神の島 琉球RYUKYU

豊かで不思議な沖縄の「今」をお伝えします the journal about rich and mysterious Okinawa today

2021-01-01から1年間の記事一覧

スパイスカレーの店「コフタ」

シンプルな外観 読谷村(よみたんそん)の米軍基地トリイステーション近くにある「コフタ」は、港川外人住宅を改装したカレー店。 本日のカレーから1種、2種、3種が選べ、懐石料理のように丁寧に調理されたプレートが楽しめます。ダルスープも一口サイズです…

占領されたトゥマイグシク

奇岩が生き物に見えます 渡具知城(トゥマイグシク)は読谷村の泊城公園内にある観光スポットです。海に面し600年前に造られた城跡で、迫力のある奇岩が残っています。 ビーチへの道を降りていくと、3月ですが暖かい休日でしたので、泳いでいる人、魚を釣る…

「あなたも私もいない」

俺はどっちでもいい タオル屋の猫店長 輪廻転生の記事を書いたばかりですが、そういうおまえは存在しないのだという本を読みました。リック・リンチツ著「あなたも私もいない」です。 医師であるリンチツが影響を受けたサティヤム・ナディーンという元麻薬中…

「前世療法」

熱愛中 同じ猫なのに、なぜか前からの知り合いのようにすぐに仲良くなる子もいれば、これといった理由もないけれど、なんとなく相性の悪い子もいます。初めて行った場所なのに落ち着ける街もあれば、なんとなく居心地の悪い街もあります。 そんな不思議な感…

「感染症社会―アフターコロナの生政治」

今年の海開きは大丈夫かな 那覇 波の上ビーチ 沖縄の新コロ陽性者数は十数名。全国ワースト3位だそうです。特に那覇は人口密集地ですからね。 緊急事態宣言は飲食店や小売業従事者を苦しめるだけで、生活苦による自殺、無理心中による死者数も毎日報道するべ…

マインドフルネスはいかがなものか

仏教国スリランカでも人々は拠り所を失っているらしい 最近流行りのマインドフルネス。 沖縄県立博物館でマインドフルネスで健康講座があったので行ってみました。 講師はスリランカ出身、沖縄大学名誉教授のディリープ・チャンドララールさんと広島大学大学…

ネパール料理店「シティマート」

(※2024年現在、このお店は閉店しています) 東京・大久保ネパール街に匹敵する美味しいネパール料理店が無いなあと諦めていたところ、見つけました。那覇・泊港近くの「シティマート」です。ダルスープ用につぶした緑豆やひよこ豆、フェヌグリークなどスパ…

「すばらしい新世界」

国際通りのすぐ裏にこんな世界が (亀甲墓) オルダス・ハクスリーは今まで読んだことがなかったのですが、「すばらしい新世界」を勧められて読みました。 まったく予備知識なく冒険物語かしらと思って手に取ったら、条件反射的教育で管理される階級社会とい…

「能はこんなに面白い!」

琉球舞踊も観る機会が減りました 内田樹の借りたかった本が貸し出し中でしたので、彼と観世清和との対談集「能はこんなに面白い!」を読んでみました。能は以前観たことがありますが、何がいいんだかイマイチわからなかったので。 世阿弥が立ち上げ、約700年…

遺骨収集ハンガーストライキ

県庁前広場を通りかかったら、具志堅隆松さんが戦没者の遺骨をめぐってハンガーストライキをしていました。 辺野古新米軍基地建設は県民投票で「NO!」が突きつけられたにもかかわらず、埋め立てが始まっています。なんと、そのための土砂は糸満から八重瀬に…

映画「バルタザール どこへ行く」

銀ちゃん どこへ行く ロベール・ブレッソン監督の古い映画がかかっているので、観に行きました。1964年の「バルタザール どこへ行く」です。 生まれたばかりのロバをもらい、可愛がる少女マリー。ロバにバルタザールと名付け、マリーは世話を焼きます。それ…

「SUPER LOVE」

ぽかぽか青空 今、那覇はお天気がよいと半袖で過ごせる陽気。とても過ごしやすいシーズンです。 ランニングも散歩も気持ちよいので、スポーツ選手の合宿みたいに、寒冷地にお住まいの人も運動のために来沖もよいのではないでしょうか。 ベランダで読書も日課…

「魂の退社」

店番の仕事をしています リモートワーク続きで鬱病が増えているそうですが、コロナ禍の中で、働き方を考え直している方も多いのではないでしょうか。 稲垣えみ子著「魂の退社」を読みました。 大新聞社の論説委員、編集委員をつとめエリート人生まっしぐらだ…

ウイルスでできている人間

放射能による遺伝子変異か 沖縄の新コロ新規陽性者は毎日十数人に減りつつあります。 皆さん律義にきっちりマスクをつけておられるので、インフル感染もほとんど無いようですね。 ウイルスは生物ではなく、データを持っているタンパク質。ひとたび細胞に入り…

壺屋焼(つぼややき)

これも壺屋焼 沖縄を代表する壺屋焼は、どっしりとした重量感と暖か味が特徴。 この力強さは沖縄の土の持ち味によるところが大きいといわれます。古我地、喜瀬、安富祖、島尻など良質の粘土層があり、陶土に恵まれています。 ロクロや型おこし、ひねりなどの…

