神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

観光

米軍の落とし物

今週のお題「紅白鍋合戦2023」 活動家というより熟練のジャーナリスト 沖縄本島北部一帯はやんばると呼ばれ、その森は約4千ヘクタールに渡って米軍訓練場であった。 2016年12月に森は返還されたものの、訓練場跡地には銃弾や放射性物質など有害廃棄物がゴロ…

悪しき商習慣が沖縄を襲う

今週のお題「乗ったことがある動物」 猫も人を警戒するようになった 今までに乗せてもらったことのある動物は馬、ダチョウ、ゾウ、ラクダなどであろうか。 ラクダはインドのタール砂漠を3泊4日くらいかけて旅したときに、ラクダ使いの少年(名前はアルジュン…

壊れる離島~粟国島~

今週のお題「最近壊した・壊れたもの」 巨岩がごろごろ粟国島 夏休みはフェリーに自転車を積んで、粟国島に旅した。周囲約13㎞の小さな島なので自転車で十分に回れる。 那覇の泊港フェリーターミナルは混雑していたが、粟国行きの窓口だけはなぜかガラガラで…

宮古島の謎の大橋

今週のお題「あまい」 巨大なジェットコースターのような橋が三つも 昨年末に宮古島に旅行したのだが、二泊三日では廻りきれなかったので、先日再び訪れた。那覇からだと飛行機で30分。280㎞しか離れていないので、東京―福島間くらいの距離であるが、船便は…

宮古島の石庭

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」 広大な石庭:サークル内へは靴を脱いで入ります 先日、宮古島に旅しました。 那覇からフェリー便はなく、飛行機で行くしかありません。貨物フェリーはあるのに、なんで旅客フェリーはないんだろ?飛行機だ…

再び、久米島

パワースポットと言われるミーフガー 沖縄本島から西へ約100㎞。先月の旅行は自転車で廻りきれなかったので、久米島に再チャレンジしました。 面積約63㎡、人口約7700人という大きな島。路線バスもあり、盆と正月には島内の名所を巡る観光バスも走っているそ…

久米島へ

干潮時の畳石 先日、急に思い立って、久米島を訪問。 準備期間もなく、あまり調べる暇もなかった。ざっと調べて多少坂道はあるものの、たぶん電動レンタサイクルで観光地を廻れるだろうと踏んで行った。しかし、この暑さ。 しかも、久米島は結構大きい島であ…

珊瑚の異変・ヒトの異変

夕陽だけは変わらぬ美しさ 毎年潜りに行くシュノーケリングスポットは、本部港近くのゴリラチョップビーチ。 ここは本島の浅瀬で、ビーチエントリーで凄い迫力の珊瑚礁が広がるスポットとして有名です。二年前までは・・・。 昨年潜ったときは、珊瑚の数がご…

ヤン・ヨンヒ監督「スープとイデオロギー」

愛あるところは棲みやすい 韓国の済州島(チェジュド)は日本に近い美しい島。観光リゾートとしても人気です。 この静かな島で韓国史最大のタブーと言われる、島民数万人が虐殺された「済州4・3事件」がありました。 1945年日本の敗戦後、朝鮮半島は北緯38…

日本がドレイランドに!?

今帰仁村「エトワール」の黒糖ロールケーキは素晴らしい ホリエモンがプロデュースしたパン屋が沖縄・北谷町に昨年オープンしたそうです。なんと名前が「小麦の奴隷」!! 「ラーメンの奴隷」「ワクチンの奴隷」「金儲けの奴隷」等々、あっちでもこっちでも…

屋久島以上!?大石林山

先日、初めて大石林山(だいせきりんざん)に行ってきました。 沖縄本島最北部に位置する原生林の残る山々で、2億5000年前の石灰岩層が隆起してできた熱帯カルスト地形が珍しく素晴らしい景観です。 奇岩・巨石コース、美ら海展望台コース、バリアフリーコー…

御嶽(うたき)と神社

そんなにめでたさも感じられない新年ですが、奥武山(おうのやま)公園内にある沖宮(おきのぐう)に参拝しました。 靖国神社の沖縄版ともいえる護国神社の真裏にあり、天燈山御嶽を神地としています。 沖宮は波上宮、識名宮、普天間宮など琉球王朝が管理し…

那覇文化芸術劇場「なはーと」

那覇の新ランドマーク 今年は那覇市制100周年。約1500人収容の大劇場、250人収容の小劇場を備えた「なはーと」が那覇市久茂地(くもじ)に完成しました。 そのこけらおとしシリーズで地域文化芸能公演がありました。なんと無料なので劇場チェックに行ってみ…

沖縄愛楽園

今週のお題「秋の歌」 11月半ば。秋とはいえ、那覇ではまだ半袖で歩いている人もちらほら。晴れていると日差しも強く感じられますが、散策するには良いシーズンです。 先日は屋我地島にある沖縄愛楽園を訪ねました。愛楽園はハンセン病回復者の方々が住んで…

ネオパークオキナワ

今週のお題「赤いもの」 沖縄県名護市に「ネオパークおきなわ」という観光スポットがあります。 動物園ほどのコレクションではありませんが、園内に放し飼いになっている水鳥をはじめ、ゾウガメやダチョウなど、かなり接近して観察できる開放型動植物園です…

