神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

映画

琉球夢幻チャンプルー

今週のお題「急に休みになったら」 集客する気がないようで、場内は閑散としていた 死んだらゆっくり休めると思うので、生きてる間は生きてる時にしかできないことを精一杯体験しようと思っている。 今年は本当に驚かされることが多く、毎日がエキサイティン…

311は一生モノの経験

今週のお題「一生モノ」 暖かい日が続いています 令和6年元旦に起きた石川県大震災611もそうだが、日本にかなりの影響を及ぼし今だに緊急事態宣言発令中である311東日本大震災は、その深刻度において多くの日本人にとって一生モノの経験ではないだろう…

日本人は個包装の餅

今週のお題「餅」 パレスチナでは海に出ることも制限されている パレスチナのドキュメンタリー映画「ガザ」や「ガーダ」では、市民は長年に渡ってイスラエル軍の攻撃に晒され、国際社会からも隔絶・放置された惨い状況を伝えている。 狭い難民キャンプの部屋…

自分のために書く

ガザではイスラエル兵に投石する子供も殺されます 今週のお題「書いてよかった2023」 ともすると忙しくただ過ぎて行くだけの日々。 そんな中でふと発見したことや違和感などを書き留めることに、意味があると思う。 書き留めておかないと、すぐに忘れてどこ…

3S政策だったニューシネマパラダイス

今週のお題「パイナップル」 粟国島にそびえる白い凝灰岩壁 沖縄は南国だから果物が豊富というイメージがあるが、スーパーでは果物が大して豊富でも安くもない。チェーン店で流通するだけの量が採れないのだろうか。市場や道の駅で少量多品種を見かけるくら…

映画「日本原 牛と人の大地」 

今週のお題「かける」 久米島の自衛隊基地も「観光マップ」に載せるべき 岡山県の山間の奈義町に陸上自衛隊の「日本原演習場」があります。もともと日露戦争後に旧陸軍が強制買収した土地で、米軍に接収された後、自衛隊に払い下げられたもの。そこに、自衛…

日本人であるということ

今週のお題「地元自慢」 森は涼しい 先日、「森のムラブリ」という映画を観ました。 インドネシア最後の狩猟民といわれるムラブリ族に、言語学者の伊藤雄馬さんがインタビュー。昔は森で自給自足していたムラブリも、今はほとんど里に降りて、タイのモン族の…

「チロンヌプカムイ イオマンテ」

久米島のヤジヤーガマ 風葬後の人骨が多数残っています 最近、日本各地でアイヌ関連の展示や催し物を頻繁に見かけます。アイヌブームの仕掛けなのかしら。 今まで散々アイヌを差別し、土地を取り上げ、すっかりアイヌ文化が廃れたのを見計らってから、しれっ…

「ゴールデンカムイ」がスゴイ

夏も終わり たまたま瀬底島の宿で出逢った漫画「ゴールデンカムイ」。 明治時代の北海道を舞台に、「不死身」の異名を持つ元兵士とアイヌ民族の少女が日本軍や脱獄囚らと金塊の争奪戦を繰り広げる物語です。まだ24巻までしか読んでませんが、完結したそうで…

シャンタル・アケルマンその2

花咲く木が多い沖縄 シャンタル・アケルマン監督「ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」が非常に印象的だったので、同監督の「アンナの出会い」も観に行きました。「ジャンヌ・ディエルマン」の3年後、アケルマンが20代後半に…

シャンタル・アケルマン監督

砂浜に咲く花 シャンタル・アケルマンというベルギー出身の映画監督を知りませんでしたが、彼女が若干25歳で撮った「ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」を観て仰天しました。 思春期の息子とブリュッセルのアパートで暮らす…

ヤン・ヨンヒ監督「スープとイデオロギー」

愛あるところは棲みやすい 韓国の済州島(チェジュド)は日本に近い美しい島。観光リゾートとしても人気です。 この静かな島で韓国史最大のタブーと言われる、島民数万人が虐殺された「済州4・3事件」がありました。 1945年日本の敗戦後、朝鮮半島は北緯38…

映画「標的」

増殖するぞ~ 大石林山 1991年に元慰安婦の韓国人女性の証言を世界で初めて報じた朝日新聞記者、植村隆さん。 なんと20年以上も後、安倍政権の2014年になってほじくり返され、櫻井よしこなど日本会議系勢力による凄まじいバッシングを受けます。「捏造記者」…

