神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

オオゴマダラツリーでXmas

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画家サンタナ宮崎さんの奥様で詩人さゆりさんのご厚意で絵を譲っていただけることになり、展示しているゆかるひブックカフェに取りに伺いました。

すると店内には金色にキラキラ光る飾りをつけたパキラが。

あ~ クリスマスだもんねえ・・・

「それ、オオゴマダラのさなぎよ!預かってるの」とカフェオーナーの道子さん。

 

ええっ!!!金色のさなぎなんて見たの初めて!!!

よーく見ると蝶の元のようなものが中に入っています。琥珀色の化石のような不思議な存在感。一同でじーっと見入ってしまいました。

さなぎはそれぞれ好みの葉っぱの裏にしっかりくっついて、飛び立つ時を待っています。

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新年1月10日11時に糸満市沖縄平和祈念公園(島守の塔)にて平和の魂、オオゴマダラを100頭飛ばすイベントもあるそうです。

南西諸島にしか生息しないオオゴマダラ那覇市の市蝶。羽を広げると13~15センチにもなり、いっせいに飛び立つ様子は壮観でしょうね。

 

2010年に62歳の若さで亡くなったサンタナさん。

譲られた絵のタイトルは「My lovely island」。沖縄愛がカラフルに溢れていて、塞ぎがちなコロナの日々、元気がもらえて拝みたくなるような絵です。

学校で絵を学ばず、独自の表現を貫き、アメリカに移り住んだ後はフォークアートのジャンルで評価されました。

サンタナの絵を多くの人に見てもらいたい」とさゆりさん。いただいた絵を大切に、このブログも含めて訪れる方々にご紹介したいと思います。

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