今週のお題「夢」
朝鮮がミサイルを飛ばしているとかで、Jアラートがうるさく鳴る。夜中でもいきなり鳴りだすので、びっくりして跳ね起きる。
が、何のことはない、領海外に落ちたというだけである。そんなもの海に落としていいわけはないが、騒ぎすぎではないか。
ミサイルよりJアラートの方が怖い、というおばあもいる。先日のはそもそも弾道ミサイルではなく衛星ロケットだと朝鮮側は発表しているのに、マスコミはミサイルと言いふらす。
朝鮮だけが勝手に軍事演習をやってるように報道するが、それを挑発しているのは朝鮮をはるかに上回る規模の日米韓の軍事演習なのである。
アメリカは世界で一番喧嘩っ早く、よその国に何かと因縁をつけ、年がら年中戦争を仕掛けている。ヤクザ仲間、イギリスの縄張り以外のシマを血祭りにする代理戦争も得意なドル箱ビジネスである。
最近アメリカとその手下が煽っているのは台湾有事。台湾の民主主義を中国から守れ、というのが表向きのスローガンであるが、戦争屋がうそぶくそんなものを誰が信じるだろうか?
では、なぜアメリカが太平洋の小さな島、台湾を気にするのか。
莫大なカネをかけ、軍隊を出してまで台湾の民主主義を守る?台湾の人々を守る?
まさか(笑)。彼らはカネにしか興味はないのである。とすると、彼らの本当の狙いは台湾の巨大半導体利権TSMCをいただくことだろう。
経済が弱体化しつつある中国もこの利権が欲しい、というより、絶対にアメリカに奪われてはならない。
これはTSMC有事なのだと理解すれば、アメリカの執着ぶりもよくわかるのではないだろうか。
もはや我々は国家が国民を守ってくれるとか、政府は国民の幸福を追求しているなどというお花畑な幻想を捨てた方がよい。
沖縄は琉球処分から始まり、本土の捨て石とされた沖縄戦や米軍基地押し付けを経験しているにも関わらず、次回の戦時には自衛隊や米軍が守ってくれるといった幻想がいまだに真顔で語られている。まったく学習しない人たちだ。
いつまで国家に夢を見ているのだろうか。いい加減、目を覚まして。その認識の甘さにつけこまれ、いつまでも食い物にされていることを知るべきである。これは悪夢なのである。