神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

李琴峰著「彼岸花が咲く島」

市場で出会った猫(お昼寝中) 李琴峰(りことみ)さんの「彼岸花が咲く島」を読みました。 架空の島という設定ですが、与那国島がモデルになっていると思われます。 与那国島は日本最西端で台湾が見える島。李さんは台湾出身で、与那国は台湾から一番近い日…

拉致問題は終わらない

先日、北朝鮮拉致問題に取り組んでいる参議院議員の有田芳生さんの「北朝鮮 拉致問題 秘密文書から見える真実」出版記念トークイベントがありました。聞き手は社会派映画監督の三上智恵さん。 有田さんによると、拉致問題で年間予算は8億円もとっているにも…

アゴタ・クリストフ

市街地にもオオゴマダラがひらひら 映画「悪童日記」を観て原作を読みたくなり、ハンガリーからスイスに亡命した作家アゴタ・クリストフ著「悪童日記」、続編の「ふたりの証拠」「第三の嘘」を一気に読んでしまった。 リュカとクラウスという双子が戦中戦後…

マーク・トウェイン「不思議な少年」

ミケコの息子、シノギも青年になりました マーク・トウェインといえば「ハックルベリー・フィン」や「トム・ソーヤーの冒険」などの作品が有名です。子ども向けの冒険物語だと思って、特に興味もなかったのですが、たまたま彼の死後に出版された「不思議な少…

タコツボ日本

ワタシには関係ないわ 「日本に住んでる限り外国語は不要」と思ってましたが、日本のマスメディアはスポンサー第一で恣意的。記者は取材もろくにしないし、コメンテーターも一般人並みに凡庸な発言に耳を疑うような御用学者ばかり。 せめて自分で英語くらい…

「進撃の巨人」

胴回りが巨大な猫 「進撃の巨人」を見始めたのはいつだったか・・・エピソード1から順番に見たはずなんですが、何しろ長いし、登場人物がどんどん増えるし、話や関係性がかなり複雑になってきて追いきれず。 でも今期で終了なので、あともうちょっと。頑張…

いいね!自然農法

沖縄は植物も生物も多様です 福岡正信著「自然に還る」と読みました。 大正2年に愛媛県伊予市に生まれ、高知県農業試験場などに勤務したあと帰農、以来、自然農法一筋に生きた人です。 耕さない、肥料をやらない、農薬をかけない、草を取らない。しかも科学…

本物のアナキスト、伊藤野枝

野草アワユキセンダンはサラダに使うとおしゃれ 栗原康著「村に火をつけ白痴になれ~伊藤野枝伝~」を読み、野枝のことを初めてちゃんと知りました。そして、びっくりしました。 女性解放運動のために、大正時代に平塚らいてうと青鞜社で活躍していたくらい…

鈴木宣弘の最新書籍「農業消滅」

特別お題「わたしの推し」 米軍&自衛隊に頭を抱えるシンポジウム @琉球新報ギャラリー 元農水省官僚、鈴木亘弘氏がアメリカに政策を牛耳られる仕組みを暴露してくださいました。アメリカは同じ人間としてここまでやるか、というとても貴重な、衝撃的なリポ…

不変の私

はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと」 寄り添うふたり 「自分が変わった」とわかるのは、「変わらない自分」が在るからだ。と池田晶子さんが仰っていたと思います。「鉄砲玉が飛んでいく」のが認識できるのは、「飛んでい…

はだしのちゅら子

弱ったのか道路に休むルリタテハ 「はだしのゲン」1~10巻まで一気読みしました。 愛と暴力の波乱に富んだゲンの半生を追いかけていたらあっという間でした。 一部の学校図書室でこの作品が自由閲覧禁止になった理由もわかりやすいです。 「わしら学校も先生…

「はだしのゲン」時代が再来

本島から瀬底島にかかる橋 今週のお題「今月の目標」 夏休みに瀬底島を訪れたところ、旅館のホールが漫画祭り状態でした。その中で見つけた一冊、中沢啓一の「はだしのゲン」。広島で被爆したゲンが戦中戦後の理不尽な境遇でも自分を見失わずに生きていくと…

「食品の裏側~やっぱり大好き食品添加物」

カリカリごはんは好きじゃない 阿部司さんのベストセラー「食品の裏側」第二弾。 いろいろショッキングな事実満載で、暑い夏に背筋を冷たくしてくれる本です。 たとえば、普段目にするJASマークは品質についてのお墨付きマークかと思っていたら、全然違うも…

ワクチンと食品添加物

閑散としています 国立劇場おきなわ ワクチンは安全だし、食品添加物も安全とされています。 安全だから、政府のお墨付きだから、医者は人に何度もワクチンを打つし、安全だからメーカーは食品添加物をてんこ盛りにして人に売っている、と我々は思っているわ…

無人道主義の洗脳番組:オリンピック

戦争で興奮、不安で興奮。疲れてませんか? 先月末の台風6号は沖縄周辺を半回転したため、なんと3日間も家に閉じ込められた人が多かったようです。15年住んでいるけど、こんなに長い台風は初めて、という近所の人の声も。 食料が尽きかけてきたので、少々焦…

