今週のお題「本棚の中身」
入り口正面には選りすぐりの沖縄本コーナーなど、本棚の中身も素晴らしいのですが、毎週のように、地下のイベント広場で話題の本の著者によるトークや演奏会があります。しかも無料。
文化的な刺激の少ない沖縄ですが、ここのイベントでは東京でもなかなかお会いできない人の話を直で聞けたりと、貴重で有意義な学術・文化の発信地となっています。
まさに「飛び出す本棚」です!
今日はなんと3本立て。12時から大度室内楽団による演奏&里親説明会、14時から「サンマデモクラシー」著者のトーク、16時から遺骨収集ボランティアのトーク。かなり内容の濃い、充実した一日となりました。
那覇市に住む具志堅隆松さんは沖縄戦戦没者の遺骨収集ボランティアを長年つとめてこられました。その遺骨が今だに残る南部の土砂が、なんと辺野古基地建設の埋め立てに使用されようとしています。
具志堅さんは遺族を無視した遺骨の採取に反対し、県庁前でハンガーストライキなどを行ってきました。
また、東日本大震災の津波で娘を失った福島県大熊町の木村さんの遺骨探しにも協力しています。福島でも土砂にまだ遺骨が埋もれているにもかかわらず、盛り土をして造成計画が進められているのです。
この国にとって、国民とはただの肥やしとしか思えない扱い。そういう国が「ワクチンで皆様を助けます」なんてキャンペーンを張っても、「嘘でしょ」と思うばかりですね。