神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

民族

骨を返せ

今週のお題「投げたいもの・打ちたいもの」 野鳥のパラダイス、池間湿原(池間島) 沖縄のヘリパッド建設現場で、建設に抗議する市民を大阪から来た機動隊が「土人が」と罵倒した事件があった。他にも土人発言は多々あり、多くの日本人からすると、琉球人は…

映画「日本原 牛と人の大地」 

今週のお題「かける」 久米島の自衛隊基地も「観光マップ」に載せるべき 岡山県の山間の奈義町に陸上自衛隊の「日本原演習場」があります。もともと日露戦争後に旧陸軍が強制買収した土地で、米軍に接収された後、自衛隊に払い下げられたもの。そこに、自衛…

人類館事件

今週のお題「わたし○○部でした」 知念正真作・喜劇「人類館」のアフタートーク 1903年の大阪・第五回勧業博覧会の会場近くで「学術人類館」と称して、なんと人間が展示されたことがありました。アイヌ人、台湾人、インド人、ザンジバル人ら26名の中に沖縄人…

日本人であるということ

今週のお題「地元自慢」 森は涼しい 先日、「森のムラブリ」という映画を観ました。 インドネシア最後の狩猟民といわれるムラブリ族に、言語学者の伊藤雄馬さんがインタビュー。昔は森で自給自足していたムラブリも、今はほとんど里に降りて、タイのモン族の…

ユダヤマネーの胴元、アイゼンベルグ

今週のお題「カバンの中身」 静かに暮らしたい カバンの中身ならぬディープステートの中身は何でしょう? 安倍元首相と森友・加計学園裁判で争った黒川あつひこ氏によると、所謂ディープステートとはユダヤマネーのことらしいです。 ユダヤマネーの基礎を造…

「チロンヌプカムイ イオマンテ」

久米島のヤジヤーガマ 風葬後の人骨が多数残っています 最近、日本各地でアイヌ関連の展示や催し物を頻繁に見かけます。アイヌブームの仕掛けなのかしら。 今まで散々アイヌを差別し、土地を取り上げ、すっかりアイヌ文化が廃れたのを見計らってから、しれっ…

脱・日本

今週のお題「マイルーティン」 現存する資料では龍柱が正面向きである 沖縄は意外と文化・歴史・政治・自然科学系など各種イベントが活発な地域だと感じます。東京も多いのでしょうが、多すぎて散漫というか、東京は広くてなかなか通いきれませんでしたが、…

「ゴールデンカムイ」がスゴイ

夏も終わり たまたま瀬底島の宿で出逢った漫画「ゴールデンカムイ」。 明治時代の北海道を舞台に、「不死身」の異名を持つ元兵士とアイヌ民族の少女が日本軍や脱獄囚らと金塊の争奪戦を繰り広げる物語です。まだ24巻までしか読んでませんが、完結したそうで…

砂糖断ち

今週のお題「最近あった3つのいいこと」 虫天国 いいと思ったことが後になって不幸の始まりだったことに気づいたり、嫌なことが後になって良い転機だったことに気づいたり、どんでん返しが人生です。人生が終わってみないと、ひとつひとつの出来事の判定って…

ヤン・ヨンヒ監督「スープとイデオロギー」

愛あるところは棲みやすい 韓国の済州島(チェジュド)は日本に近い美しい島。観光リゾートとしても人気です。 この静かな島で韓国史最大のタブーと言われる、島民数万人が虐殺された「済州4・3事件」がありました。 1945年日本の敗戦後、朝鮮半島は北緯38…

昔はイケてた報知新聞

今週のお題「わたしのドメイン」 トラ模様のトラカミキリ(怖くて手が震えた) 凄いドメイン(?)を見つけました。神戸大学電子図書館システムです。 なんと太平洋戦争直前の1941年6月に、アメリカの地底政府(ディープステート)について、報知新聞がその正体…

集団妄想から離れる

今週のお題「サボりたいこと」 沖縄は梅雨空 思えば会社員時代は楽でした。仕事は次から次へと会社が与えてくれ、締め切りも休暇も設定してくれ、必要な機材もツールも健康保険証も名刺も肩書も年末調整も何から何まで用意してくれました。 会社員だと家を借…

タコツボ日本

ワタシには関係ないわ 「日本に住んでる限り外国語は不要」と思ってましたが、日本のマスメディアはスポンサー第一で恣意的。記者は取材もろくにしないし、コメンテーターも一般人並みに凡庸な発言に耳を疑うような御用学者ばかり。 せめて自分で英語くらい…

我々は何を守ろうとしているのか

お題「戦争」 つかず離れず ウクライナ・ロシア戦争が長引いています。 ウクライナは可哀そう、と援助物資を届ける人はいても、「これ以上被害を出さないよう、降参したら?」と提言する人はいないようです。それどころか、武器をせっせと送って、「頑張って…

シナリオ通りの戦争

野生のパパイヤ? 1945年の東京大空襲などを指揮した軍人が作ったアメリカのランド研究所。 軍事政策に多大な影響を与えてきた同研究所が、2019年に敵国ロシアの弱体化を意図し、ウクライナを利用して戦争を仕掛け、ロシアを疲弊させるというシミュレーショ…

