本
今週のお題「お花見」 宮古島熱帯植物園の蝶 接近しても全然気にしない 日本がお花見の頃、沖縄では初泳ぎのシーズンである。 海開きは4月のところが多いが、3月でも暖かい日ならウエットスーツをつけて海に入る。絶滅寸前の珊瑚の花見である。 年々白化現象…
今週のお題「投げたいもの・打ちたいもの」 野鳥のパラダイス、池間湿原(池間島) 沖縄のヘリパッド建設現場で、建設に抗議する市民を大阪から来た機動隊が「土人が」と罵倒した事件があった。他にも土人発言は多々あり、多くの日本人からすると、琉球人は…
特別お題「今だから話せること」 宮古そばは麺の下に具が隠されている 味変でカレー粉をかけていただく 退役した人々がぽつぽつと本音を語り始めている。人は守るものがなくなってはじめて、やっと自由に話せるようになるらしい。 デモクラシータイムスで日…
木の枝もシナプスみたいに延びる 沖縄はこの冬は暖かいので、起床時の辛さはあまり無いのですが・・・ 毎朝、起きるとすぐに、「眠たい」だの「天気悪い」だの内外の環境に影響されて、早速感情が発動します。「起きるの嫌だなあ」とか「仕事に出かけるのが…
今週のお題「あったかくなったら」 奥武山公園のジョギングコース もう一月も後半。 沖縄では話題にもなりませんが、緋寒桜も開花。今冬の沖縄は気温が高めで、ジョギングするなら半袖で十分なほど。ロングステイしてみると、意外と曇天が多いので、冬の晴天…
特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」 広大な石庭:サークル内へは靴を脱いで入ります 先日、宮古島に旅しました。 那覇からフェリー便はなく、飛行機で行くしかありません。貨物フェリーはあるのに、なんで旅客フェリーはないんだろ?飛行機だ…
今週のお題「最近おもしろかった本」 邪の国、ジャパン 故・池田晶子さんの「残酷人生論」を読み返しています。「14才からの哲学」「考えるヒント」シリーズなど、折に触れ読むたびに彼女の単刀直入で適確な考察に唸らされます。竹を割ったような潔さ、美し…
自然の恵み 沖縄では野原や道端など、どこでも見かける月桃。 葉や実がお茶として利用できます。 そこら中で除草剤が使われていますから、やたらと摘むのも躊躇しますが、実がオレンジ色に色づいていたので、干してお茶にすることにしました。どのくらい干し…
市場で出会った猫(お昼寝中) 李琴峰(りことみ)さんの「彼岸花が咲く島」を読みました。 架空の島という設定ですが、与那国島がモデルになっていると思われます。 与那国島は日本最西端で台湾が見える島。李さんは台湾出身で、与那国は台湾から一番近い日…
先日、北朝鮮拉致問題に取り組んでいる参議院議員の有田芳生さんの「北朝鮮 拉致問題 秘密文書から見える真実」出版記念トークイベントがありました。聞き手は社会派映画監督の三上智恵さん。 有田さんによると、拉致問題で年間予算は8億円もとっているにも…
市街地にもオオゴマダラがひらひら 映画「悪童日記」を観て原作を読みたくなり、ハンガリーからスイスに亡命した作家アゴタ・クリストフ著「悪童日記」、続編の「ふたりの証拠」「第三の嘘」を一気に読んでしまった。 リュカとクラウスという双子が戦中戦後…
ミケコの息子、シノギも青年になりました マーク・トウェインといえば「ハックルベリー・フィン」や「トム・ソーヤーの冒険」などの作品が有名です。子ども向けの冒険物語だと思って、特に興味もなかったのですが、たまたま彼の死後に出版された「不思議な少…
ワタシには関係ないわ 「日本に住んでる限り外国語は不要」と思ってましたが、日本のマスメディアはスポンサー第一で恣意的。記者は取材もろくにしないし、コメンテーターも一般人並みに凡庸な発言に耳を疑うような御用学者ばかり。 せめて自分で英語くらい…
胴回りが巨大な猫 「進撃の巨人」を見始めたのはいつだったか・・・エピソード1から順番に見たはずなんですが、何しろ長いし、登場人物がどんどん増えるし、話や関係性がかなり複雑になってきて追いきれず。 でも今期で終了なので、あともうちょっと。頑張…
沖縄は植物も生物も多様です 福岡正信著「自然に還る」と読みました。 大正2年に愛媛県伊予市に生まれ、高知県農業試験場などに勤務したあと帰農、以来、自然農法一筋に生きた人です。 耕さない、肥料をやらない、農薬をかけない、草を取らない。しかも科学…