又吉栄喜さん登場

3日続いた台風のあとで、久々の外出 那覇は連日気温30度前後。湿気もあるし、暑いですが、夜は窓を閉めてエアコンを消しても、冷えた空気のまま朝まで眠れています。本土の方が気温的には暑そうですが、沖縄は夏が長いので、やはり疲れます・・・。 今週のお…

「珊瑚礁の思考」その3

海の彼方にニライカナイ(神の国)があるとされている 喜山荘一著「珊瑚礁の思考」について最終回です。 結社と聞くとフリーメーソンとかイルミナティを想像するのですが、太平洋を囲む南の島々にも秘密結社があるそうです。西表島近くの新城(あらぐすく)…

「沖縄の新聞は本当に『偏向』しているのか」

なんと飛行機でジュンク堂まで来てくださいました(感謝) 先日、ジャーナリスト安田浩一氏の著書文庫化記念トークイベントがありました。 琉球新報、沖縄タイムスは「米軍基地賛成派の意見を封殺している」「事実を捻じ曲げた報道をしている」などと保守派…

「珊瑚礁の思考」その1

海の彼方にニライカナイ(他界)があるとされます ユタだったり、ニライカナイだったり、御嶽(うたき)だったり、霊魂(マブイ)だったり、沖縄ってなんか独特の、神秘的な力が立ち昇る場所です。それがどういう由縁からくるのか、ずっと知りたいと思ってい…

高橋巌(いわお)著「シュタイナーの人生論」

人にも龍柱が必要ではないですか? かつて首里城にあった龍柱 心から敬愛するわが師、高橋巌先生が講演集を出版されました。「シュタイナーの人生論」です。 本の帯には「どんな存在も尊い」と書いてあります。 この世は無なんだ、私もあなたも幻、実は誰も…

「オリンピック 反対する側の論理」

ジュンク堂那覇店の教養講座は素晴らしい ジュールズ・ボイコフ著「オリンピック 反対する側の論理」発刊記念で訳者の鵜飼哲らによるトークイベントがありました。こういうタイトルはイベント告知しにくいのか、別の階でオリンピック関連グッズを売っている…

「ハジチ 蝶人へのメタモルフォーゼ」

喜山荘一さんのご専門は考古学でなくマーケティングなのも面白い ハジチって何?昔、沖縄で女性たちが手や腕に彫っていた伝統的な刺青です。近年、恥ずかしい習俗として隠されるようになり、もはやハジチを行う人はいないようです。 模様が特徴的で素敵なの…

「あの世がしかけるこの世のゲーム」

蘭は年中花盛り 熱帯ドリームセンター スピリチュアルブームです。並木良和著「あの世がしかけるこの世のゲーム」を読みました。早く覚醒しないと、2021年冬至に宇宙ゲートが閉まり、地球とともに次元上昇できないそうです。別に次元上昇せず、今までと同じ…

「超」入門 失敗の本質

もう向日葵の季節 熱帯ドリームセンター 政治をはじめ、経済も教育も世界に遅れ、閉塞感とともに、どんどんダメになる日本。だいぶ前からヤバいと言われていましたが、どうしてこうなったんだろう?鈴木博毅著「超」入門 失敗の本質」を読みました。 大東亜…

山田健太著「愚かな風―忖度時代の政権とメディア」

専修大学教授の山田健太著「愚かな風―忖度時代の政権とメディア」刊行トークイベントがジュンク堂でありました。 行政の意思決定過程が不透明であることが日常的になり、為政者たちは開き直っている始末。マスメディアも結局利権団体なので、基本的に追及し…

城山三郎賞受賞「証言 沖縄スパイ戦史」

少女時代は「きけ わだつみのこえ」を愛読していたという三上さん 三上智恵著「証言 沖縄スパイ戦史」が第七回城山三郎賞、第六十三回JCJ賞を受賞したそうです。彼女はもともとアナウンサーで、「標的の村」などドキュメンタリー映画を撮り始め、「沖縄スパ…

「もっとも深いところで、すでに受け容れられている」

雨の日は毛布が欲しい タオル屋さんの猫 先日リック・リンチツ著「あなたも私もいない」を読んでからウツっぽかったので、もしかしたらちょっと慰められるかもしれないと思い、ジェフ・フォスター著「もっとも深いところで、受け容れられている」を読んでみ…

「あなたも私もいない」

俺はどっちでもいい タオル屋の猫店長 輪廻転生の記事を書いたばかりですが、そういうおまえは存在しないのだという本を読みました。リック・リンチツ著「あなたも私もいない」です。 医師であるリンチツが影響を受けたサティヤム・ナディーンという元麻薬中…

「前世療法」

熱愛中 同じ猫なのに、なぜか前からの知り合いのようにすぐに仲良くなる子もいれば、これといった理由もないけれど、なんとなく相性の悪い子もいます。初めて行った場所なのに落ち着ける街もあれば、なんとなく居心地の悪い街もあります。 そんな不思議な感…

「すばらしい新世界」

国際通りのすぐ裏にこんな世界が (亀甲墓) オルダス・ハクスリーは今まで読んだことがなかったのですが、「すばらしい新世界」を勧められて読みました。 まったく予備知識なく冒険物語かしらと思って手に取ったら、条件反射的教育で管理される階級社会とい…