神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

拉致問題は終わらない

先日、北朝鮮拉致問題に取り組んでいる参議院議員有田芳生さんの「北朝鮮 拉致問題 秘密文書から見える真実」出版記念トークイベントがありました。聞き手は社会派映画監督の三上智恵さん。

有田さんによると、拉致問題で年間予算は8億円もとっているにもかかわらず、政府はまったく何の仕事もしていないそうです!!

北朝鮮側と交渉したり、脱北者や有力者にコンタクトを取って方策を探したり、といった仕事・努力は一切せず、ただ国内の有識者といわれる人々に何か書いてもらって、原稿料などを払うだけ。さすが(?)役人、仕事をしているポーズだけはうまいですね。どうりで何ひとつ、いつまでたっても進展してないと思いました。国民はまんまと騙されていたというわけです。

それにしても毎年無駄に消える8億円・・・これだから、こんな国に税金払いたくないんですよね。

 

そして、被害者を「救う会」や「家族会」は日本会議系ネオナチやネトウヨに乗っ取られ、横田早紀江さんらの発言内容をコントロールするなど、排外主義、極右民族主義を進める政治に利用されているようなのです。

有田さんの新刊表紙に横田さんらの笑顔の家族写真を載せたら、掲載許可を得ているにもかかわらず、誹謗中傷の嵐が有田さんだけでなく、横田さんにまで押し寄せているといいます。被害者は被害者らしく、暗くおとなしくしていろと言うそうです!!

解決しない拉致問題は、この二十年ですっかり変質してしまったようですね。政治的に利用価値があるなら、そもそも解決する気がないことがわかります。

 

そういった不埒な雰囲気を皆さん察知されているのか、ビッグネームのお二人なので満員だろうと思って10分前に行ったら、ガラガラ。定刻になっても5列ある席の前3列はすべて空席。後ろ2列も客はチラホラ。拉致問題の関心の無さにびっくりしました。

一方、次の日のアユールヴェーダ本の著者のトークイベントは立ち見が出るほど超満員。この差は何でしょうか!?

アユールヴェーダが説く食事や体操は免疫力アップ効果があるそうで、若い人からお年寄りまで人気です。結局、人は自分の利権(健康)に勝る興味はないのかもしれませんが・・・淋しい現象ですね。

www.shueisha.co.jp