった民族性は長所として見るなら「おおらかさ」であり、短所として見るなら「不注意」でもあると思うのですが。
気をつけてネー、と案じます。