近所を散歩していると、庭先や街路樹、道端に見たこともない珍しい木や草花を見つけます。
街路樹が、なんか白い大きな毛玉のようなものをつけているなあと思ったら、実が破裂して中の綿がモコモコに露出していたのでした。これはトックリキワタという南米原産の木で、11~12月頃に大振りのピンクの花をつけます。その後、大きな実になり、割れて綿が飛び出すのですね。綿はクッションや枕に利用できるそうです。
また、真っ赤なユリのような大きな花を見かけたので調べてみたらアマリリスでした。実物のアマリリスって初めて見ました。この時期、沖縄の花々は原色が増え、カラフルです。
パイナップルも一個一個、こんな風にできるんですね。開いた葉の上に乗っかるように。パイナップルの甲羅みたいなトゲトゲの一個一個が花になるそうです。パイナップルを買ってきたら、実の上にある葉の株を切り落として挿し木にして増やせます。実がなるまで3年くらいかかるそうですが。
こんなふうにユニークな個性的な奇天烈な草木に囲まれてると、ちょっとくらい羽目を外した人がいても、変てこな人がいても、十人十色、あまり気にならない風土になるのかなあと思いました。でも、最近の沖縄は企業も人もカルチャーも本土に買収されて、独自色が失われていくように感じます。