神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

超真実が超面白い

今週のお題「絵本」 秋はお祭りが多い 那覇・国際通り ジェームズ斉藤著「日本人が知らない いま世界で起こっている超真実」(ビジネス社)を読んだ。 著者は某国諜報機関関係者で現役のエージェントとのことで、世界政治や軍、産業界との深い関わりに基づく…

意識は語る

今週のお題「ちょっとした夢」 サキシマスオウの木も語る 東村 この世界は、ちょっとした夢なのかもしれない。 ラメッシ・バルセカール著「意識は語る」を読んだ。 この世には私もあなたも誰もいない。「意識」しかないのだそうだ。 それがワンネスといわれ…

日本はルワンダ

今週のお題「好きな小説」 米軍のために働く日本人 高江ヘリパッドで ポール・ルセサバキナ著「ホテル・ルワンダの男」という小説がある。 1994年、ルワンダで、フツ族過激派が同族の穏健派やツチ族を120万人以上虐殺するという状況の中、1200名以上の難民を…

今こそ精神生活を取り戻す

今週のお題「名作」 沖縄人の精神的支柱も希薄になりつつある 崇元寺のガジュマル 日本をリードする企業が次々と外資に乗っ取られ、この国のインフラであるNTTや東京メトロまでも売り飛ばす算段がつけられたという。国民の財産が次々と売国奴によって略奪さ…

自然力は地球自身の中にある

今週のお題「お弁当」 昔は海鮮丼セットも安くて気軽に食べれた コンビニ弁当をいただくくらいなら自作の方が安心安全なので、弁当派である。 外食も値上がりが激しい。沖縄は飲食店が多く、昔は(4~5年前までは)ボリュームたっぷりで安くて美味しいのが…

左脳にバイバイ

今週のお題「練習していること」 動物は右脳優位? 与那国馬 ネドじゅんさんはある日突然右脳に目覚めた女性。 右脳は感情を司り、左脳は思考を司るが、現代社会では左脳が右脳を無視し、丸め込むことが多い。それが結果的にストレスとなったり、自分を見失…

ジャーナリストであるということ

今週のお題「習慣にしたいこと・していること」 生け簀の亀が身につまされる 美ら海水族館 昔は毎日テレビや新聞でニュースをチェックするのが習慣であった。 が、早くは911アメリカ同時多発テロ以降、遅くても新型コロナパンデミック以降、マスコミが狂って…

IT業界の闇を暴く

今週のお題「元気を出す方法」 一見美しい沖縄の海も米軍基地から出るPFOSで汚染されている 元気がない時は、元気のある人のそばに行くとお裾分けしてもらえる気がする。 「IT戦争の支配者たち」という本を読んだ。著者はITビジネスアナリストの深田萌絵さん…

平良隆久さん発見!

今週のお題「2024年にやりたいこと」 久々、沖縄でカッコいい男を見た 「ゴルゴ13」「北斗の拳」「名探偵コナン」のシナリオ、原作者として活躍中の平良隆久(たいらたかひさ)氏。 ゴルゴ13「沖縄シンドローム」は沖縄出身自衛隊員らによるクーデターという…

琉球芋とは

今週のお題「芋」 花火はいいけどレーザー兵器はイヤ 八百屋さんの店先に「琉球芋」というのがあった。見かけはサツマイモにそっくりである。調べてみると、琉球で採れたら琉球芋、薩摩で採れたら薩摩芋と呼ぶそうだ。同じ芋なのに、呼び方が違うだけである…

沖縄人いろいろ

衝撃的に無内容でした 「復帰」前に沖縄からNHKに入局し、社会の転換期を見つめてきた著者が、時代の諸相について刊行を機にあらためて語る。というトークイベントがあったので、買い物ついでに覗いてみた。 著者は1948年石垣市生まれの大濱聡氏。NHK…

どしゃぶりの世界

今週のお題「レイングッズ」 我々がケモノなら、ロスチャは爬虫類か ちょっとしたレイングッズなんかで、この土砂降りの酷い世界をしのげるのでしょうか?なんかもう、憂鬱を通り越して、笑うしかないような気分です。 安部芳裕著「金融のしくみは全部ロスチ…

現実というファンタジー

今週のお題「お花見」 宮古島熱帯植物園の蝶 カメラ慣れして女優みたい 日本がお花見の頃、沖縄では初泳ぎのシーズンである。 海開きは4月のところが多いが、3月でも暖かい日ならウエットスーツをつけて海に入る。絶滅寸前の珊瑚の花見である。 年々白化現象…

骨を返せ

今週のお題「投げたいもの・打ちたいもの」 野鳥のパラダイス、池間湿原(池間島) 沖縄のヘリパッド建設現場で、建設に抗議する市民を大阪から来た機動隊が「土人が」と罵倒した事件があった。他にも土人発言は多々あり、多くの日本人からすると、琉球人は…

「復興」は失敗

特別お題「今だから話せること」 宮古そばは麺の下に具が隠されている 味変でカレー粉をかけていただく 退役した人々がぽつぽつと本音を語り始めている。人は守るものがなくなってはじめて、やっと自由に話せるようになるらしい。 デモクラシータイムスで日…

