神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

沖縄の絶滅種

今週のお題「私の〇〇ランキング」

毎日いろんな虫がやって来る

沖縄には個性的な人が多い印象だ。低賃金・長時間労働でまともな企業が少ないので、自分で起業する人が多い。地域芸能が盛んな土地柄なので、歌や踊り、三線など上手な人が多い。

おおらかな民族性と温暖な気候風土で、自己表現の方法もいろいろあっていいんじゃない?といった自由な雰囲もある。

しかし、こういった沖縄独特の人々も、今や日本の大企業の趨勢に飲みこまれ、経済的困窮に追い込まれ、隅っこで細々と生きている絶滅危惧種のようである。

 

先日、「沖縄のヤモリ・トカゲー爬虫類を通して島を見るー」という講演会が沖縄県立博物館で開催されていた。講師は琉球大学熱帯生物圏研究センターの戸田守氏。

琉球列島は生物多様性の宝庫であるが、レッドデータブックによると、爬虫類をはじめとして、絶滅危惧種だらけだそうである。

乱開発による生息地の消失、外来種による捕食、農薬の影響、ペット販売目的の乱獲などが絶滅の主な理由である。

特にトカゲモドキ類はペットとして人気らしく、捕獲・商取引が禁止されているが、闇で売買されている。

捕獲については監視が必要であるが、絶滅種の存在を周知すれば違法採集される危険があるという。かといって、存在を秘匿しておけば開発により生息地が潰されかねない、といったジレンマがあるそうだ。

こっそり保全することは可能か?というのが戸田氏の最大の関心事らしいが、研究者にありがちな「木を見て森を見ず」のように思われる。

ペットとしてどれほど売買されているか数字が明らかにされていなかったが、一匹一匹業者がちまちま捕獲するのと、乱開発で一気に生息地を奪うのとではインパクトが違いすぎるではないか。

まずはこれ以上の乱開発を止めるべきだ。そのためには、我々がどんな生物と共生しているのかを知ることが先決ではないか。

宮古島の固有種である美しいミヤコカナヘビを見たことも聞いたこともないという地元の人も多いというので驚く。そして、情報を秘匿しようとしている研究者がいることにも驚く。

まずは我々がどんな生物と共生しているのか周知・学習し、一緒に生きていけるよう絶滅危惧種を守るべきではないか。