渡具知城(トゥマイグシク)は読谷村の泊城公園内にある観光スポットです。海に面し600年前に造られた城跡で、迫力のある奇岩が残っています。
ビーチへの道を降りていくと、3月ですが暖かい休日でしたので、泳いでいる人、魚を釣る人、潜って獲る人も結構いました。
以前はかなり人影も少なく静かな景勝地だったそうですが、今は主に米軍の保養地と化しているようです。BGMをじゃんじゃん鳴らし、砂浜に寝そべり、まるでアメリカ人のプライベートビーチのよう。完全に「占領」されてます。
那覇に住んでいると気づきにくいですが、基地周辺の街だとアメリカ人密度が高いのでびっくりします。夜道はかなり危険だろうなと思います。事件や事故に巻き込まれ、米軍関係者とトラブルになったら、まず裁判にもなりません。日本政府も基本的に日本人は見殺しですから、泣き寝入りです。彼らはほとんどマスクもせず出歩きますから、村民も観光客も注意が必要です。
ビーチや公園周囲は外国人所有らしいこじゃれた家(別荘?)が立ち並び、「Y」または「A」ナンバーの車が往来し、ここは米軍基地なのか日本なのか、考え込んでしまいます。
米軍関係者は基地も日本も自由に行き来できるが、日本人は米軍基地には入れない。
沖縄の中に米軍基地があるのではなく、米軍基地の中に沖縄があるようです。
それは本土も同様で、日本の中に米軍基地があるのではなく、米軍基地の中に日本があるというのが現状認識として正しいと思うのですが。
本土は沖縄ほど基地面積が大きくないので、のほほんと暮らしていると気づきにくいようですね。