神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

ソクラテスVSヨギ

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            神のようなジュゴン           美ら海水族館


パラマハンサ・ヨガナンダ著「あるヨギの自叙伝」を感無量で読み終わりました。

世間はキリスト生誕で賑わっていますが、キリストもヨギ(神と合一する人)の一人とすれば、この世には多くの名もないキリストが多数存在しているのだと思われます。

 

西洋哲学の欠陥も言い当てています。

ソクラテスとヒンズー賢者が出会ったときの会話。

賢者がソクラテスに彼の哲学の領域を尋ねました。

「人間の現象を究明することです」とソクラテス

「神の現象について何も知らない人間に、どうして人間の現象の究明ができましょう」と賢者は笑い出しました。

 

西洋哲学の中心的命題は「人間よ、汝自身を知れ」ですが、インド哲学は「人間よ、汝の本質を知れ」。

人間の推理力には限界があります。現象界同様、心も絶えず流動しており、それによって究極不変のものを捕えることはできないといいます。

 

「知的満足は究極の目標ではない。神を探求する者こそ、不変の真理を真に愛するものである。それ以外はすべて相対的知識である」とソクラテスもバッサリ切る。

いや~ あのソクラテス様をやっつけるとは!

恐るべしインド哲学。久々に凄い本に出会いました。

ここでいう「神」とは宇宙原理とか命とか存在、といった意味です。

 

あるヨギの自叙伝

あるヨギの自叙伝

 

 

 

 

オオゴマダラツリーでXmas

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画家サンタナ宮崎さんの奥様で詩人さゆりさんのご厚意で絵を譲っていただけることになり、展示しているゆかるひブックカフェに取りに伺いました。

すると店内には金色にキラキラ光る飾りをつけたパキラが。

あ~ クリスマスだもんねえ・・・

「それ、オオゴマダラのさなぎよ!預かってるの」とカフェオーナーの道子さん。

 

ええっ!!!金色のさなぎなんて見たの初めて!!!

よーく見ると蝶の元のようなものが中に入っています。琥珀色の化石のような不思議な存在感。一同でじーっと見入ってしまいました。

さなぎはそれぞれ好みの葉っぱの裏にしっかりくっついて、飛び立つ時を待っています。

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新年1月10日11時に糸満市沖縄平和祈念公園(島守の塔)にて平和の魂、オオゴマダラを100頭飛ばすイベントもあるそうです。

南西諸島にしか生息しないオオゴマダラ那覇市の市蝶。羽を広げると13~15センチにもなり、いっせいに飛び立つ様子は壮観でしょうね。

 

2010年に62歳の若さで亡くなったサンタナさん。

譲られた絵のタイトルは「My lovely island」。沖縄愛がカラフルに溢れていて、塞ぎがちなコロナの日々、元気がもらえて拝みたくなるような絵です。

学校で絵を学ばず、独自の表現を貫き、アメリカに移り住んだ後はフォークアートのジャンルで評価されました。

サンタナの絵を多くの人に見てもらいたい」とさゆりさん。いただいた絵を大切に、このブログも含めて訪れる方々にご紹介したいと思います。

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米軍訓練場跡地で放射性廃棄物発見

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              国頭では自衛隊も見かけます


沖縄県国頭村(くにがみそん)にあるやんばるの森、米軍北部訓練場跡地からコバルト60を含む電子部品や未使用の銃弾が発見されました。金属製の容器に入っていて、コンクリートで固められていたそうです。

 

日米地位協定では返還に際して米国側に原状回復の義務はないとされ、地権者に返還する際に沖縄防衛局が1年かけて「支障除去」を行ったそうです。が、4000ヘクタールもの山林を調査するのに年月も人手も足りないでしょう。

日米地位協定も日本をバカにした酷い内容ですが、防衛局も沖縄をバカにしてるとしか思えません。琉球新報の取材に対して15日時点で回答もないそうです。

 

世界自然遺産の候補地となっているやんばるの森ですが、放射性廃棄物の処理場になっていたとは。賃貸住宅の退去時だってクリーニング、原状回復が当たり前なのに!!

