神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

日本人は個包装の餅

今週のお題「餅」

パレスチナでは海に出ることも制限されている

パレスチナドキュメンタリー映画「ガザ」や「ガーダ」では、市民は長年に渡ってイスラエル軍の攻撃に晒され、国際社会からも隔絶・放置された惨い状況を伝えている。

狭い難民キャンプの部屋に住みながら、子沢山で一家30~40人というのも珍しくない。

イスラエルとの分離壁に覆われ、「天井のない監獄」とも言われている。

イスラエルによって水道や電気、食料の供給もぎりぎりまで制限され、まともに仕事ができない。いつ弾や爆弾が飛んでくるか、言いがかりをつけられ逮捕・拷問されるかわからない。

檻に閉じ込められたような絶望的な環境であるが、パレスチナの人々は家族や親戚、友人、知人との結びつきが強く、和気あいあいとしているようだ。

人間同士の結びつきがとても篤くて、リッチなのである。

 

ガザが雑居(集合)房だとしたら、日本は一人ひとりが孤立している独房なのではないかと思う。個包装で売られている餅のように。

悩み事があっても気軽に他人を頼れない。家族や友人にも本音を話しにくい。事故や病気になっても、たぶん頼りになるのは貯金だけ。コミュニティもコミュニケーションもほとんど崩壊しているからだ。

政府は経営感覚もない政治をして重税を課した挙句、何でもかんでも「自己責任」を押し付ける。

日本は独立国家というより、国民という囚人を追いつめる独房国家と名乗る方がよい。

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