野草アワユキセンダンはサラダに使うとおしゃれ 栗原康著「村に火をつけ白痴になれ~伊藤野枝伝~」を読み、野枝のことを初めてちゃんと知りました。そして、びっくりしました。 女性解放運動のために、大正時代に平塚らいてうと青鞜社で活躍していたくらい…
特別お題「わたしの推し」 米軍&自衛隊に頭を抱えるシンポジウム @琉球新報ギャラリー 元農水省官僚、鈴木亘弘氏がアメリカに政策を牛耳られる仕組みを暴露してくださいました。アメリカは同じ人間としてここまでやるか、というとても貴重な、衝撃的なリポ…
はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと」 寄り添うふたり 「自分が変わった」とわかるのは、「変わらない自分」が在るからだ。と池田晶子さんが仰っていたと思います。「鉄砲玉が飛んでいく」のが認識できるのは、「飛んでい…
弱ったのか道路に休むルリタテハ 「はだしのゲン」1~10巻まで一気読みしました。 愛と暴力の波乱に富んだゲンの半生を追いかけていたらあっという間でした。 一部の学校図書室でこの作品が自由閲覧禁止になった理由もわかりやすいです。 「わしら学校も先生…
本島から瀬底島にかかる橋 今週のお題「今月の目標」 夏休みに瀬底島を訪れたところ、旅館のホールが漫画祭り状態でした。その中で見つけた一冊、中沢啓一の「はだしのゲン」。広島で被爆したゲンが戦中戦後の理不尽な境遇でも自分を見失わずに生きていくと…
カリカリごはんは好きじゃない 阿部司さんのベストセラー「食品の裏側」第二弾。 いろいろショッキングな事実満載で、暑い夏に背筋を冷たくしてくれる本です。 たとえば、普段目にするJASマークは品質についてのお墨付きマークかと思っていたら、全然違うも…
閑散としています 国立劇場おきなわ ワクチンは安全だし、食品添加物も安全とされています。 安全だから、政府のお墨付きだから、医者は人に何度もワクチンを打つし、安全だからメーカーは食品添加物をてんこ盛りにして人に売っている、と我々は思っているわ…
戦争で興奮、不安で興奮。疲れてませんか? 先月末の台風6号は沖縄周辺を半回転したため、なんと3日間も家に閉じ込められた人が多かったようです。15年住んでいるけど、こんなに長い台風は初めて、という近所の人の声も。 食料が尽きかけてきたので、少々焦…
3日続いた台風のあとで、久々の外出 那覇は連日気温30度前後。湿気もあるし、暑いですが、夜は窓を閉めてエアコンを消しても、冷えた空気のまま朝まで眠れています。本土の方が気温的には暑そうですが、沖縄は夏が長いので、やはり疲れます・・・。 今週のお…
海の彼方にニライカナイ(神の国)があるとされている 喜山荘一著「珊瑚礁の思考」について最終回です。 結社と聞くとフリーメーソンとかイルミナティを想像するのですが、太平洋を囲む南の島々にも秘密結社があるそうです。西表島近くの新城(あらぐすく)…
なんと飛行機でジュンク堂まで来てくださいました(感謝) 先日、ジャーナリスト安田浩一氏の著書文庫化記念トークイベントがありました。 琉球新報、沖縄タイムスは「米軍基地賛成派の意見を封殺している」「事実を捻じ曲げた報道をしている」などと保守派…
海の彼方にニライカナイ(他界)があるとされます ユタだったり、ニライカナイだったり、御嶽(うたき)だったり、霊魂(マブイ)だったり、沖縄ってなんか独特の、神秘的な力が立ち昇る場所です。それがどういう由縁からくるのか、ずっと知りたいと思ってい…
人にも龍柱が必要ではないですか? かつて首里城にあった龍柱 心から敬愛するわが師、高橋巌先生が講演集を出版されました。「シュタイナーの人生論」です。 本の帯には「どんな存在も尊い」と書いてあります。 この世は無なんだ、私もあなたも幻、実は誰も…
ジュンク堂那覇店の教養講座は素晴らしい ジュールズ・ボイコフ著「オリンピック 反対する側の論理」発刊記念で訳者の鵜飼哲らによるトークイベントがありました。こういうタイトルはイベント告知しにくいのか、別の階でオリンピック関連グッズを売っている…
喜山荘一さんのご専門は考古学でなくマーケティングなのも面白い ハジチって何?昔、沖縄で女性たちが手や腕に彫っていた伝統的な刺青です。近年、恥ずかしい習俗として隠されるようになり、もはやハジチを行う人はいないようです。 模様が特徴的で素敵なの…