 

1970年12月20日はコザ暴動の日。米軍人が沖縄人を車で轢いたことをきっかけに、それまでのアメリカの圧政や人権侵害に対して県民の怒りが爆発し、コザで暴動を起こしました。が、50年たっても相変わらずアメリカは住宅地の真上でも平気で戦闘機を飛ばすなど県民を人間とも思ってないし、日本も沖縄イジメに加担。50年前より今の方が酷くなってるね、とコザ暴動を体験したウチナンチュのおじさんが言っていました。

 

 

古民家で沖縄そば

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昔ながらの沖縄気分が味わえる古民家食堂や古民家カフェがあちこちに。

素朴な手作り感、癒し感が古民家好きにはたまりません。

 

首里では登録有形文化財にもなっている「しむじょう」という沖縄そば店が人気のようです。

仏壇のある畳敷きの室内からは庭が楽しめ、屋外には首里の街並みが一望できるテラス席も。

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ランチセット 

そばの味付けは観光客向けなせいか濃いめで、あんまり沖縄っぽくないなと思いましたが、琉球石灰岩のアプローチや密林のような庭が素敵です。

雰囲気を味わうお店だと思いますが、ひっきりなしに観光客が訪れるので、時間帯をずらすとよいかもしれません。

 

戦前から支那そばをルーツをもつ沖縄そば

蕎麦粉を一切使わず小麦粉でつくる沖縄そばは「そば」とは呼べない、と公正取引委員会から文句をつけられたので、沖縄製麺協同組合が何度も交渉したところ、1978年10月17日にやっと名称使用が認められました。

10月17日は「沖縄そばの日」になっています。

 

 

 

 

「あるヨギの自叙伝」で頭痛を治す

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頭痛ってニャに?


私は頭痛持ち。

肩が凝っても頭痛、胃の消化が悪くても頭痛、気圧が下がっても頭痛、嫌なことを頑張っても頭痛、ストレスが去った直後は頭痛、となんでも頭痛の種です。

 

先日も気温が激しく下がったついでに頭痛になり、起きられませんでした。食欲もなく、胃は空っぽなのにむかむかしていました。前日、整骨院でマッサージしてもらったものの、動画を観てもイライラするし、借りた本を読もうと思って手に取ったのがパラマハンサ・ヨガナンダ著「あるヨギの自叙伝」。

 

これが大当たりの薬だったのです!

精神的偉人として世界で本物のヨガを教え活躍したヨガナンダ。その幼少時代、父母兄弟との思い出、彼を導いた師スワミ・スリ・ユクテスワの仰天エピソードなど、数々の興味深い話が満載です。

ヨガナンダが横道にそれながらも修行を積み、着実に真摯に成長していく姿を観ていると、まるで彼の隣で一緒に歩いているような気分になってくるのです。

一つ一つのエピソードが奇跡であり、この本に出会ったことも奇跡と思えました。そして、ヨガナンダの奇跡にあずかり、これを読み始めた私も奇跡的に頭痛が治まったような気がします。

 

ヨガとは「神との合一」という意味。体を動かす形式ヨガがスポーツジムなどで一般に普及していますが、ヨガ実践の本来の目的が達成されているとは思えません。ほとんどのヨガインストラクターも、ヨガナンダの本を読んだこともなさそうです。

 

優れたヨギは、ある超自然的方法によって、他人の病を自分の肉体のうえに引き受けることができるそうです。弟子の急速な進化を促すために、弟子の好ましくないカルマの大部分を進んで自分の身に引き受けることもあるそうです。

エスも多くの人々の罪の贖いを身をもって示されました。ヨガナンダによると、イエスもまた一人の中東に現れたヨギだそうなのです。ヨギだとすれば、水の上を歩くことだってお茶の子さいさいですよね。インドには物理法則に囚われない超人ヨギが多数存在していますから。

 

物理法則のみが原因でない病の場合、魂の病の場合、良書を選んで読むのがお勧めです。

そういえば、以前、突然、原因不明の精神不安定状態に陥ったとき、精神科ではなく、カウンセラーでもなく、池田晶子著「14歳からの哲学」を読んでいつのまにか回復したことを思い出しました。 

