ウイグル人虐待その他で国際社会から叩かれている中国。(アメリカだって世界で一番戦争で儲けてるし、ロシアだってユダヤ人を大量虐殺してますけど)
暴力国家という野蛮なイメージをかわすため、北京オリンピック開会式は子どもたちをメインに使ってソフトな演出をしてましたね。我々は動物と子どもには弱いものです。素直に、可愛いな~と、一瞬、ほころんでしまいました。
この開会式を指揮したチャン・イーモウ監督は、中国の小津安二郎。小津がありもしない抒情的な戦後日本を描いたように、チャンはありもしない理想の中国を最新テクで巧みに演出してました。
オリンピック旗掲揚場面では、なんと人民解放(しない)軍が登場!
夏季東京オリンピックでも国旗掲揚に自衛隊が出てきたので異和感がありました。
オリンピックって一応「平和の祭典」とされてるのに、なんで軍隊が出てくるのでしょうか。
軍隊の制服は正装として最高のグローバルスタンダードと訳知り顔で解説する人もいますが、そんなのスタンダードにしていいわけないでしょう!?いつまで20世紀やってんのか?と思います。もう思考が腐ってますね。
現代オリンピックを復活させたフランスのクーベルタン男爵はもともと人種差別主義者だし、軍隊用に若者を鍛えるのが運動会の目的だったといいますから、オリンピックは軍隊のために作ったというのが「本当」なのでしょう。
因みに、人民解放軍は共産党の軍隊だから中国の国軍ではないし、自衛隊も日本の軍隊ではありません。わけのわからない素性の人たちが、国旗を掲揚してるわけです。気持ち悪いですね。あ、どうせ気持ち悪い国だからいいのか。整合性はとれてます。