今日はオンライン学習会かわさきの「いのうえせつこ/新宗教の現在地 ~ 信仰と政治権力の接近」という講座にズーム参加してみました。
いのうえさんはカルト宗教に詳しい83才の現役ジャーナリスト。潜入取材もされています。出版界にも統一教会の力が及んでおり、これまで二冊もカルト宗教関連の原稿を書いたのに出版できない期間が長かったそうです。
統一教会の教義は罪深いエヴァ国家・日本をアダム国家・韓国の植民地にすること、天皇を教祖・文鮮明にひれ伏せさせること。反日の文鮮明はなんとあの似非右翼の溜まり場・靖国神社で慰霊祭が行われました。が、これも圧力があったためかマスコミはほとんど書かなかったそうです。似非右翼も似非だからか騒ぎませんでしたね。
文鮮明が出していた「宗教新聞」にはなんと曹洞宗の大本山・永平寺までが広告を載せていたそうです。由緒ある禅寺とキモいカルト宗教、どういう繋がりがあるのでしょうか!?
日本の神社・寺も満州や韓国・台湾にこぞって進出するという歴史がありました。イエズス会が世界中でやってきたように、布教という形の事業拡大と顧客(信者)の獲得です。権力に頼らなければ宗教として生き残れなかったということは、今残っている宗教は何らかの形で権力にすり寄って肥え太ってきたということですね。
文鮮明はバチカンに倣ったのでしょう。世界で一番布教し、金を儲け、アンタッチャブルな国を作り、世界中の人々の思想・行動様式を牛耳っているのはキリスト教イエズス会ですから。
「統一教会はキリスト教会ではない」とキリスト教会側は言いますが、人の原罪や最後の審判などで恐怖を煽る方法は、上品にやるか下品にやるか程度の違いはあれど、基本的には同じ商法ではないでしょうか。清貧に徹し、真に神とともに歩むマイスターエックハルトのような師たちは別として。
統一教会よくあるある話。お父さんが「息子に嫁が来ない」とぽつりと言ったのを統一教会が聞きつけ、さっそく不安を煽って数百万円で壺を売りつけます。買わせたら次は女性信者を嫁候補に差し向け、息子とまんまと結婚。その後、一家は農地、山林、家屋敷など全財産を教会に奪い取られたそうです。狙われれば、ほぼ例外なく身ぐるみはがされます。さらに教会の御用消費者金融を紹介され、借金してまで寄付を強要されるそうです。ほんと宗教は桁違いに儲かる商売!というわけで、悪徳宗教法人を起業するための塾が九州にあるそうです。
教会の合同結婚式で結婚するのに日本人女性は約140万円を教会に納めないといけません。韓国人男性の参加費は安いそうで、貧しい農村男性などが応募してくるそうです。日本人女性が売りに出されているも同然なわけですが、一番儲けているのは人身売買の元締めである統一教会です。
そもそも合同結婚式はもともと罪深いとされるエヴァ国家・日本の女性に文鮮明の血を分ける性的な儀式でした。文鮮明の精液入りワイン(オエッ!)を飲ませることもあったそうです。
取材したいのうえさんによると若い信者たちの印象は皆まじめで温厚だが、ロボットのようだったといいます。他人に洗脳されたまま、自分の頭でものを考えない、感じない。でもこの特徴って、信者に限らず、今の日本人に当てはまる人多いんじゃないでしょうか?