あるヨギの自叙伝

あるヨギの自叙伝

 

 

 

 

 

 

14歳からの哲学 考えるための教科書

14歳からの哲学 考えるための教科書

  • 作者:池田 晶子
  • 発売日: 2003/03/20
  • メディア: 単行本
 

 

 

 

 

孔子廟(こうしびょう)と論語

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沖縄は昔からの交易で、中国とのつながりがとても深いです。

約600年前から300年間にわたり、中国から琉球に渡来してきた人たちは「久米三十六姓」と呼ばれ、その人たちの居住区が現在の那覇にある「久米村(クニンダ)」でした。「クニンダンチュ(久米村人)」と呼ばれ、外交、政治、教育、文化面で大きな役割を果たしたそうです。

 

久米にある孔子廟は、約2500年前の儒学の祖、孔子を祀る廟で、クニンダンチュの末裔団体が管理しています。約340年前、琉球王国時代に建立されましたが、沖縄十・十空襲で建物、像、蔵書などすべて焼失。現在の孔子廟は再建されたものです。

 

孔子といえば「論語」。

儒学を体系的にまとめたもので、「目上を敬え」とか「礼を重んじよ」など道徳を盲目的に指示する面白くもないものと思っていました。

その思い込みをひっくり返してくれたのが東大教授、安富歩さん。「生きるための論語」「超訳論語」などの著者です。

 

小人とは学習回路が閉じている人。開いている人が君子。

「忠」とは目上や他人というより、自分の良心に忠実であること。

意外や意外、論語は古臭いお説教ではなく、現代に通じるアバンギャルドなテキストだったのです。誰を通訳に選ぶかって、ホント大事ですね~。

 

 

生きるための論語 (ちくま新書)

生きるための論語 (ちくま新書)

  • 作者:歩, 安冨
  • 発売日: 2012/04/01
  • メディア: 新書
 

 

ドラッカーと論語

ドラッカーと論語

 

 

 

老子の教え あるがままに生きる

老子の教え あるがままに生きる

 

 

 

 

 

 

 

原発ゴミ屋NUMOに狙われる沖縄

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「なは市民の友」は那覇市の広報誌です。

毎月、市内ほぼ全世帯のポストに配布されるようです。

12月号の表紙は路面電車の写真。「え!?路面電車ができるの?」

次の見開きページには将来のざっくりした公共交通ネットワーク図が。

 

沖縄では通勤通学に利用される交通手段は自家用車が一番多く、那覇市でも公共交通の利用は2割以下だそうです。市内や周辺の交通渋滞は毎日うんざりするほどで、住民のかなりの経済的損失ですから、次世代型路面電車LRTができれば本当に助かる人が多いのではないでしょうか。車が必要な街から、公共交通が便利な街に変われます。

 

しかし次の次のページを開けてびっくり!

高レベル放射性廃棄物の最終処分に関する対話型全国説明会の広告が!!

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よーく小さい字を読むと、スポンサーは経産省資源エネルギー庁原子力発電環境整備機構。NUMOなんてわけのわからない名称じゃなくて、原発ゴミ屋と呼べばわかりやすい。産廃業者なんだから。

因みに原発ゴミ屋のHPを調べてみると

  • 中期事業目標

【文献調査の受入れの実現と円滑な実施を目指す対話活動】

だそうです。

あわよくば沖縄県民を言いくるめて放射能のゴミを捨てようとしてますね。

広報誌に広告料を払って那覇市に取り入り、処分場に手を上げてくれたらLRT計画にも協力金出しますよ~なんて餌を撒いているかもしれません。

なにしろ原発ゴミ屋の拠出金収入は231億2300万円、積立金払い戻しが100億1100万円もあるんですから。広報活動費はなんと年間16億800万円。(2020年度予算より)

拠出金て何?