宇宙のシナプス

木の枝もシナプスみたいに延びる 沖縄はこの冬は暖かいので、起床時の辛さはあまり無いのですが・・・ 毎朝、起きるとすぐに、「眠たい」だの「天気悪い」だの内外の環境に影響されて、早速感情が発動します。「起きるの嫌だなあ」とか「仕事に出かけるのが…

五嶋みどりの哀しい音

今週のお題「あったかくなったら」 奥武山公園のジョギングコース もう一月も後半。 沖縄では話題にもなりませんが、緋寒桜も開花。今冬の沖縄は気温が高めで、ジョギングするなら半袖で十分なほど。ロングステイしてみると、意外と曇天が多いので、冬の晴天…

宮古島の石庭

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」 広大な石庭:サークル内へは靴を脱いで入ります 先日、宮古島に旅しました。 那覇からフェリー便はなく、飛行機で行くしかありません。貨物フェリーはあるのに、なんで旅客フェリーはないんだろ?飛行機だ…

「残酷人生論」

今週のお題「最近おもしろかった本」 邪の国、ジャパン 故・池田晶子さんの「残酷人生論」を読み返しています。「14才からの哲学」「考えるヒント」シリーズなど、折に触れ読むたびに彼女の単刀直入で適確な考察に唸らされます。竹を割ったような潔さ、美し…

月桃茶

自然の恵み 沖縄では野原や道端など、どこでも見かける月桃。 葉や実がお茶として利用できます。 そこら中で除草剤が使われていますから、やたらと摘むのも躊躇しますが、実がオレンジ色に色づいていたので、干してお茶にすることにしました。どのくらい干し…

李琴峰著「彼岸花が咲く島」

市場で出会った猫(お昼寝中) 李琴峰(りことみ)さんの「彼岸花が咲く島」を読みました。 架空の島という設定ですが、与那国島がモデルになっていると思われます。 与那国島は日本最西端で台湾が見える島。李さんは台湾出身で、与那国は台湾から一番近い日…

拉致問題は終わらない

先日、北朝鮮拉致問題に取り組んでいる参議院議員の有田芳生さんの「北朝鮮 拉致問題 秘密文書から見える真実」出版記念トークイベントがありました。聞き手は社会派映画監督の三上智恵さん。 有田さんによると、拉致問題で年間予算は8億円もとっているにも…

アゴタ・クリストフ

市街地にもオオゴマダラがひらひら 映画「悪童日記」を観て原作を読みたくなり、ハンガリーからスイスに亡命した作家アゴタ・クリストフ著「悪童日記」、続編の「ふたりの証拠」「第三の嘘」を一気に読んでしまった。 リュカとクラウスという双子が戦中戦後…

マーク・トウェイン「不思議な少年」

ミケコの息子、シノギも青年になりました マーク・トウェインといえば「ハックルベリー・フィン」や「トム・ソーヤーの冒険」などの作品が有名です。子ども向けの冒険物語だと思って、特に興味もなかったのですが、たまたま彼の死後に出版された「不思議な少…

タコツボ日本

ワタシには関係ないわ 「日本に住んでる限り外国語は不要」と思ってましたが、日本のマスメディアはスポンサー第一で恣意的。記者は取材もろくにしないし、コメンテーターも一般人並みに凡庸な発言に耳を疑うような御用学者ばかり。 せめて自分で英語くらい…

「進撃の巨人」

胴回りが巨大な猫 「進撃の巨人」を見始めたのはいつだったか・・・エピソード1から順番に見たはずなんですが、何しろ長いし、登場人物がどんどん増えるし、話や関係性がかなり複雑になってきて追いきれず。 でも今期で終了なので、あともうちょっと。頑張…

いいね!自然農法

沖縄は植物も生物も多様です 福岡正信著「自然に還る」と読みました。 大正2年に愛媛県伊予市に生まれ、高知県農業試験場などに勤務したあと帰農、以来、自然農法一筋に生きた人です。 耕さない、肥料をやらない、農薬をかけない、草を取らない。しかも科学…

本物のアナキスト、伊藤野枝

野草アワユキセンダンはサラダに使うとおしゃれ 栗原康著「村に火をつけ白痴になれ~伊藤野枝伝~」を読み、野枝のことを初めてちゃんと知りました。そして、びっくりしました。 女性解放運動のために、大正時代に平塚らいてうと青鞜社で活躍していたくらい…

鈴木宣弘の最新書籍「農業消滅」

特別お題「わたしの推し」 米軍&自衛隊に頭を抱えるシンポジウム @琉球新報ギャラリー 元農水省官僚、鈴木亘弘氏がアメリカに政策を牛耳られる仕組みを暴露してくださいました。アメリカは同じ人間としてここまでやるか、というとても貴重な、衝撃的なリポ…

不変の私

はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと」 寄り添うふたり 「自分が変わった」とわかるのは、「変わらない自分」が在るからだ。と池田晶子さんが仰っていたと思います。「鉄砲玉が飛んでいく」のが認識できるのは、「飛んでい…