ユニークな表現手法で人気の沖縄出身の写真家・石川真生さんの写真展「大琉球写真絵巻2020」が台風の中、9月1日から始まります。その開催準備のお手伝いに行ってきました。
年1回開催している同シリーズのパート7。今回は宮古島、石垣島、与那国島で撮影した写真が3分の2を占めているそうです。3島では自衛隊基地やその建設に反対する人々を撮影。島民の日々の生活の様子も真生流の切り取り方で捉えています。
絵巻形式の写真ひとつひとつに解説がつけられ、じっくりと読んでいくと、今まで知らなかった沖縄の歴史が見えてきます。薩摩藩に侵攻され辛酸をなめた琉球政府ですが、その前は与那国などに重税を課し、住民虐待をしていたとか。いつの時代も、庶民の敵は権力者なのですね。
米軍統治下の沖縄に生まれ育ち、沖縄の人々や基地問題などを撮り続けてきた真生さん。今は病を得ているそうで、ちょっとお辛そうなご様子でしたが、写真の迫力には圧倒されます。
展示会は9月1日から同6日まで那覇市久茂地の那覇市民ギャラリーで開催。
期間中は毎日午後2時から石川さんのギャラリートーク予定←これ面白そう
入場料は千円、高校生以下は無料。
問い合わせは同ギャラリー(電話)098(867)7663。