これだけで村がいくつか買えそうですが、我々の馬鹿高い電気代に拠出金代が上乗せされてぼったくられてるそうです。

 

最終処分事業に必要な費用は、原子力発電所等の運転実績に応じた金額を、毎年、拠出金という形で、電力会社等からNUMOへ納付されています。この拠出金については、電力会社を通じて、電気料金の一部として、お客さまにご負担いただいています。

拠出金の納付は、「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律(※)」が施行された2000年度より開始されました。2019年度の拠出金額は、311億円、累計で10,563億円となっています。

原発ゴミ屋自称NUMOのHPより)

 

拠出金累計1兆円。自治体を買収するための軍資金ですね。これだけお金があったら、別のクリーンエネルギー会社を作っておつりがきますが、利権があるから原発屋はやめられない、止まらない。

それにしても、沖縄までゴミを捨てにくるとはびっくりです。

どこの自治体にも断られたら海にでも捨てるんでしょうか。つまり、産廃業者の不法投棄の政府版ですね。

 

 

 

フェイクニュースの見分け方(新潮新書)
 

 

 

沖縄県公文書館

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琉球赤瓦が優雅な建築


南風原はえばる)町にある沖縄県公文書館に行ってみました。

所蔵資料展「1945年 沖縄は戦場だった」が12月27日まで開催中です(入場無料)。

 

「ありったけの地獄を集めた」とされる沖縄戦では、日米両軍・一般住民合わせて20万人が命を落としました。その惨状写真や証言、作戦計画、指令文、捕虜尋問のための日本語テキスト、米軍による戦艦大和の無線傍受記録など貴重な資料が展示されています。

が、館内はガラーンとして受付の人すら席を外している模様。観光客もここまでは来ないのでしょうが、県民でも訪れる人が少ないようです。

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日本軍の自決の道連れにされ、一命を取りとめた子ども。首の包帯が痛々しい。

 

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空爆されて煙が上がる1944年10月の那覇


展示室の横に大きな講堂があり、脇には洒落たラウンジもありますが、最近使われた形跡がなさそう。立派な講堂は収蔵物の修復作業室に転用されているようでした。

You Tuber や芸能人のイベントにはドッサリ人が殺到しますが、こういう歴史・社会科系の来場はどこもサッパリのようで、人々の関心の行く末が心配になります。

 

展示の仕方も問題点はあるかもしれません。もう少し広いスペースをとり、一般市民向けに説明も簡潔に読みやすく、わかりやすく並べる工夫があってもよいと思いました。

 

公文書館には閲覧室があり、検索用パソコンや映像資料を見るミニシアター、複写サービス(有料)もあります。が、現在新コロ対策で事前予約制となっています。

 

決定版 写真記録 沖縄戦

決定版 写真記録 沖縄戦

  • 作者:大田 昌秀 編
  • 発売日: 2014/04/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

縄文の秘力 0ゼロ フォース

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「万物はすべてが中心なる力による統一体だ」


千賀一生著「0ゼロ フォース」に出会いました!

1万年を超える奇跡的調和社会を築いた、縄文時代の謎を解き明かすファンタジー本です。読むだけで何か悟れる本と言ってよいでしょう。

 

時代を遡るほど人類は互いに争い、旧石器時代には至るところで殺傷された人骨が見つかっていました。戦いに明け暮れる人類史の中で、縄文遺跡からは武器が発見されていません。長期的な平和社会を実現した縄文は、どうやって成立したのでしょうか。

 

著者はこの時代の円形ストーンサークルに惹きつけられ、その中央空間に集落のすべての力が結集していると感じます。意識を集中し、無の中心に入っていくと、その無の極点で無限大に解放されたかのような変化が。まるでビッグバンのような、エネルギーの軸のようなものが成立しているのです。それこそ、「柱」(古来、日本人は神を一柱、二柱と数えますよね)。

 

著者は見えないはずのものや未来のビジョンを見る人で、トンデモ本と言ってしまえばそれまでなのですが、現代のように軸(中心)を失った空間に生きる我々が簡単に外界の力に流され、エゴに依存するという指摘は納得せざるをえません。

 