映画「食の安全を守る人々」

道端で採れたパパイヤだが、除草剤は実に溜まりやすい 最近、めっきり胃腸が弱くなったと感じます。頭痛も増えました。何か悪いもの食べたのか。水や空気など環境のせいなのか。 沖縄は米軍基地が多数あり汚染物質放出し放題のため、環境中のフッ素化合物PFO…

大島渚監督「儀式」

森喜朗家父長に威嚇された谷口真由美さん 大島渚が1971年に撮っていた「儀式」という映画を観ました。 戦前から(たぶん明治から?)蔓延り、今も日本全体を支配する「家父長制」という病を、元戦犯が当主をつとめる地方の旧家をモデルに描いています。一族…

ドキュメンタリー映画「ザ・モール」

中央公民館はかなりボロボロで崩壊寸前 沖縄は芸能のさかんな地域。今日は那覇中央公民館で琉球舞踊家による伝統芸能の講座がありました。 ワクチン接種した人に接すると体調が悪くなるという噂がありますが、不特定多数の人々と同じ部屋に数時間滞在すると…

くじらびと

今週のお題「お気に入りの靴下」 瀬底島のビーチ 石川梵監督のドキュメンタリー映画「くじらびと」を観ました。 インドネシアのラマレラ村では伝統的なくじら漁が行われています。小さな岩盤の島なので畑が作れず、村人の主食はくじらやマンタに頼っているの…

野党中傷アカウントdappi

沖縄はまだまだ花盛り 今週のお題「お風呂での過ごし方」 沖縄は年間通して暖かいせいか、湯船に浸かって温まる習慣があまりないようです。ホテルやアパートでもシャワー設備のみが結構あります。 夏は湯船に浸かるなら海に浸かる方が気持ちいいかな? 今年…

「A」と「A2」

中国伝来の土地神様を祀る瀬底土帝君(せそことていくん) 瀬底島 森達也監督のオウム真理教教団に取材したドキュメンタリー映画「A」を観ました。それまでの教団情報を覆す衝撃的な内容だったので、「A2」も続けて観てしまいました。 麻原彰晃のような胡散…

映画「ジュリアン」「ガンモ」

南国の葉っぱは、絵に描いたように個性的 ハーモニー・コリン監督「ジュリアン・ドンキ―ボーイ」と「ガンモ」を観ました。 「ガンモ」は監督第一作。70年代半ばに竜巻にあって吹き飛んだオハイオ州のジーニアという町が舞台。ハンディカメラで撮ったような粗…

映画「野良人間」

メキシコでは誘拐や行方不明になる子どもたちも多い・・・ アンドレス・カイザー監督「野良人間」を観てきました。 30年前メキシコの山奥で見つかった野獣のような3人の子どもたち。森に捨て子にされたのか、獣に育てられたのかわかりませんが、言葉も発せず…

46年ぶり「マンディンゴ」

「風とともに去りぬ」の裏歴史を彷彿とさせるチラシ 1975年作リチャード・フライシャー監督「マンディンゴ」がリバイバルしてたので観てきました。公開当時はリアルすぎて過激な内容のためセンセーションを巻き起こしました。アメリカ人にとっては黒歴史なの…

アンドロイドだった私

沖縄そばにはジューシー(炊き込みご飯)付きが多いです 副反応で死者続出のワクチンを打つべきか、打たざるべきか。そもそも新コロウイルスは経済活動をストップしてまで恐怖を煽るに値するものなのか、否か。政府やマスコミを通して世界をコントロールしよ…

「生きろ 島田叡―戦中最後の沖縄県知事」

桜坂劇場で突然、上映後に佐古監督のトークイベントが。予告なしなのが沖縄っぽい 佐古忠彦氏はTBSのキャスターとして記憶していますが、最近では「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」のドキュメンタリー監督として沖縄戦後史に切り込んだ手腕が注目…

黄インイク「緑の牢獄」

人間て大変よね かつて西表島には炭鉱があり、そこには台湾人が連れてこられて働いていたそうです。 黄インイク監督のドキュメンタリー映画「緑の牢獄」を観ました。 ジャングルのような西表の厳しい環境にある炭鉱での生活は、別名「緑の牢獄」と呼ばれます…