若人の磔刑

怖すぎる感性 おきミュー(沖縄県立博物館美術館)の離れのような片隅にひっそりとある県民ギャラリー。そこで、県立開邦高校芸術科の学生の作品展があります(11月7日まで)。県内唯一の芸術コースがある高校だそうです。美術館のコレクション展のついでも…

カフェオリオリ

手作り感のあるアプローチ 名護市は那覇から車で約1時間。宇茂佐のカフェOLIOLIでランチにしました。 高台にあるこの周辺は病院ばかり。市街地から離れていますが、店内には続々とお客さんが。それもそのはず、まるで懐石料理みたいに小鉢が並ぶランチ定食が…

夏休み2021

神の浜展望台より 今週のお題「やり込んだゲーム」 21日は台風12号が接近してましたが、小さ目なので大丈夫だろうと思って、座間味島でバケーションをやり込んで(?)きました。 緊急事態宣言下なので、フェリーも高速船も本数を減らして運航しています。 …

凄いぞ!海洋文化館

タヒチの人々が復元したダブルカヌー 本部(もとぶ)の海洋博公園は人気の観光地。かなり広い園ですが、水族館だけでなく、海洋文化館もお勧めです。 まず、エントランスホールに展示されているのは迫力あるダブルカヌーの復元。他にもミクロネシアの伝統的…

熱いぞ!熱帯ドリームセンター

遠見台と庭園 海洋博公園の美ら海水族館に行かれた方は多いと思いますが、同じ公園内の熱帯ドリームセンターまで足を延ばした方は少ないのではないでしょうか。 私も予定になかったのですが、たまたま入園無料日だったので、行ってみました。 巨大なゾウコン…

陶工が住んだ新垣家住宅

新垣家住宅入り口 那覇市壺屋の国指定重要文化財「新垣家住宅」が一般公開されました。金、土、日曜日の午後1時~午後5時に観覧できるそうです。公開するのは登り窯「東(あがり)ヌ窯」や作業所などで、所有者が居住する母屋は除きます。 東ヌ窯の建屋外観 …

占領されたトゥマイグシク

奇岩が生き物に見えます 渡具知城(トゥマイグシク)は読谷村の泊城公園内にある観光スポットです。海に面し600年前に造られた城跡で、迫力のある奇岩が残っています。 ビーチへの道を降りていくと、3月ですが暖かい休日でしたので、泳いでいる人、魚を釣る…

壺屋焼(つぼややき)

これも壺屋焼 沖縄を代表する壺屋焼は、どっしりとした重量感と暖か味が特徴。 この力強さは沖縄の土の持ち味によるところが大きいといわれます。古我地、喜瀬、安富祖、島尻など良質の粘土層があり、陶土に恵まれています。 ロクロや型おこし、ひねりなどの…

大宜味村・笑味の店

奥は広くてゆったり会食できます 大宜味(おおぎみ)村の海岸沿いにある、地元食材を使った郷土料理・笑味(えみ)の店が気になっていたので行ってみました。 古民家テイストの店構え。風が通って落ちつける雰囲気です。 ニガナ、カンダバー、フーチバー、イ…

古民家で沖縄そば

昔ながらの沖縄気分が味わえる古民家食堂や古民家カフェがあちこちに。 素朴な手作り感、癒し感が古民家好きにはたまりません。 首里では登録有形文化財にもなっている「しむじょう」という沖縄そば店が人気のようです。 仏壇のある畳敷きの室内からは庭が楽…

孔子廟(こうしびょう)と論語

沖縄は昔からの交易で、中国とのつながりがとても深いです。 約600年前から300年間にわたり、中国から琉球に渡来してきた人たちは「久米三十六姓」と呼ばれ、その人たちの居住区が現在の那覇にある「久米村(クニンダ)」でした。「クニンダンチュ(久米村人…

沖縄県立博物館・美術館<おきみゅー>

城(ぐすく)をイメージした外観 「おきみゅー」の愛称で呼ばれる沖縄県立博物館・美術館。那覇市おもろまちにあります。 常設展示や企画展のほか、イベントやワークショップ、学芸員による講座、バックヤードツアーなどが催されており、沖縄の歴史や文化、…

GO TO(強盗)キャンペーン

南国の街路樹は巨大なガジュマル 10月も中旬ですが、那覇は連日29から30度。湿気は少なくなり、カラッとした爽やかな暑さではありますが。 GO TOキャンペーンで街には観光客が増えてきました。店も道も混みはじめ、活気を取り戻しつつありますが、人口10万人…

北ぬ方御嶽

丘の頂上に神々が鎮座している北ぬ方御嶽 沖縄本島の本部(もとぶ)山里には2015年、神人(かみんちゅ)渡久地十美子によって開かれた北ぬ方御嶽(にぬふぁうたき)があります。長年に渡り霊障や生魂(マブイ)落ちで悩む人たちを助けたり、乱開発で苦しむ土…

夏は芭蕉布

芭蕉布は糸芭蕉の幹の繊維から作ります 今週のお題「暑すぎる」 蒸し暑い沖縄の夏。 綿のTシャツでは汗をかくと肌にべったりとまとわりついて不快です。 伝統芸能の組踊(くみおどり)で役者さんたちが着ている、昔の着物はどういう素材だったのでしょう。 …