縄文の叡智が語ります。

「すべての思想的支配は、本質では、中心力(フォース)の喪失から生まれる。不統一空間にあるあなた方の世界では、常にその中心ならざる中心、すなわち権力なるものが生じている。正しく見える正義こそが、あなた方をその力に引き込んでいる。真理というものは、善悪二元論を超えた統一次元にしかないのだ」

 

「社会の変革は、たった一点の空間の成立から始まる。その一点を確固たるものにするには時が必要だ。まだ時は満たされていない」

お金のために人類が騙し合い殺し合うこの野蛮な時代の果てに、再び縄文のような理想郷が訪れるのでしょうか・・・。

 

「人類は本来、宇宙そのものと共鳴し合う力をもっている。先天音は、その共鳴がもたらす音なのだ。我々縄文人は、先天音主体に言葉を用いていた。あなた方は記号的にのみ言葉を用いるために、先天音への感覚を失っている」

確かに、今、私たちの言葉は意味を失っていますね。

人々は自粛して建前しか話さないし、政治家は嘘をつくし、コマーシャルは詐欺、というのが当たり前になっている異常な社会。生きた言葉からフォースをもらうのではなく、ただ記号としての言葉を消費しているだけなのです。そうして、私たちは生きる力をどんどん失っているのではないでしょうか。

 

大和言葉の原型を話していたといわれる縄文人。「HI」(陽・日・火)や「MA」(間)など現代の言葉につながる符合についての解説にもびっくり仰天の一冊です。

 

0(ゼロ)フォース 1(私)が∞(超私)となる神域(ゾーン)の実在

0(ゼロ)フォース 1(私)が∞(超私)となる神域(ゾーン)の実在

  • 作者:千賀 一生
  • 発売日: 2020/08/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

 

隠れウツ

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鬱ってな~に?


ここ数年、断続的に頭痛や首のハリ、食欲不振が続いています。

不摂生や加齢のせいかなあと思っていましたが、「それ、鬱(ウツ)かもよ」と勧められてコミックを読みました。田中圭一著「うつヌケ」です。

 

うつトンネルを抜けた人たち十数人に取材した構成になっており、大槻ケンヂまついなつき内田樹など、有名人もうつに苦しんでいた様子。一般的な体調不良と思い込み、自分がうつと気づいていない人も多いそうです。

「こうしてうつを抜けました」というパターンが具体的な事例として多数紹介されているので、今、うつや原因不明の体調不良に悩んでいる方にとっては、ヒントになるのではないでしょうか。

 

うつ病は「これ以上無理してはいけない」という体が発するサイン。例えば、自分に合わない職場で無理して頑張る、嫌な人と無理してつきあう→うまくいかず自分を嫌いになる→嫌われた体や脳は心に対して反抗する→疲労や不安、不眠といった症状が現れるそうです。

解決法はシンプルに自分を好きになること。田中さんの場合、朝、潜在意識に入りやすい起き抜けに、「僕は自分が好き」といったアファメーション(ポジティブな自己暗示)を3週間続けたら、気持ちが晴々してきたそうです。

激しい気温差、ホルモンバランス、胃の調子、血行、体温などもうつリターンの引き金になるそうで、参考になりました。

 

「自粛しろ」「自己責任だろ」「人に迷惑かけるな」「おまえが悪い」「働かざる者食うべからず」といった圧力がまかり通るこの国で生きている以上、うつ病罹患率はかなり高いのではないでしょうか。

 

 

バランスシートで検証するMMT理論

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子どもの幸せが無上の喜び


簿記の勉強はしたものの、せいぜい経理の使いッ走りしかできないなあ。かといって、使わなければ忘れてしまいそうだし、あまり役に立たないかも・・・と思っていたところ、面白い動画を見つけました。

最近、巷で話題のMMTの仕組みについて、バランスシートを使って説明しています。

www.youtube.com

自国通貨を発行できる国は財政破綻(デフォルト)しない。

国債はいくら増やしても国の借金にならない。

逆に税収を増やすと(増税すると)国力が落ちる。お金が民間から政府へ移動するだけだから。

 

今まで常識として刷り込まれていた、国債をばらまく→国の借金が増える→国民から税収が必要というループが大嘘だということが、簿記をちょっと習ったことのある人ならよーくわかるようにできています。

