神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

超真実が超面白い

今週のお題「絵本」

秋はお祭りが多い    那覇国際通り

ジェームズ斉藤著「日本人が知らない いま世界で起こっている超真実」(ビジネス社)を読んだ。

著者は某国諜報機関関係者で現役のエージェントとのことで、世界政治や軍、産業界との深い関わりに基づく示唆、考察が興味深い。この本が彼の「工作」の一環としても。

日々変化する世界状勢がパッと一目でわかりやすくなる、大人のための絵本かもしれない。

 

昨今、日本では大震災が何度も起き、そのたびに行方不明者が出ている。

その人たちの戸籍を乗っ取る「背乗り」という工作活動が行われているそうだ。

アジア系、主に中国系の諜報員が日本人になりすましているのだという。

彼らの目的は、日本人として土地を買い、日本人として起業し、日本人として選挙に参加し、政治家として立候補したり、日本にじわじわと浸透していくこと。

こうした侵略の典型はウクライナ東部である。

冷戦後、ロシア人が大量に棲みつき、結果、ロシアのスパイだらけになり、その後実際にロシア軍によって併合されている。

諜報活動は、軍事侵攻のプロローグなのだそう。

 

また、アメリカでは、なぜバイデンが不法移民、しかも20代前半の若い男ばかりを2000万人も入れているか。

内戦を起こす際の、戦闘要員なのだという。

トランプが不法移民の強制退去を打ち出したら即、最極左たちは民主党の裏ネットワーク、アンティファ(反ファシズム運動)たちを筆頭に、武装蜂起に駆り出す。

まんまと内戦になれば、サイバー攻撃で金融機関を預金封鎖

そのとき、攻撃は中国やロシアによるものというフェイクニュースを流し、一気に中央銀行FRBによるデジタル通貨発行に移行するというシナリオだそうだ。

そうなれば、共和党のドン、民主党のドン、ロンドン(シティ)のエスタブリッシュメントは、アメリカのすべての金の流れをデジタルで把握でき、完全にアメリカおよび世界のカネが手の内に入るというわけだ。

政府を敵にまわす人は、預金を一瞬でゼロにされることもあるだろう。

 

コロナパンデミックグレートリセット、トランプ当選のグレートアウェイクニングに続く、グレートテイキング(大争奪)になると斉藤氏は予想する。

となると、今後信用できるのはゴールドだけ。

だから、中央銀行がゴールド買占めのために無駄に刷りまくった数京円ものカネが市場に流れ、今、インフレが起きている。

我が国でも本格化しているインフレの原因は、ウクライナ戦争による原油高騰や食料不足などではなく、世界の中央銀行によるゴールド争奪戦だったわけである。

意味不明だったインフレに、なんとまあ・・・しっくりくるご説明である。

 

中国では、先日、中国人民解放軍ロケット軍(ミサイル部隊)の将軍たちの汚職が発覚し、習近平は台湾侵攻どころではないそうだ。

が、面子を潰された習近平は早急に人民解放軍を立て直し、台湾侵攻を「しなければいけなくなった」という。それは2025年には可能かどうか。

 

斉藤氏は「ディープステート」の定義も試みている。

彼によれば、ディープステートとは、テクノクラシー(専門家集団が支配する政治体制)である。

闇の組織でもなんでもないが、政府を裏から動かしている組織である。

官僚→軍産複合体企業や金融会社に天下り→閣僚となって政権入りという仕組みができあがっており、官僚制のある国はどこも官僚たちが国を動かしているのである。

1947年に国家安全保障法が可決され、ペンタゴンやCIA、NSAが恒久的に存在する官僚組織として認められてしまった。彼らの権力は大統領もしのぐほど増大してきた。

 

また、アメリカの国防裏資金を捻出するために、人道支援という名目で運用される基金は無数にあり、ほとんどがロンドン(シティ)につながっている。

これがイギリスがアメリカをいまだに間接支配している決定的な証拠なのだそうだ。

軍と国際金融資本やグローバル企業とは、こうして深くつながっていく。これを支える官僚制が、ディープステートなのである。

 

他にもプーチンやトランプの生成や秘伝をバラしていて、大変興味深い一冊。

これを読んだからといって、イキイキするわけではないが、馬鹿馬鹿しいマスコミに時間を潰すことはなくなると思う。