神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

健康なのに、健康診断?

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よく調教されたオキゴンドウとイルカを見るとなんか哀しい

一般的な水族館と同様、沖縄海洋博公園のイルカたちも毎朝、全頭体温検査をしているそうです。お尻に体温計を刺して直腸の温度を測るそうですが、痛くないのか・・・?日課だから慣れちゃったのかな。

 

人間も自治体や企業から健康診断を促され、健康で特に問題ないのに検査が習慣となっています。以前、血圧が上が140くらいの時があり、すぐに治療を開始した方がいいと言われたことがあります。「え?たった140だよ?しかもふらつきも頭痛もないのに。血圧基準値が年々下がってるのも作為的でおかしい」と思い、降圧剤は飲みませんでした。その後こまめに自分でチェックし、155まで上がったこともありましたが、今は130前後で安定しています。

 

図書館で近藤誠・和田秀樹著「やってはいけない健康診断」という本があったので、読んでみました。健診で判断の元とされる「正常値」は平均値に標準偏差の何倍かを加えた程度のおおざっぱなもので、年齢差も男女差も無視したものが殆ど。

 

本来、体は各人の体格・体質に合った適正血圧や適性コレステロール値を保とうとしているのに、薬で無理に平均値に近づけようとするとかえって病気になるという内容でした。確かに、健康状態は人それぞれですよね。マツコはあの体格でも何の問題もないそうですし。

 

欧米では健診を行っても寿命が延びるというデータがないため、健診そのものが存在しません。日本ではなぜこれほど強制的に健診が行われているのか。

厚労省天下り先である製薬企業、企業から献金をもらう医学界の三密が、大量捕獲方式で客を増やす「呼ぼう(予防)健診」でウハウハだからやめられないのです。

 

特に健診で最も危ないのがレントゲンやCT検査による被爆。英国やオーストラリアでの調査ではたった一度のCTでも脳腫瘍や白血病が増えることがわかっています。

健診のレントゲン検査は妊娠やアレルギーを理由に断ることも可能です。歯科でのレントゲン検査も、その必要性を十分に歯科医に確認してから決めた方がよいです。患者の被爆なんかお構いなしに、とりあえず撮る医院が多いですから。

 

患者の心配性につけこんで無用の手術や薬を押し付ける罠もあるそうです。がんの9割は手術や抗がん剤治療をしない方がラクに長生きできると近藤誠は述べています。まあ、そうでしょうね(すべてのがんについて治療不要としているわけではありません。)

 

「老年医学界」にしても高齢者の最適血圧や薬の最適な使い方など基本的なことについて大規模調査を一度もしてないそうです。まともに調査したら降圧剤で多数の死者が出ていることが明らかになるからでしょう。

それにしても医学界や官僚・製薬企業のモラルの低下にはびっくりです。製薬企業ではデータの捏造も日常茶飯事らしい。人を食い物にして利益追求しているわけですから、これはある種、戦争ですね。(もちろん、勉強熱心に治療に当たる医師もいますが、疑いもなく薬づけの「標準医療」を行っている医師が多いようです)

 

まずは医者や薬依存症を治すこと。で、自分の体の声に耳を傾け、日頃から運動・食事・睡眠・ストレスを自身で管理し、自分の体と親しく詳しくなること、つまり自分の体の専門家になることが大事かなと思いました。