神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

医療保護でなく医療虐待

クーガ芋 ナイチャーが食べると食中毒を起こすことも

今週のお題「30万円あったら」

テーブルと椅子をグレードアップして買い替えたいかな、と思う。

が、ひねくれ者なので「30万円なかったら」と考えてしまう。

なくてもどうってことはないのである。今使っているものをペイントしたり、陶器の破片を貼り付けたりして、自由にオリジナルな一点ものを作ることだってできるのである。むしろ、その作品の方が30万円以上の価値があるのではないかと思う。

なんか、ほんとに作りたくなってきた・・・。

 

自由に考えること、自由で在ることは人間の基本的な権利。

その権利を簡単に奪える恐ろしい仕組みがある。精神病院へ人を送りこむ「医療措置入院」と「医療保護入院」である。

本人の意思に関係なく、「医療措置入院」は都道府県知事の権限で強制され、「医療保護入院」は家族の同意(悪意も含む)によって強制される。

驚くことに、一旦入院させられると、そこは鉄格子の中である。誰と面会するか、いつ面会するかをはじめとして、退院についても医師の一存によって決められる。家族や本人がいくら懇願しても、医師が拒めば一生入院生活となることもあるのだ。

 

入院費は一か月一人当たり100万円以上。そんな高額医療費をぼったくりながら、八王子市滝山病院など患者への暴行事件があとを絶たない。

精神病院は常駐医師の数も一般病棟にくらべて少なくてすみ、患者の支払い能力がなくても、病院を住所にして生活保護受給者にすれば、我々の税金を原資とする公的保険でカバーする。

刑務所でもないのに本人の意思が効力を持たず、長期滞在患者が増えるほど儲かる仕組みだから、日本では世界でダントツに何十年にも渡る精神病入院患者が多いのだ。

 

なぜ、こんな人権を無視する仕組みが放置されているのか。人を閉じ込めるのに裁判手続きも必要なく、便利でお手軽なので、おそらく政府としても残しておきたいのだろう。

現在、任意入院は6割、保護入院は4割、措置入院は1%以下といわれる。が、政府にとって邪魔な人々・・・昔はハンセン病患者を警官が羽交い絞めにして病院に連れ去ったことなどを思い出すが・・・反政府的な人々や浮浪者、知的障害者などを一掃するのに使い勝手がよいのだろうと思う。

NHKが滝山病院特集番組をやっていたそうだが、「精神病者をもっと地域で受け入れることが大切」とか相変わらず頓珍漢なことを言って、「医療措置」「医療保護」には絶対に触れず、視聴者からを真の問題を逸らす意図を感じる。

地域なんか、とっくに崩壊しているのだ。法改正の方が先だろう。

 

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