普通と戦う

普通の猫なんていません 先日ご紹介した「かみさまは小学5年生」のすみれさんが「かみさまは中学1年生」という本を出していました。胎内の赤ちゃんたちとのトーク集です。 赤ちゃんは「この人の子になりたい」と願ってお母さんを選んで生まれてくるそうです…

映画「羊飼いと風船」

わたしも妊娠中 チベット映画「羊飼いと風船」を観ました。 神秘の地チベット。その大草原で羊飼いをする貧しい一家の物語です。 信仰篤い素朴で穏やかな生活の中にも近代化の波は押し寄せ、バイクが馬に代わったり、中国の一人っ子政策で子だくさんの家庭は…

映画「ミッドナイト・ファミリー」

猫店長はいい商売!? 桜坂劇場は会員になると招待券とか割引があり、お得に映画が見れます。 メジャーな娯楽作品より、マイナーだけど貴重な作品が多く上映されています。 メキシコのドキュメンタリー映画「ミッドナイト・ファミリー」もそのひとつ。 人口9…

神経症から回復する森田理論

滝行する人はいるのかな 比地大滝 おもろまちにある、なは市民協同プラザではいろいろな市民講座や学習会が開かれています。 メンタルヘルスを応援するNPO法人「生活の発見会」による森田理論説明会に参加してみました。 神経症というほどではないけれど、漠…

「かみさまは小学5年生」

桜の花も何度も生まれ変わるのかな 胎内記憶をテーマとするドキュメンタリー映画「かみさまとのやくそく」が話題になりました。 その「かみさまとのやくそく」に出演していたすみれちゃんは胎内記憶だけでなく、それ以前の記憶をもった少女です。「かみさま…

「龍体文字の奇跡」

映画「不食の時代」に出ていらした森美智代さんが「龍体文字の奇跡」という本を出版されていました。 難病を克服するために断食を取り入れ、今では一日青汁一杯で元気に活躍されている森さん。回復とともに霊感を得るようになり、神代文字のひとつである龍体…

言葉を瞑想する

沖縄の公園は冬でも緑 コロナ禍で外出しづらくなり、家に籠る時間が増えました。抑圧的な雰囲気が続く中、時々ワーッと駆け出したくなることがあります。 そこで、ランニングを始めました。 沖縄はこの冬とても暖かいので、走るにはちょうどいい感じ。10分…

「人間に可能な進化の心理学」

「時間を守りましょう」ってどのレベルの人向けかな P.D.ウスペンスキー著「人間に可能な進化の心理学」を読みました。 心理学とは、仮定や想像にもとづいて一般に考えられている人間を研究するものと、人間に可能な進化という観点から人間を研究するものと…

遺伝子組み換えワクチンは安全か

美ら海水族館は開館中 宮古島では、PCR検査に行くため車の渋滞が起きているそうです。 学校等で新コロ陽性者が発生し、小さな島がパニックのようです。 連日メディアではワクチンの世界的争奪戦について報道(?宣伝)されていますが、その安全性の検証につ…

寒緋桜の季節

沖縄では1月に桜が開花します。 寒緋(かんひ)桜という種類で、ピンク色が濃く、元気で可愛いイメージです。 ソメイヨシノも植えてみたところ、風土が合わないせいか根付かなかったそうです。 本部八重岳桜まつりなどが有名ですが、新コロ対策のため、今年…

時計と自然

今年1月の那覇は暖かく、今日も23度。半袖で過ごせるのが気持ちいい。 12月は雨続きで日照時間も例年の10%以下でしたが、お天気も落ち着いてきました。 この時期、雨天以外はランニングするのが日課になっています。 歯磨きのように、しないと気持ち悪くな…

映画「インサイドヘッド」

私にもプライドがあります 沖縄でも緊急事態宣言中。県立図書館では毎月アメリカ映画会を開催しており、今月は中止かなあと思っていたら、「やります」ということで観に行きました。 ディズニーのアニメ「インサイドヘッド」です。子ども向けと謳ってますが…

野良ではなく、野生動物

沖縄のアイドル、むぎ猫 沖縄は以前、野良猫が多かったし、人懐こくて、猫と住民がほのぼのと共存していたように思います。が、最近は野良猫に餌やり禁止をアピールするなど、行政だけでなく住民の厳しい目を感じます。避妊手術を終えた地域猫も野良猫扱いで…

拍子抜け「大海原のソングライン」

後ろ向きの三毛子 今年は年初から、コロナが原因でもなく講演会の直前キャンセルが続き、がっかりすることが多かったので、気を取り直すべく、桜坂劇場へ「大海原のソングライン」を観に行きました。 「5000年前、人々をつないだものは文字ではなく"音楽"だ…

おじさまが創る「くまカフェ」

ケーキをいただくなら、牧志の「くまカフェ」がおすすめ。 おじさま二人で運営されている小さなカフェですが、店内はクマのキャラクターでポップにデコレートされ、女子高生も喜びそうな造り。おじさまが趣味で集めたベアブリックが何百体も楽しめます。 ケ…