神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

GO TO(強盗)キャンペーン

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南国の街路樹は巨大なガジュマル


10月も中旬ですが、那覇は連日29から30度。湿気は少なくなり、カラッとした爽やかな暑さではありますが。

GO TOキャンペーンで街には観光客が増えてきました。店も道も混みはじめ、活気を取り戻しつつありますが、人口10万人当たりの新コロ感染者数は全国ワースト1となっています。

 

このGO TOキャンペーンは新コロが流行り始めた頃から強引に企画・進行されていて、当初から不自然で胡散臭いキャンペーンでした。

値引きや各種クーポンは、どこで取り扱っているのか、どこで使えるのか、いつまで使えるのか、いまいちよくわかりません。旅行会社が売ってるパック商品が対象らしいですが、個人手配の旅行には使えないのもおかしな話。高級旅館やホテルばかり儲かり、ゲストハウスや民宿には大して援助にならない不公平な仕組。と思っていたらやはり利権マターでした。

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ジャーナリストの堤未果によると、GO TOキャンペーンを1895億円で受注したのはツーリズム産業共同提案体。この団体を構成するのは大手旅行会社4社の他、全国旅行業協会(会長は自民党の二階幹事長)、日本旅行協会(理事長は元運輸省官僚の志村格)、全国修学旅行研究協会(評議員は元林野庁の赤木壮)だそうで、役人の老人ホームとなっています。会員企業から多額の会費も集め、月約100万円のお小遣い、ボーナス、退職金がたっぷり約束されているそうです。

こうした団体が自民党に4000万円くらい献金すると総額1兆3000億円のキャンペーンでお返ししてくれるわけですから、非常にコスパがよいとのこと。

コソ泥は捕まりますが、税金泥棒は捕まらない。共犯企業も捕まらない。

納税者にとってみれば、これはGO TO(強盗)キャンペーンと呼ぶのが正しいでしょう。

 

 

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  • 発売日: 2018/10/04
  • メディア: 新書