 

それにしてもなぜ財務省はお金が無い、無いというのでしょうか。お金(国債)をばらまいても実は問題ない→財布の紐はきつく管理しなくていい→財務省は用無し、という自らの権威の失墜、利権の喪失が怖いのでしょう。

そして、絶対に国民を裕福に幸せにしたくないのでしょう。宗主国から馬鹿にされ、奴隷扱いされてる政府・財務省。不幸な人は皆の不幸を無上の喜びとします。

 

GAFAという虫

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虫に食われて葉っぱを失った街路樹


沖映通りを歩いていたら、歩道に小さい白い芋虫がウヨウヨ。

街路樹を見上げると、芋虫がたくさんぶら下がっています。こんもりしていた葉っぱはいっせいに虫に食べられ、木はすっかりスカスカの状態に。

翌日には自治体の害虫班が出動し、枝葉を切り落として駆除していました。

虫に最適な気候の沖縄。鳥も食べ残すほどの大発生にびっくり。以来、木の下を通るときは芋虫が降ってこないか注意しています。

 

新コロの影響で沖縄経済も虫食い状態、枯れ死寸前ですが、よくよく考えてみるとウイルスが直接我々の生活を蝕んでいるわけではありません。新コロ対策を大義名分として、自粛しろ~、家にいろ~、人と口きくな~という号令が出され、その結果、解雇されたり、人とのつながりが絶たれ、家でネット生活するように仕向けられているわけです。

 

この間、誰が一番ウハウハ儲かっているでしょうか。

GAFAgoogle,apple,facebook,amazon)と呼ばれるIT大手4社です。国のGDPを超えるほど巨大化したGAFA。しかし、彼らはまともに法人税を払わず、年間何兆円も合法的(?)に脱税しているのが国際的に問題になっていますね。

そのうえ、新コロで生活困窮者をどんどん増やす→税金を財源とするベーシックインカムを導入しやすくする→家でゴロゴロするネット依存症の廃人(GAFAの顧客)を増やし、さらに儲ける→GAFAが牛耳る世界帝国が仕上がるそうです。

これこそ、我々を食い荒らす、「本物の害虫」ではないでしょうか。

私は廃人じゃない、という人も、すでにSNSという時間泥棒に何百時間も人生を盗まれているのに気づいていないだけかもしれません。

戦争も「進化」しています。現代の戦争はスマートに、それと気づかれないうちに始まっていると思います。新コロ兵器説もありますしね。

www.youtube.com

 

 岡崎直子さんは害虫の繁殖・実害について、わかりやすく説明されていて興味深いです。

 

 

 

 

 

酔っ払いの木が満開

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沖縄は鮮やかな花が絶えません


11月末の那覇はまだ暖かく、紫外線も強く、与儀小学校横の街路樹、トックリキワタのピンクの花が満開です。この木は成長すると、幹の中ほどが酔っ払いの腹のように膨れてくることから、酔っ払いの木と呼ばれているそうです。

 

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昨日はジュンク堂で起業セミナーをやっていました。講師は「あなたの起業は絶対成功する」著者の坂本憲彦さん。

成功の秘訣は、お金になるより、好きな対象を選ぶこと。孫正義氏も起業に当たって、「50年続けて飽きないかどうか」を考慮したそうです。人生観とマッチしていないと、儲かっていても仕事はだんだん辛くなる。また、儲からないときにモチベーションが続かない。

これ、仕事選びだけでなく、いろんなことに言えますよね。住まい選び、学校選び、友達選び・・・様々なことに応用できるなと思いました。我慢したり、人に合わせて自分を犠牲にしていると、幸福感を得ることは難しい。

 

自分の好きなことはなかなか商売にならないと思いこんでいる人が多いそうですが、収益にならなさそうなことを収益にしていくのが起業家。まずはリサーチして、自分のアイデアを人に直接話して反応を見ていくこと、意見をもらうことも大事だそうです。30人に1人でも受け入れてくれるなら、ビジネスチャンスはあるそうです。

 

