安富歩の動画「日本近代史講座~丑三大学付属コロナ廃スクール」を視聴しています。まだNo3までしかチェックしてませんが、歴史なのに(?)新しい発見が次々出てきて、凄く面白いのでご紹介します。
https://www.youtube.com/watch?v=_QcjxpZdtDg
なんと、為政者が「民主主義」システムを取り入れたのは、戦争に勝つためだったそうです。フランス革命前は、戦争は王様が雇ったプロの傭兵によって行われていました。つまり、ビジネスライクなサラリーマン傭兵ですね。
しかし革命でナポレオンが「自由」を掲げて民衆を募ったところ、熱狂的な大群が大軍になり、数で傭兵部隊に圧勝。素人軍隊なので引き際もわからず、狂ったように死ぬまで戦ったからでしょう(プロなら死ぬまで戦いません。お互い、冷静に引き際を見定めます)。
これを見た各国、日本も、大急ぎで国民国家を作ろうとします。「民主主義」の国を守るという大義名分を仕立て、士族をなくして国民を平等にする代わりに徴兵制を強いたのです。これで大量の兵士を調達できますからね。
「民主主義」は人道的なシステムの完成形として信じられてきたと思いますが(私ももちろん信者でしたが)あれれ~!ですよね。でもこのポイントをおさえておくと、いろいろなことが腑に落ちます。
学校はなぜいつまでも軍隊式なのか。号令とか規律重視とか、国が許可した教科書しか使えないとか。女子のセーラー服は水兵服だし、男子の詰襟は下士官の制服を取り入れています。
テレビは何でどこも同じ口調で、断片的なニュースしか流さないのか。コメンテーターは政府に都合のいい人ばかり。先日の都知事選でも、まともに各候補者の討論会を用意したり、政策をじっくりと比較検討するような番組はなかったようです。結果、いつもテレビに出る人だけに有利に働きましたね。
コマーシャルも都合のよい価値観を押し付け、同調圧力を強いて、考える力が奪われそうなものばかりだし、意図を見抜かずボーッと見てると、まじ洗脳されそう。
戦争は為政者が領土を広げ、資源を奪い、一番儲かる商売です。今は一応「人道的」な社会のフリをしているので、わかりやすい戦争はしにくい。だから戦争の代わりに、企業という体裁をとって、人や動物、天然資源を食いものにするようになりました。過剰な原発、過剰なマンション、過剰な食品添加物、過剰な延命治療、過剰な薬品投与、過剰な労働といった経済戦争ですね。過剰に作り、過剰に売りつけ、過剰に汚染する。精神的にも肉体的にも人を傷つけ、経済戦争被災者を生み出しています。めったに即死はしないけど、いつの間にか脳死状態にさせられてる人のなんと多いことか。
本州は大雨で大変ですが、沖縄は炎天下の毎日。暑いから面倒!ではなく、暑いから頭の血のめぐりが良くなるんだ!と言い聞かせて、考える日々を続けようと思います。
追記:「民主主義」という概念・理想を否定するものではありません。が、我々の社会は民主主義の目指す方向とまったく逆なのはなぜか、民主主義であるはずなのになぜ息苦しいのか、と考えていたときに、そもそも為政者は理想に燃えて民主主義を取り入れたわけではなく、戦争主義を民主主義と言い替えて収奪に利用していたことがわかり、自分の思い込みに気づいてスッキリというかビックリしたんですよね。
安富歩は東大東洋文化研究所教授。東大に行っても安富さんの授業は受けられないそうですから(隔離されてるのかな?本当のことを教えちゃうから)毎日テレビで見れたらいいのですが、マスゴミは絶対に呼ばないでしょう。