日本人の前に、縄文人だった我々

今週のお題「試験の思い出」 波の上ビーチで行われたカムイノミ(神への祈り) カンニングこそしなかったが、学生時代だけでなく社会人になっても、とにかく試験にパスできれば良しとして、自分にとっての学びも考えず、ひたすら丸暗記したり、適当に理解し…

また始まった、軍人の運動会

ウイグル人虐待その他で国際社会から叩かれている中国。(アメリカだって世界で一番戦争で儲けてるし、ロシアだってユダヤ人を大量虐殺してますけど) 暴力国家という野蛮なイメージをかわすため、北京オリンピック開会式は子どもたちをメインに使ってソフト…

回転人間

今週のお題「現時点での今年の漢字」=「早」 昨年秋あたりから時が早く進むのを感じます。1月ももう後半を過ぎてしまいました。 沖縄は日本本土より春の訪れも早く、もう桜は開花してるそうですし(こちらでは花は年中咲いているので話題にもなりませんが)…

御嶽(うたき)と神社

そんなにめでたさも感じられない新年ですが、奥武山(おうのやま)公園内にある沖宮(おきのぐう)に参拝しました。 靖国神社の沖縄版ともいえる護国神社の真裏にあり、天燈山御嶽を神地としています。 沖宮は波上宮、識名宮、普天間宮など琉球王朝が管理し…

鈴木宣弘の最新書籍「農業消滅」

特別お題「わたしの推し」 米軍&自衛隊に頭を抱えるシンポジウム @琉球新報ギャラリー 元農水省官僚、鈴木亘弘氏がアメリカに政策を牛耳られる仕組みを暴露してくださいました。アメリカは同じ人間としてここまでやるか、というとても貴重な、衝撃的なリポ…

くじらびと

今週のお題「お気に入りの靴下」 瀬底島のビーチ 石川梵監督のドキュメンタリー映画「くじらびと」を観ました。 インドネシアのラマレラ村では伝統的なくじら漁が行われています。小さな岩盤の島なので畑が作れず、村人の主食はくじらやマンタに頼っているの…

松果体はお元気ですか

海の神様を祀る 座間味村 今週のお題「好きなお茶」 最近、松葉茶を衝動買いしました。現代人の石灰化する松果体(脳の真ん中にある第三の眼といわれる謎の器官)の回復によいとか、新コロを解毒する作用があるとかいう夢のような噂話に、つい乗っかってしま…

日本の閉会式よりフランスの開会式

みけこと愛息 今週のお題「自由研究」ですが、オリンピックの閉会式を研究(?)してみました。 閉会式はねぶた祭のような大きなオブジェも演出もなく、東京の盆踊りや公園などをテーマにしたパフォーマンスでした。インパクトあるものといえばいつもの花火…

軍事の祭典オリンピック

数年前は国際通りでこんなパフォーマンスも見れたのに 私は観戦に興味がないので、今までオリンピックは開会式のアトラクションをチラ見する程度でした。が、今回は稀にみる事件多発、紆余曲折でしたので、じっくり観察してしまいました。 まず国旗を捧げ持…

「珊瑚礁の思考」その3

海の彼方にニライカナイ(神の国)があるとされている 喜山荘一著「珊瑚礁の思考」について最終回です。 結社と聞くとフリーメーソンとかイルミナティを想像するのですが、太平洋を囲む南の島々にも秘密結社があるそうです。西表島近くの新城(あらぐすく)…

映画「野良人間」

メキシコでは誘拐や行方不明になる子どもたちも多い・・・ アンドレス・カイザー監督「野良人間」を観てきました。 30年前メキシコの山奥で見つかった野獣のような3人の子どもたち。森に捨て子にされたのか、獣に育てられたのかわかりませんが、言葉も発せず…

「珊瑚礁の思考」その2

石垣模様のイシガケチョウ。羽が傷ついていました。 民族学者、伊波普猷(いはふゆう)によると、琉球弧だけではないかもしれませんが、昔はカニバリズム(食人)が行われていたそうです。 死人が出ると親類縁者が集まり、その肉を食べました。後世になりそ…

自衛隊がオーストラリア軍も防衛する??

中国の寝そべり族に共感するわ 米軍の子分の自衛隊はオーストラリア軍の子分もやれ、と日本政府は米軍に命令されたようです。 こんな面倒で重大な決定がコロナ禍でどんどん進められていてびっくりです。対中国戦を想定していることは、宮古島や石垣島への自…

アメリカの警察は奴隷パトロールが起源

ジュゴンは神 白人警察官による黒人の虐待が問題になっていますが、その歴史を知ってびっくり、しかも非常に納得。 奴隷制度があった時代、プランテーションから逃亡した奴隷を捕獲する奴隷パトロールがアメリカ警察の前身だというのです。ネズミを見たら興…

46年ぶり「マンディンゴ」

「風とともに去りぬ」の裏歴史を彷彿とさせるチラシ 1975年作リチャード・フライシャー監督「マンディンゴ」がリバイバルしてたので観てきました。公開当時はリアルすぎて過激な内容のためセンセーションを巻き起こしました。アメリカ人にとっては黒歴史なの…