私にもプライドがあります
沖縄でも緊急事態宣言中。県立図書館では毎月アメリカ映画会を開催しており、今月は中止かなあと思っていたら、「やります」ということで観に行きました。
ディズニーのアニメ「インサイドヘッド」です。子ども向けと謳ってますが、むしろ大人が観るべき映画ではないかと思いました。
脳内では「喜び」「悲しみ」「怒り」「恐れ」「傲慢」などの感情が人や動物をコントロールしているという設定で、その脳内の感情キャラクターが繰り広げる葛藤や協力を物語にしています。
悲しみに暮れるとき、ポジティブな声をかけられても癒されないし、気分も変わません。が、「悲しみ」が悲しむ人を優しくハグすると、しばらくして立ち直り、歩み出していくというシーンがあり、印象的でした。
感情もひとつひとつのキャラクターであり、個性であり、優劣はないのかも。「悲しみ」でもその根底に愛があれば人を癒すこともできるし、「喜び」であっても愛がなければ人を振り回すだけなのでしょう。
日本語吹き替え版で「悲しみ」の声が上手だなあと思っていたら大竹しのぶでした。「喜び」の声は竹内結子で、「喜び」そのものだったのに、彼女はなぜ亡くなってしまったのか・・・今でも謎です。
自分の脳内を見直す良い映画だと思います。