イデアを思考でブラッシュアップし、計画し、行動に移す。自分の時間を何に使うかということは、命をどこに使うかということ。酔っぱらっているうちに人生が終わりになりませんように。

 

 

6つの不安がなくなればあなたの起業は絶対成功する

6つの不安がなくなればあなたの起業は絶対成功する

  • 作者:坂本 憲彦
  • 発売日: 2017/12/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画:矢臼別(やうすべつ)物語

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一見、お寺っぽくない長谷寺。住職は元弁護士さん


昨日は糸満長谷寺で山本洋子監督「矢臼別物語」の上映会がありました。

沖縄同様、米軍や自衛隊と睨み合う北海道のドキュメンタリーです。

 

北海道の東端、根釧台地にある自衛隊の日本一広い矢臼別演習場。戦後、開拓者が苦労のすえに開拓した土地を自衛隊が買収したものですが、「自分たちで切り開いた土地だ。ここにいたい」と土地を売らずに住み続けたのが川瀬氾二さん一家でした。今まで通りに暮らし続けることが憲法の平和的生存権を体現するという、平和的な闘いです。

 

川瀬さんを慕い、近所に移り住む家族も現れました。川瀬さんが亡くなっても、支援の輪は根釧の人々だけでなく全国に広がり、演習場のど真ん中で行われる平和盆踊りを中心として、半世紀を経てなお毎年、子供から若者、お年寄りまで多世代の人々が集まってきているのです。

 

平和運動、反対運動といった市民運動は時とともにマンネリ化してメンバーも固定され、新陳代謝も悪く尻すぼみになりがちですが、この矢臼別の活動はなぜこれほど長年にわたって多くの人を惹きつけるのか。

それは、この活動が政治的な闘いに終始し参加者を疲弊させて終わるのではなく、人間的な交流の場、コミュニティとして多くの人に居場所や元気を供給しているパワースポットとして機能しているからだと思いました。

 

自衛隊と米軍の合同演習や一般道の戦車走行の監視など、夜を徹する仕事で大変ですが、矢臼別の皆さんは不思議とイキイキ活動されています。「(追跡するのは)面白いよ」と言っていたおじさんが印象的でした。

そう、楽しくなきゃ続きませんよね。平和運動は学校や老人施設より、現代や真の歴史を学べるし、街コンより個性的でイケてる人と知り合えて刺激的なんじゃないでしょうか。

 

 

 

ウイルスみたいな人間

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シーサーみたいな猫


11月15日は日本商工会議所商業簿記の試験でした。

一夜漬けじゃなく一週間漬けだったので、疲労が溜まっていたのでしょう。試験中は肩がバリバリ、終了後にはハイになって街中をほっつき歩き、翌日から腰痛、頭痛、ムカつきで三日間ぶっ倒れていたのでした。

 

目も開かないし、起きれないし、食べれないし、気分悪くて死にそうだし、このまま治らなかったらどうしよう・・・と案じながら悶々鬱々としていたところ、ふと、そうか、あとは死ぬのを待つだけかー。という考えがやってきました。そしたら、重石が取れて、気分がラク~になったんですね。あきらめる=明らかに眺めるってことでしょうか。

死なないようにジタバタ頑張らなくていいんだ、しかるべき時に死は必ず迎えに来てくれるんだから。もしかしたら、私にとって死はサイコーに楽チンな状態かもしれないし。死んだことないから(記憶がないから)わからないけど。

 

ざっくり言うと人間は物質と電子(情報)でできてるそうで、死んだら物質は地球に還り、電子は宇宙に拡散するらしいです。電子情報としての自分はいつまでも存在するわけですね。次に寄生する人間を狙う、コロナウイルスみたいな存在なのかもしれませんね!?

www.youtube.com

この動画のばんだなさんはじめ、どこのどなたか存じませんが、最近、悟り人が多く、コンテンツの充実した素晴らしい動画が続々アップされていて、ネット世界の豊穣と広がりを感じます。

 

死とは何か さて死んだのは誰なのか

死とは何か さて死んだのは誰なのか

  • 作者:池田 晶子
  • 発売日: 2009/04/04
  • メディア: 単行本