神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

激しさと共に生きる島

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雨期は電線工事が多い


今日、台風9号が発生しました。週末に沖縄を直撃しそうです。

東京で生活していた頃は、台風情報を聞いてからしばらく時間的猶予がありましたが、沖縄ではリードタイムが短いのであたふたします。

予定変更を余儀なくされ、一切の活動が停止。そこは慣れたもので、ウチナンチュ―は警戒警報が出るとサッサと会社や学校を休みにします。もたもた迷わないのが良いですね。

 

台風でなくても豪雨や強風、雷が多いので、電線などの傷みも多いのでしょう、修理をしている人をよく見かけます。

極端に変わりやすい亜熱帯気候。多くの住民が巻き込まれた壮絶な沖縄戦。その後の米軍や日本政府との長い闘い。日本一の貧困。増える被虐待児数。あらゆる辛酸を経験し、霊的なカルマが今も残る、恐ろしくも神聖な島・・・。良くも悪くも激しい気質の土地柄であると感じます。

 

小さな島のコミュニティで暮らさざるとえないせいか、生粋のウチナンチュ―は目立つことを嫌う横並び志向が強いという分析があります。だから昇給や昇格で抜きんでることを断ったり、友人が進級できないと一緒に落第したり大学を辞めたりすることもあるそうです。

辺野古基地建設反対運動や起業をしたりあえて「目立つ」道を選ぶウチナンチュ―は島を出て日本や外国に学び、異文化を経験してリターンしている人が多いようです。