神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

無人道主義の洗脳番組:オリンピック

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戦争で興奮、不安で興奮。疲れてませんか?

先月末の台風6号は沖縄周辺を半回転したため、なんと3日間も家に閉じ込められた人が多かったようです。15年住んでいるけど、こんなに長い台風は初めて、という近所の人の声も。

食料が尽きかけてきたので、少々焦りました。島なので本土からの物資輸送も滞りましたから、普段から若干の備蓄は必要。でも、沖縄は台風で停電も多いので、冷蔵庫が使えなくなることもあり、冷蔵品には頼りにくいです。

 

外出できないこともあり、見たくもないオリンピックを見させられた人も多いのではないでしょうか。沖縄はテレビのチャンネル数も少ないですし、番組といえば闘争心を煽り、他人を蹴落とすマインドを育成するオリンピック関連ばかり。これが四十九日も続くのかと思うとうんざりしています。オリンピックは18歳以下の子どもに見せてはいけない番組です。

「100分で名著」「こころの時代」など数少ない教養番組が見事に姿を消し、思考停止の闘志と安っぽい感動押しつけのオリンピック番組ばかりだ~とぼやく人も。

 

私も今年はサッカーの試合なるものをじっくり拝見してみたのですが、あまりに酷い「戦争状態」にびっくりしました。人を突き飛ばす、転ばす、怪我させる、罵るは当たり前。大袈裟な痛みの演技、策略も当たり前の無人道状態ですね。

オリンピック憲章では、「スポーツを通じて若者を教育することにより、平和でよりよい世界の構築に貢献する」としていますが、そもそも勝ち負けを問うスポーツを通じたら軍事教育しかできないでしょう。だって、人の突き飛ばし方とか蹴落とし方とかを習得しないと勝てないわけですから。そうやって勝ち上がると褒め称えられる仕組みですから。

https://www.joc.or.jp/olympism/charter/pdf/olympiccharter2020.pdf

なんでこんな矛盾したことをやっているんだろ?誰も平和目的でスポーツなんかしてないことをハッキリ認めた方がいいのではないか。

なんでこんな矛盾を見させられて喜んで「応援」なんかしているんだろ?「観戦」つまり「戦争を観ること」が好きだと正直に認めたらどうでしょうか?

 

江戸時代にはスポーツなんか無いが、日本人は平和で健康だった、と知人が言ってました。

平和と戦争が共存するわけはありません。その矛盾が我々にストレスを強い、ますます自分を鈍感に追い込む。看板と実態の混沌の中に生きているので、ぐちゃぐちゃな泥沼が普通の状態、何が真実か訳わからない状態になっています。

 

その中で、久保建英君は徹底してビジネスライクな印象。戦乱の世で自分の使命を生きる「ヴァガヴァッドギータ―」のアルジュナのように感じてしまったのですが、思い入れしすぎかな?