神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

悪しき商習慣が沖縄を襲う

今週のお題「乗ったことがある動物」

 

猫も人を警戒するようになった

今までに乗せてもらったことのある動物は馬、ダチョウ、ゾウ、ラクダなどであろうか。

ラクダはインドのタール砂漠を3泊4日くらいかけて旅したときに、ラクダ使いの少年(名前はアルジュンといった)と一緒に乗せてもらった。

夜はラクダの横で寝る。砂漠の夜は寒いので何度か起きると、いつもラクダは起きていて、口をもぐもぐさせていた。反芻動物らしい。

大人二人を乗せるくらい大きいのだが、性質はとても大人しくて、馬より親しみを感じた。

のんびりラクダを操りながら、アルジュンは物憂げな歌を歌っている。

砂漠に水はないので、カレーを食べた後の皿は砂でサッと拭く。

日中と日没後の激しい気温差に体がびっくりする。

不思議と風邪はひかなかった。が、四日間のツアー後、日焼けで鼻の頭の皮がむけ、着の身着のままで服も髪も汚く、まるでジプシーのようだったのだろう。

ジャイサルメールの駅前だったか、子どもが豆を恵んでくれた。私を乞食と思ったのだ!

 

今でもこんな旅ができるのだろうか?

2012年にインドを再訪した折は、都市化が進んでいてびっくりした。ビルが建ち、道は舗装され、車が増え、歩いていた牛の数も減っていた。犬も鶏も減っていた。代わりにプラスチックのゴミが増えていた。

2023年の今、私の知っているインドではなくなっているに違いない。まったく違う国になっているに違いない。

 

沖縄もわずか数年ですっかり変わってしまった。3年くらい前までは賃貸マンションやアパートの更新料や変な名目の費用はなかったが、今ではほとんど更新料などを課すようである。日本からの悪しき商習慣が輸入、定着してしまったのであろう。

県内のスーパーではイオン(ジャスコ)の評判が悪い。納入業者をタダ働きさせるそうであるが、これは日本の商習慣である。イオンは日本産のスーパーだから、本土なみに納入業者をこき使うのだ。

が、沖縄では業者を下に見る習慣はないので、県産スーパーであるサンエーなどは誰に対しても礼儀正しく、人間としてお行儀がよいそうである。

神の島らしく、日本の悪習慣には絶対に染まらないでいてほしいと願うものである。